枚方の女性鍼灸・不妊・逆子ならレディース鍼灸リブレ(公式)

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院長コラム

胃バテを防ごう

今日は二十四節季の12番目大暑です。

梅雨明け猛暑、子ども達の夏休み対策、一気に負担増ですね。

まだ食欲不振にはなっていませんか?

かつて、夏バテといえば暑さで体力を消耗し、食欲が落ちてだるい状態を言いました。

しかし、現代のように冷房がどこにも完備されている状況下では、暑さだけが夏バテの原因ではありません。

現代の夏バテは、胃が疲弊する「胃バテ」が多いそうです。

冷房環境下で、冷えたお茶、ジュース、ビール、アイス等を摂り過ぎると胃が弱ります。

胃バテ

特に子どもや若者が家でごろごろしていたら要注意。

梅雨の湿度にやられた方、夏風邪やコロナになった方、なども早めに対策をしましょう。

また、高齢になると暑さで胃腸の運動が落ちます。

便秘や吐き気、お腹の不快感を伴う食欲不振があったら、腸閉塞の可能性があります。

早めに医療機関へ行ってくださいね。

◯胃バテの仕組み

胃は37℃で一番酵素、運動とも働きやすい

冷たい物の摂取で胃内の温度が下がる

胃酸や消化酵素の分泌低下

食べ物が胃の中に長く停滞、または消化不良

食欲不振、軟便

◯冷房下では体が冷えていく!

外から帰ると、水分はたくさん摂る

冷房下で汗をかけなくて体に水がたまる

体表にたまると、体に熱がこもったしんどさ
下半身にたまると、脚がむくみ上半身は暑い

口が渇いてさらに水分を摂りたくなるが、体が「濡れた服を着ているような状態」なので、冷えていく

血液循環が悪くなり、酸素や栄養が行き渡らない倦怠感

まず、予防!

冷たい物を摂るなら暑い場所で!

すぐに汗が出ることがポイントです。

涼しい場所では常温や温かい物を摂るように心がける。

冷たい物を摂ったあとは、温かいお茶やハーブティーで胃を休めましょう。

味噌汁にはアミノ酸が多くて疲労回復などが期待できます。

マグロ、カツオなど、ビタミンB1を含む食材

オクラはペクチンという胃を守る成分が豊富。

ペクチンを壊さないように、サッと熱湯をかけて、刻むことでペクチンが最大限に引き出せます。

運動は室内で、3分間ももをしっかり上げて足踏み(これ案外しんどいです)

30回スクワット、これは下で2秒静止(体調によっては椅子にすわってもいい)

最初はだるいですが、汗が出る頃にはスッキリして終われます。

鍼灸では、背中の脾兪、胃兪、腎兪、お腹の中脘、滑肉門、気海、関元、手足の合谷、足三里、陰陵泉、三陰交、などで胃を動かして、水を排出させます。

家では足三里の養生灸をしてもらいます。

今年も暑くなりそうです(>_<)

いつもより睡眠もとってくださいね!

 

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枚方公園駅前 レディース鍼灸リブレ院長

眼を守ろう

今日は二十四節気の11番目、小暑です。

最近の蒸し暑さで、頭痛とめまいが増えています。

除湿しながら脱水と睡眠不足にならないよう、予防しましょう。

体の中で最も酷使されている眼。

今日は眼の疲れの解消法、眼を守る生活習慣、食べ物を紹介します。

若い人でも眼精疲労やドライアイ、眼から来る頭痛、

40代くらいから老眼、かすみ眼、白内障、緑内障など、トラブルが出てきます。

その最大の原因は、眼への血流不足です。

眼を栄養しているのは、首の後を通る内頸動脈。

これが脳の中を栄養し、その分枝が眼動脈になります。

内頸動脈付近、首の後のツボに鍼すると、眼にズーンと響いたり、後で眼がスッキリしたりします。

アイマスク

眼精疲労は眼球を動かす筋肉の疲労もありますから、眼をホットマスクで10分程度温めてあげることも大切。

首の後に、眼球を動かすと連動する筋肉があり、そこに鍼するのも良いです。

ご自分でも、眼を縦に動かしたり横に動かしたりして首のツボを探し、ツボ押しするといいですよ。

ドライアイは、涙液の不足と思われがちですが、涙液が蒸発しないようにする油の膜の不足が多いです。

マイボーム腺という油膜の分泌器官が詰まるのは、

  • まつげ生え際の化粧の洗浄不足
  • 油が粘る生活習慣

です。

一般的に体液の粘りは、脂っこい食事、甘いもの食べすぎ、疲れ、脱水などで起こります。

つまりやすいマイボーム腺は、お湯でまつげの生え際を洗う、ホットマスクで解消してください。

ドライアイ

 

東洋医学では「肝は眼に開竅する」と言って、眼は肝のはたらきの影響を受けます。

イライラや焦り、気の張りなど肝火・肝陽上亢だと、眼が充血します。

また、肝血不足という血液ストック不足(今で言うフェリチン不足か)でも、眼が疲れます。

肝の調整には、太衝や合谷などを使います。

眼の栄養として有名なのは、

  • ブルーベリー(抗酸化物質アントシアニン)
  • オメガ3脂肪酸(サーモン・サバなどに含まれるDHA)
  • イチョウの葉(血流を増やす、加齢黄斑変性の予防)
  • クコの実(抗酸化物質ゼアキサンチンがドライアイに有効)
  • ニンジン(ビタミンA、βカロチン、ルテイン、ゼアキサンチンが豊富)

一番大事なのは、やはり睡眠。

「スマホを見ながら寝落ち」ダメって分かってるんだけどな~!という声が聞こえますw。

脳に浴びる電磁波を遮断する意味でも、眼を休ませる意味でも、スマホは置いて、紙の本を寝室へ持っていきましょう。

寝付きが悪い人は、「必ず眠くなる本」をチョイスして下さい。

眼の不調は「老化現象」とあきらめないで、精一杯、抵抗していきましょうね!

 

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枚方公園駅前 レディース鍼灸リブレ院長

梅雨の養生と鍼灸

今日は二十四節気の10番目、夏至です。

今年の梅雨の入りは遅いので、大雨にならないことを願います。

橋本浩一主編「東洋医学に学ぶ 四季の健康法」より抜粋+プチ解説

梅雨入りあたりは、一年で最も湿度が高くなる時期です。

湿度が高いと、体の水分代謝が悪くなり、むくみ・倦怠感・食欲不振が起こりやすくなります。

水分が停滞しやすい食べ物
→もち米(おかき類)、甘いもの、油濃いもの、消化の悪いもの、お酒、冷たいもの

梅雨は「脾」の季節

東洋医学では、胃腸の働き・食欲・水分代謝を「脾のはたらき」と考えます。

脾を強くするには、四肢(脚や腕)を動かすことがいいので、散歩や体操をしましょう。

梅雨に肌寒いと「寒湿の病」、蒸し暑いと「湿熱の病」というのが起きます。

それぞれ、自分が持っている体質と、外の気候が反応します。

最近言われる「天気痛」の中にも、自分の症状や痛みが「寒湿、湿熱」どちらで強く出るか、ちょっと気にかけてください。

舌の自己診断では、体内に「湿」があると舌がむくんで舌の外側に歯の型がつきます。

また、舌の苔はべっとりとして少し厚いです。

歯痕
普段、体が「冷えている」人は、舌の色が白っぽく、「熱がこもっている」人は赤みがあります。

舌の色は苔で見えにくいので、裏で判断するといいでしょう。

便は、「湿」によって軟便や下痢傾向になります。

これも「寒湿」ならば臭いのキツくない便、「湿熱」ならば臭いのキツい便となります。

一般に梅雨前半は「寒湿」傾向なので、体が冷えて循環が悪くなり、関節痛・腰痛・水虫などの皮膚病が起こりやすいです。

食養生では、胃腸の働きを上げるショウガ・ニラ、余分な水分を出すアズキ・ソラマメ・ジャガイモがおすすめです。

鍼灸では、湿に対して脾兪、胃兪、足三里、陰陵泉、冷えに対して腎兪、志室、胞肓、関元などを使います。

梅雨後半は「湿熱」傾向なので、リウマチなどの関節炎が悪化しやすく、熱中症や食中毒が増え、皮膚炎も悪化しやすいです。

リウマチ

食養生では、熱を冷ますキュウリ・瓜類・アズキ・生野菜などを食べましょう。

「むくみ、のぼせ、熱のこもり」を感じやすい方は、発汗後に皮膚を放置せず、拭いてさっぱりさせておくと、次の発汗が詰まらないために症状が予防できます。

鍼灸では、湿に対しては上記と同じ、熱に対して脊椎上、内庭、厲兌、手足の井穴(爪の横)などを使います。

どこのツボをどう使うかは、体質やツボの状態によります。

弱っているツボは補うように、盛り上がっているツボは取り除くように鍼灸をします。

安全なツボ押しは、「3秒かけてジワッと押し、3秒かけて力を抜く」これを20回くらい。

ツボ周辺へ温まる感覚や、スーッとする感覚が広がれば大成功です。

梅雨に体力を落とさないように養生し、盛夏に備えましょう!

 

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枚方公園駅前 レディース鍼灸リブレ院長

安全な便秘薬、怖い便秘薬

今日は二十四節気の9番目、芒種です。

ぼうしゅ=穀物の種まき、だそうです。

この辺りでは田植えがすんでいますが、昔の作物はゆっくり植えたのかな?

便秘の方は、長年薬に頼っていることが多いですが、自分の便秘の原因究明をしないで、漫然と薬を続けるのは危険です。

今日は便秘の一般論 → 薬の危険性について → 鍼灸で原因に迫る、という流れです。

季節的には湿気の増加につれて、お腹が緩くなる季節ですが、頑固な便秘の方もおられるかもしれません。

便秘

そもそも日本人は西洋人より、腸が長いです。

消化の悪い穀物食を、時間をかけて消化するためです。

食物繊維は、排便をスムーズにさせる効果があります。

現代は繊維不足と言われていますが、逆に取り過ぎても便が硬くなるため、注意が必要です。

  • 水溶性食物繊維・・・・糖質の吸収を抑え、コレステロールを低下させる
    海藻類、果物、いも類、ネバネバ野菜(オクラ、モロヘイヤなど)
  • 不溶性食物繊維・・・・便のかさを増やして、腸の動きを刺激し、腸内細菌を整える
    根菜類(ゴボウ、大根など)、豆類、キノコ類、穀類(おから、玄米など)

この両方をバランス良くとることが大事です。

薬局で買える便秘薬は、大腸の運動を活発にさせる「刺激性下剤」が多いです。

「アントラキノン系」はセンナ、ダイオウ、アロエなどの成分で、生薬だからと安心してませんか?

便秘薬を飲まないと出ない、だんだん量が増えている場合、「大腸黒皮症」という、大腸の細胞が死滅する状態になっているかもしれません。

便秘薬

漢方薬にしても、

  • 大黄甘草湯ダイオウカンゾウトウ・・・・常に便秘がち(陽明が塞がり、胃気が降りない)
  • 防風通聖散ボウフウツウショウサン・・・・高血圧・のぼせがあり、尿量も少ない(痰湿、湿熱)
  • 麻子仁丸マシニンガン・・・・コロコロ便(大腸燥熱)

なども長期常用すると大腸黒皮症を起こします。

薬の常用が心配な方は、「アントラキノン系」の薬から、

  • 「酸化マグネシウム」・・・・腸壁から水分を奪い、便を軟化する
  • 「ピコスルファートナトリウム製剤」・・・・便の水分吸収を抑える
  • 「腸の上皮機能変容薬」・・・・腸内の細胞膜に働きかけ、イオン交換で便を緩ませる(過敏性腸症候群の薬)

に変更できるか、医療機関へ行ってご相談下さい。

鍼灸的には、便秘は

  • 胃腸に熱や湿がこもった状態・・・・食べすぎ、飲み過ぎ、イライラなど
  • 胃腸の動きが悪い状態・・・・交感神経優位or 腸を動かすエネルギー不足
  • 体全体の水分不足・・・・高齢者、大病の後など

をタイプ別に直していきます。

食養生としては、上記に挙げた食物繊維と、夕飯に納豆・オリーブオイル

運動は、足踏み、体をひねって腸を動かす、四つんばいで腸の圧迫をとる

リラックスして、腸を動かす副交感神経を働かせる

薬の常用から、だんだん自力で出せるようになると、きっと爽快ですよ!

 

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枚方公園駅前 レディース鍼灸リブレ院長

触れあいのパワー

今日は二十四節気の8番目、小満です。

私事ですが、前回のお便りを送った日の午後、16歳の老犬を見送りました。

前半は親バカの話です。

クルミは2007年11月に私が臍の緒を切ったトイ・プードルです。

1匹目の男の子はうまく切れましたが、2匹目のクルミは少し引っ張ってしまい、出べそに。

親になったラムは、2匹の子犬を上手にお世話してくれました。

ずっとワンプロ(犬のプロレス)してた兄妹ですが、2ヶ月半くらいでお兄ちゃん犬は娘の友達がもらってくれました。

その家で、とても可愛がってもらいました。

dog

クルミは、散歩してると「子犬?」と聞かれるような、人なつこく落ち着きのない子でした。

14歳でみつかった病気は心臓弁膜症と腎不全。

老犬なので血圧を下げて、心臓と腎臓にかかる負担を減らすことにしましたが、薬が合わず、量を減らしても、漢方にしても体調が落ちます。

薬をあきらめて、食事療法と鍼灸パッチだけにしましたが、だんだん持ち直し、散歩に行けるくらい回復しました。

ここ半年くらいは、拍動が肋骨全体に響くほど強くなり、血流不全で毛が抜けて腕や脚は冷たく、脳や眼、耳も機能が衰えて、認知症状が出ました。

呼んでも違う方角を見るし、部屋のあちこちで頭をぶつけたり、隙間に挟まったりしてました。

犬のツボは、人間と基本的に一緒なので、棒灸と古代鍼という触れる鍼を使いました。

食欲が落ちたときは鍼灸して、少し食欲が出ます。

その頃、X(Twitter)で、愛犬を亡くした人が「できる限りの治療と、生活介助をして、快適に過ごせるように頑張ったけど、それよりも、もっと抱っこしておけばよかった」というポストを書いているのを見ました。

あーそうやった!と思い、それからはいっぱい抱っこしてやりました。

膝の上では食欲が出て、夜は家の中を歩き回ることができました。

心地よい感覚が、気を巡らせるのでしょうね。

GWには、孫達にも触ってもらい、賑やかに見送ることができました。

寝たきりになることもなく、息切れすることもなく、穏やかな最期でよかったです。

これって、人間の看病、介護も同じだと、つくづく思いました。

い、食事や着替えやお風呂など、どう快適に過ごしてもらうか、どこでお世話になるかというような環境整備について考えますが、弱った者にとっては、さすってもらったり、触れ合ったりする方が嬉しいのではないでしょうか?

触れ合い

コロナ禍以降、未だに施設や病院では、面会に何らかの制限がつくことが多いです。

短時間の面会時間に眠っていると、声もかけずに帰ってしまうこともあるでしょう。

でも体は反応するし、耳は聞こえています。

足をなでてあげるだけでもいい。

お腹のマッサージもとても気持ちいいものです。

入院してる父の足がとても冷たかった時、私は即席ホットタオルを作っていました。

しっかりしたビニール袋に乾いたタオルを入れ、持参した水筒のお湯を注いで作ります。

足やお腹や腰に当てると、「温かくて気持ちいい」と喜んでました。

体が弱り、気持ちが弱るほど、好物の差し入れより、背中や足をさすってもらいたい。

最後は、手当てだと思います。

介護業界にロボットやAIが入ったとしても、人間の触れあいだけは仕事として残るでしょう。

どうぞ、身近な方を見送るときに、心残りのないように、触れ合って下さいね。

 

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外反母趾の角度が変わった

今日は二十四節気の7番目、立夏です。

GWあたりから冷たいものが欲しくなりますが、冷蔵庫の水やお茶を常飲できるのは、「クラブで汗を流す中高生くらい」と思って下さいね!

さて、最近リブレにお越しの方はお気付きだと思いますが、セルフケア「笹川ひろひで先生の関節トレーニング」がマイブームです。

この先生の技術はコロナ禍以前に学んだことがあり、整体の一部に取り入れていたのですが、今年自分が膝を傷めてから、セルフケアの効果をあらためてすごいと感じました。

笹川先生は理学療法士さんで、自らを「筋肉オタク」と言われます。

関節トレーニングを考えられた頃は、毎晩模型を見ながら、一つ一つの筋肉の動きを考えていたそうです。

今はこの筋トレを広めるため、医師ともコラボされるYouTuberです。

たとえばこんな感じ。

https://youtu.be/_TaPRA68wsI?si=_lXpd_ZuxwQOTKod

体中には640もの筋肉があります。

そのうち、たった12個の筋肉へのアプローチで、体のバランスを直していきます。

1つの筋肉につき30秒で済む手軽さが、コツコツ苦手な私に最適でした。

私達にはそれぞれ動き方のクセがあり、よく使う筋肉と補助的に使う筋肉があります。

その結果、筋肉の強さにアンバランスが生じ、関節がねじれたり引っ張られたりして、痛みが発生します。

特にアスリートと年配者に、それが顕著になってきます。

よく使う筋肉(ガンバリ筋)が固くなり、補助的な筋肉(サボリ筋)が細くなっています。

普通の筋トレでは、協調するガンバリ筋とサボリ筋の両方を鍛えてしまいます。

関節トレーニングでは、サボリ筋だけを鍛えられるために、関節のバランスが取り戻せるという仕組みです。

だから、手のひらの向きや足の角度を調整することがキモです!

私は膝のために下半身のトレーニングをやってきましたが、途中から上半身のトレーニングも加える日や、オンラインヨガで全身のストレッチをやる日を作ると、さらに良い感じになってきました。

やはり、傷んだところから全身のバランスも狂うので、傷めている所だけやるよりも変化が早いと感じました。

そして、嬉しいおまけとして、外反母趾がマシになってきました~!

足首を支える筋肉のサボリ筋が鍛えられるため、足のアーチが上がってきたようです。

それまでに、整体的に親指のねじれを直したり、ピラティスの先生に教わった足指の踏みしめ方を練習したり、なども良かったと思います。

<関節トレーニングNGの場合>

  • 関節が炎症している時はやらない
  • 力を入れる前の段階で痛みが出る時や、翌日まで痛みが残る時は、違う方法に切り替える
    (動画には立ち姿勢、座り姿勢、寝る姿勢バージョンがあります)

<効果が上がるポイント>

  • 手足がつりそうになるのはいいこと!弱い筋肉によく効いているので、つるギリギリ手前まで力を入れる
  • 1回1回脱力すると、脳がリセットされて、新しい刺激となり強くなる
  • 目的の筋肉以外はできるだけ力を抜く
  • 最初にジワッと力を入れて、目的の筋肉に力が入るよう、肘や膝の角度を調整すると良い

最後に鍼灸だけで外反母趾を改善するには、肝と脾のバランスを調整します。

食べ過ぎや甘いもの冷たいものを控えて、心穏やかに過ごす。

筋肉的な事だけでなく、生活習慣や心の整えも幸せの基本ですね。

 

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中枢性感作って何?

今日は二十四節気の6番目、穀雨です。

2019~2020年の神経治療という医学雑誌掲載の論文です。

中枢性感作CS(ちゅうすうせいかんさ)とは、ここ15年くらいで定義されてきた言葉です。

簡単に言うと「症状が長引き、気にすれば気にするほど、神経の感じ方がキツくなる」ということです。

初めは違和感くらいの弱い刺激でも、短期間のうちに何度も繰り返されると、受け取る脊髄や脳への伝達途中で増幅され、痛みと感じるようになる。

軽い痛みが繰り返すと、神経はさらに過敏になり、耐えがたい痛みと中枢で判断する。

例としては

  • 慢性疼痛(偏頭痛、線維筋痛症、慢性腰痛、顎関節症など)
  • 過敏性大腸炎
  • 頻尿
  • 不眠症
  • 慢性疲労症候群
  • 化学物質過敏症
  • パニック症候群

などのように、実に幅広い。

腹痛

検査によって体の異常が認められる「病気」から、特に異常は認められないけど症状は出る「不定愁訴」まで、程度も様々。

この病態については、日常生活にどれだけ支障をきたしているか、という質問項目に回答する検査が行われる。

そして、CSと判断されたら、医療的な投薬などの処置やリハビリとともに、患者さんの思考を変えていくカウンセリングをしています。

  • 体にとって必要な感覚(体を守るため、炎症のおしらせetc)があることを知って、全ての痛みや違和感を怖れないようにする
  • 症状を感じたくない!と思うあまり、運動しすぎたり、かばいすぎたりしているかチェック
  • この症状は「自分で治すことができる」という事を知る

また、CSが起きやすいグループと起きにくいグループの差を調べた調査もあり、

  • 女性は男性に比べて、CSが起こりやすい
  • 運動習慣を持っている人ほど、CSは起きにくい
  • 周りに悩みを話せる人、頼れる人がいるほど、CSは起きにくい
  • 生きがいを持っている人ほど、CSは起きにくい
  • 慢性頭痛がある人は、CSを起こしやすい

電話

論文からの引用はここまでです。

つまりは、体の違和感から意識を離す機会をどれだけ持っているか、でしょうか。

恐怖を感じる時間を少なくして、脳内での神経回路のつなぎ替えをするイメージです。

ここからは私の個人的な見解ですが、CSの症状を持っている人は

  • 言葉や雰囲気に対する感受性が高い
  • 記憶力がものすごく良い
  • 責任感が強い

感受性が高いと、体に入ってくる情報量がのんびり屋さんの何倍もあって、疲れやすい。

脳内はいつも働いていて、交感神経優位になりがちです。

また、予約日時などをメモせずに覚えておられますし、その反面、「気にしない、忘れていく」ということが苦手です。

そして、「自分の役割を休むと迷惑がかかる」と強く思われるため、早く症状が消えてほしいと絶えず考えてしまう。

思い切って、海外で住んでみると良いですよ!

自分のことを知らない人ばかりの土地で、自由に空気を吸ってみる。

日本人がいかに真面目でキッチリしてるか、思い知らされます。

そして、だらしなくてワガママでもお互い様で、それを許し合って生きていける世界があります。

そのだらしなさに腹を立てているうちに、症状が消えている可能性が大です(笑)

こっちも生きて行くのに必死ですから。

鍼灸では、交感神経優位を鎮めるツボに鍼を置いて、自律神経のバランスを整えます。

セルフケアとしては、1日2回のマインドフルネス(いつもこれ!)、

自分をいたわる、ほめる、ねぎらう、さする、とにかく自分に優しくしましょうね。

 

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睡眠の質は睡眠の量で決まる?

今日は二十四節季の4番目、春分です。

春の陽気でウキウキしたところへ、寒の戻り・・・

調子を崩した方が多いのでは?

文藝春秋4月号、「がんばらない」などの著書でも有名な鎌田實ドクターの「睡眠障害を克服した鎌田式7ヵ条」という記事を読みました。

睡眠薬依存になりかけた先生が、廃薬された経験をもとに、睡眠への考察をされています。

内容は、今医学的に推奨されている事を、自分に合う形で実行されたものです。

睡眠

その7ヵ条とは

  1. 腸内環境を改善して、腸から脳を「良い睡眠」に導く
    → 発酵食品(チーズ・納豆など)と繊維の多いもの(海藻・キノコなど)を食べる
  2. 貯筋をする
    → 速歩とタンパク質摂取で筋肉を養い、リズム感のある運動でセロトニンを増やす
  3. トリプトファンを積極的に摂る
    → 幸せホルモンであるセロトニンの元になるアミノ酸(魚・肉・チーズ・バナナに多い)
  4. 朝食を摂る、朝日を浴びる
    → 朝タン(朝タンパク質を摂る)、朝日を浴びて体内時計を調整する
  5. 昼寝は30分まで
    → 寝過ぎないように、寝る前にコーヒーを飲むなど工夫する
  6. 寝るときに目や首を温める
    → ホットタオルなどで目や首を温めて副交感神経を刺激する、昼寝の時も活用
  7. 深部体温の上がり下がりを利用する
    → 寝る1時間半前にお風呂に浸かる、ホットミルクや夕食時に唐辛子を適度に摂る

寝る時間には、少し空腹を感じるくらいが、良い入眠につながる

いかがでしょうか?

私は割と生活に取り入れやすいなぁと感じました。

先生の7ヵ条には入っていませんが、先生は睡眠障害になられたときに、それまでの4時間半睡眠を7時間にされたそうです。

私は実はこれが、7ヵ条よりも重要ではないかと思っています。

日本はなぜか「無駄に忙しい」ので、6時間寝たら充分、みたいになっています。

でも、世界標準では7~8時間睡眠が普通です。

日本社会がなんとなくセカセカ、ギスギスしてるのは、日本人全体の睡眠不足かもしれません。

ギスギス

睡眠不足になると、「普通に動けるんだけど、何となくだるい」ので、ちょっとしたことが気に障ります。

辛抱がききません。

これは、赤ちゃんを育てたり、介護でたびたび夜起こされたり、夜勤をされてる方は、納得できると思います。

「しんどいんだから、これ以上面倒かけないで」という気持ちが出てしまい、人に優しくできないです。

「少ししんどい」は未病なので気付きにくいですが、朝のスッキリ感がないと思ったら、まず思い切って睡眠を1時間増やすことです。

「少ししんどい」を無視していると、体は気力で頑張るので、筋肉がこわばってきます。

睡眠に問題がある方は、背骨の際が固くなって、上向きで寝ると背中が浮いています。

背中をほぐすだけでは、すぐ戻ってしまい、体力を上げる施術が必要です。

また、6時間睡眠だと、入眠が遅くなると「あと5時間ちょっとしか寝られない」と思うので、よけいに夜中に目が覚めます。

7時間に設定すると、ちょっと眠りにくくても「まだ6時間以上眠れる」という安心感があって、夜中に起きることが減ります。

私の場合は、年取ったら眠りが浅くなるのは仕方ない、と思っていましたが、カゼをひいたタイミングで「今までと同じ仕事量では疲れているのだ」と認めて、少し早く寝ることにしました。

すると、眠りが深くなり、トイレに起きることが激減しました。

さらに、今まで6時間でもってたのが嘘のように、すぐに眠気を感じるようになりました。

変な気の張りが、緩んできた気がします。

これらの事から、「睡眠の質は、睡眠の量に比例する」と仮説を立ててます。

私よりも、もっともっと「気を張るのが当たり前」で生きてきて、自分の気の張りに気付かない人が、睡眠の問題を訴えられます。

そんな方には、鍼灸で気の張りに気付いてもらい、「鍼を置いている間に寝てしまえる体」になれば、家でもよく眠れるようになります。

余談ですが、コロナに罹ったあとに不眠になることがあります。

コロナは解熱したようにみえても、膈(横隔膜のあたり)に熱がこもっています。

その膈の熱が肺や気管に行くと咳が続き、胃に行くとムカムカになり、心に行くと不眠になります。

こんな症状は鍼灸の得意分野ですので、ご相談くださいね。

 

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枚方公園駅前 レディース鍼灸リブレ院長

鍼灸の新時代

今日は二十四節気の3番目、啓蟄です

先週末の寒の戻りはきつかったですね。

1ヶ月前に、娘さんから連絡をもらって、大事なママ友の死を知りました。

コロナ禍に入ってすぐの頃から、ガンの治療をしていたそうです。

1年前にはZOOM上で会ったことはありましたが、大病してるとは知らず、そのうち会えるだろうと思っていました。

快活な笑顔の彼女が思い出されます。

もう10年くらい前でしょうか、彼女が娘さんをリブレに連れてきたことがありました。

その時、「昨日見てもらった占い師さんは、髙橋さんが、あなたの命を助けてくれる人やって言うのよ」と笑っていた事を、私ははっきり覚えています。

彼女は忘れてしまったのか、コロナ禍で遠慮したのか、ガンと鍼灸は関係ないと思ったのか、今となっては確かめることができません。

でも、何か力になることはあったはずと残念でなりません。

ガンそのものを縮退できる名人もいますが、少なくとも鍼灸には、

  • 抗がん剤の副作用を緩和する
  • ガン治療に耐える体力を支える
  • ガンの痛みを緩和する

という力があります。

リブレを開業して数年の頃、何人かの末期の方を見せてもらってました。

そして軽い鍼やお灸で、食欲が出たり腹水や足のむくみが引いたりするのを、目の当たりにしました。

鍼灸

その時代から、ガンの緩和ケア病棟に鍼灸師が入っている大学病院はありましたが、今は医学部に鍼灸研究室が設けられ、ドクターとチームで鍼灸の効果を研究する時代になってきました。

積極的に研究している医学部は、東京大学、新潟大学、愛媛大学、北海道大学、順天堂大学などでしょうか。

NHKのフロンティアという番組で「東洋医学とは何か」をやってました。

ある意味、医学の最前線という位置づけであり、鍼灸のすごさに目覚めたドクター達が、どう医学的に解明し治療に活かそうか研究しているという内容です。

ドクター

たとえば、足三里というツボが、脳から迷走神経という内臓を支配する自律神経に作用し、免疫力を上げるとか、体中に炎症が起きる難病に、鍼灸で炎症を抑えるメカニズムを解明するとか。

また、旧人類のネアンデルタール人の歯石に漢方薬や含まれていた、イタリアのアルプス山脈でみつかった5300年前のアイスマンにツボを現す入れ墨があった、という内容もあり、鍼灸・漢方の歴史は、西洋医学の数百年と比べても非常に長いです。

痛みに関しては、「鍼灸の刺激が、どのように痛みレベルを下げるか」の8割くらい解明されている、とも言われています。

鍼灸の効果が、神経伝達物質やエネルギー交換など、科学的な用語で説明できるようになって、ヨーロッパではドクターの関心が爆上がりしているとか。

中国、朝鮮半島では、医学部で西洋医学と東洋医学を両方学び、それぞれ専攻を決めます。

そのため、病院内で連携が取れていて、「この薬で効かなければ、漢方薬の先生に引き継ぐよ」とか「手術のあとは、東洋医学で体力回復して」といった相互の紹介があります。

鍼灸師が「医学用語でドクターと話せるようになること」が求められる時代になってきました。

安産灸ネットワークでは、その精神でずっと学んできました。

ドクターと東洋医学が得意なことを組み合わせて、患者さんのパワーになれる時代はもうすぐですね!

 

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枚方公園駅前 レディース鍼灸リブレ院長

自律神経が乱れやすい季節

今日は二十四節気の2番目、雨水です。

2月に入り、立春とともに、花粉症・めまい・頭痛・耳鳴り・吐き気・咳など、首から上の症状が増えてきました。

東洋医学でいう「肝の季節」は、木や草花が芽吹くように「上に伸びる力」が強く、体の中から上に突き上げる症状が強く出ます。

自然とともに生きていた時代なら、冬ごもりしていた体を起こす力として、うまく働いていましたが、1年中活発に活動する現代では、「肝の亢進」で交感神経の働きがいっそう強くなり、不調の原因となります。

そもそも鍼灸の文化は、中国の皇帝や貴族を救うための医学だったので、現代病と同じく、美味しいものを食べすぎ、夜更かしをし、1年中頭脳労働中心だった人達の治療法が豊富です。

ねこ貴族

つまり、交感神経を緩める研究は得意分野です。

交感神経は「体の機能を戦闘モードにする神経」です。

野生動物に襲われないように、周囲に気を配るような緊張と不安。

襲ってくるものと戦う時の、筋肉の収縮、血圧上昇(血管の収縮)、心拍数を上げる、胃腸の働きを止める、身軽にするために便や尿を出す、などの反応。

ねこ柔道

これらの反応が過剰に起きると、

  • 体のどこかが緊張して眠れない
  • 外出すると不安に襲われる
  • 筋肉が固まりやすく、よく痛む
  • 高血圧、動悸
  • 食欲低下、ムカムカする
  • 過敏性腸症候群、頻尿

などの症状になります。

アレルギーは、逆の副交感神経が優位になって起きる症状ですが、鍼灸院に来られる方で「だらだらしすぎて具合が悪い」というようなパターンはなく、交感神経を使いすぎて働けなくなった結果、副交感神経優位になった、というパターンですから、やはり交感神経を緩めるのが正解になります。

2月に入ってから、鍼灸で体の力を抜いておいてから、整体をすることが増えました。

鍼灸のみで治療されている先生からは邪道と叱られそうですが(笑)、その方が関節の緩みが大きくて、施術者も受け手も負担が少ないです。

時間が許せば、最後に全身の気の調整をする鍼をします。

この頃はちょくちょく地震があるので、置鍼する時は、飛び起きた時に鍼が抜けてしまうくらい浅く刺しています。

気は体表近くを流れて、内臓にまで届く経絡を動いています。

近頃は神経や筋肉やホルモンで説明できる鍼灸、というのが流行りです。

医師と連携していくには、科学的な説明が求められるので、とても必要な研究です。

ただ、それとは別に、手当や気功など、目に見えないけど感じる「何か」があるのも事実。

私は、目に見えるものと目に見えない「気」を、両方扱う鍼灸が大好きです。

この季節のセルフケアとして、マインドフルネス呼吸をお勧めします。

10分でいいから、毎日やって、交感神経を緩めて寝る習慣を作りましょうね!

私のお気に入りを2つ挙げておきます。

https://youtu.be/Kn87usvVyho?si=fKKHmH7LVtSUouVv

https://youtu.be/mutYmdBBN8E?si=GQOvWRFltzaUjP1K

 

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