自律神経の問題と言われたら
今日は二十四節季の4番目、春分です。
暑さ寒さも彼岸まで、とはよく言ったものですが、最近の気温の日替わり具合には参っている方もいることでしょう。
特に春先に多いのは、首から上の症状です。ふらつき感、頭重感、目の渇き、耳鳴りなど・・・・
昨日のNHK「あさイチ」では、起立性低血圧、過敏性腸症候群、首コリによる症状の3つを取り上げていました。どれも原因は自律神経の不調。
まずはストレスの軽減。気温や気圧の変化は仕方ないとしても、環境の変化、睡眠不足、食事の仕方、物事のとらえ方といった、改善の余地あることは改善しましょう。
自律神経の束は、副交感神経が首の骨の際と仙骨、交感神経は背骨の際を通っています。
背骨をゆらゆらする手技は、固まった背骨を緩めて歪みを取り、自律神経の回復を狙ったものです。
鍼灸では、筋肉の緊張をとり、緩みすぎているところは引き締めるようにします。
ツボに現れる詰まりや弱りを取り除き、気の流れを整えること=自律神経のバランスを取ることになります。
ツボは経絡を通じて内臓に働きかけるので、内臓への自律神経をコントロールするような感じです。
首コリは頭重感やふらつき、だるさといった様々な症状を引き起こします。番組でやっていたセルフケアを紹介しておきます。
①頭の重みで首をそらせ、背もたれを倒す・・・肩甲骨を寄せてストレートネック予防
②肘回し・・・クロールと背泳ぎで背骨も動かせる
③頭の重みでゆっくり回す・・・首の力を抜いてゆっくり動かすことで、深い小さな筋肉のコリがほぐれます
頭の重みでストレッチする場所をわずかにずらしていくと、骨に近いところで、すごく痛い部分が見つかります。
普段、首が痛いと思うことはないのですが、お客様の言われる首痛の場所がわかりました。また施術に還元していきますね。
今日もいい1日を!