「体の癖、心の癖」その2
前回は、体の癖は何十年もかけて作ってきたから、治すのは「体を意識して使う習慣」を体に教えよう、という話でした。
心の癖はやっかいです。
自分の心の動きは、ほぼ無意識(これは体もいっしょか!)
大人になると、誰も指摘してくれない。
また注意されても、素直に受け入れられない。
下手すると、前世から引きずっている傾向性かも・・・
自分はどんな癖を持っているんだろう。
何かが起こった時、人に腹が立つ
何か言われるんじゃないかと不安になる
自分のせいで起きてしまったと後悔する
自分には関係ないと無視する(感情は引っかかってるのに)
今のことから、過去にあった嫌なことをフラッシュバックする
今のことから、未来の不幸の予測をする
それらは、本当の自分ではありません。
ただ日々起きてくることに、癖で反射的に反応し、感情に振り回されているだけ。
1日のうち、20分くらいスマホから離れて、心の点検をする習慣が必要です。
毎日、5分の筋トレを継続すると筋肉が付くように、心の筋トレも時間はかかります。
カウンセリングやセミナーに行って、自分を解放する気づきを得たとしても、
やはり自分の心の癖を直すトレーニングをしないと、元に戻ります。
まず自分のパターンを自覚しましょう。
一番多く出てくるマイナス感情は何か?
怒り(憎しみ)、怖れ(不安)、悲しみ、さみしさ(孤独)
コツはあまり細かく分類しないこと。
そのマイナス感情が出るきっかけは何か?
これも実はだいたいパターンがあります。
特定の単語だったり、目つきや態度だったり。
私の場合は、「それって普通は(常識的には)~でしょ」にいつもイラッとしてしまう。
そして、世間という見えない敵に、しなくていい戦いを挑んで疲れる(笑)
世間を持ち出す相手に、自分を認めさせたいんですね。
自分で自分を認める作業が、足りてない時の癖です。
元気な時は、「誰に認めてもらわなくても、自分が楽しかったらいいねん」と気にならないんだけどね。
年齢を重ねるほど、体は心のダメージの影響を受けます。
だから、体調をよくするために、いろんな事に取組むより、心を安定する方が早いことも多いです。
体に影響が出るほどのストレスは、身近な人から考えましょう。
感情を押し込めて、感じないふりをしても、体は正直です。
夫、子供、親、兄弟、それから職場、ご近所・・・・
問題がいつまでも解決しないときは
人を裁いていないか
人のせいにしていないか
人を変えようとしていないか
を点検します。
それに気がつきながらも、やめられない、止まらない!のは普通です。
でも気がつかないと、永遠にやり続けるので、「またやってる~」と気がついたら自分ほめ。
そして、できるだけ早く止める。
止められたら、また「よく止められたね」と自分ほめ。
他人の目で、自分に起きたことを見る。
スクリーンに映るように客観的に見る。
すると、ひどいと思っていた相手が「そうするしかなかったんだね」と許せるようになったり、
「お互いアホやなぁ」と笑ってしまったり。
もちろん、それも時間がかかります。
心の癖に気づき、人を許すとか、感情をコントロールするとかいうことは、生まれてきた課題でもあるから、一生かかってもいいやん、と思ってます。
メンタルが体調に直結する人は、心の点検をしやすいですね。
体が楽になるためには、不安、怒り、悲しみを早く捨てるしかないから。
この世では、生きにくい体だと自分を責めがちだけど、あの世に帰って困らない。
あの世は心が透けて見えるらしいから、人に見られて恥ずかしくない心境でいないとね。
その予習ができると思って、プラスに考えて下さいね。
心の癖に気づき、変な反射的反応をコントロールしようと心がけていれば、一生成長できます。
何かが起きたときに、解決の方法ばかり探すのでなく、「これは自分にとって、何を学べと言われているのか」と考えると、起きたことが必ずしも不幸ではなくなります。
宇宙が膨張し、成長し続けるように、私達の心も広がり続け、成長し続けましょう。
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