食養生の選び方
クリスマスからお正月とご馳走が続き、食べすぎてもうアカンとなっていませんか?
1月7日は七草粥の日、胃腸を休めましょうね。
巷には食養生の方法があふれていて、正直、どれを選んでいいのかわかりません。
メディアで紹介されるものは、学術的な論文に基づくものですが、論文はある食べ物の一面的な効用についての研究です。
例えば、コーヒーを1日3杯飲むと、心臓病にならないとかいうものです。
心臓病にはいいかもしれないけど、生理痛や頭痛にはダメとか、コーヒーで食欲が落ちる私には無理とか、トータルで考える必要があります。
結論から言うと、万人に良い「食養生」はないです。
なぜかというと、腸内細菌のタイプが各々違う、体温によって消化酵素の働き方が違う、生活習慣、今まで食べてきたものなど、個人差が大きいからです。
腸内細菌は、食習慣やストレスによっても変化していきます。
以前テレビで、果物だけ何年も食べている男性が出ていました。その人の腸内細菌は、果物からタンパク質を合成できるようになっていました!
草食動物が持っている酵素を獲得していたのです。
また、現代では玄米を消化できない人がふえているそうです。
だから、今の体に合った食養生を体に聞きながらすすめることが大事です。
特に不調がなければ、厚生労働省の出している食事バランスガイドや、和食中心の「まごわやさしい」を参考にしてください。
毎日バランスよく食べているつもりでも、案外、野菜もタンパク質も足りていないかも。
何かの健康法をやってみたい時は、1ヶ月くらい頑張ってやってみてください。
自分に合っていれば調子よくなります。
分からないときは、それをやめたときに調子が落ちるかどうかを見ましょう。
それよりも、「食物自体に力のあるものを選ぶ」ことです。
抗菌薬を食べさせられていない動物の肉や卵、農薬漬けでない米や野菜、食品添加物の入ってない食品を選びましょう。
完璧を目指すと、しんどくなります。あくまでもできる範囲で。
毎日食べる、米や調味料だけでも変える価値はありますよ。
また、知識として、日本は世界の中でも添加物天国で、1人あたり1年で10Kgも摂取していること、抗菌薬の使いすぎによって耐性菌が増えていること、農薬を使っている野菜は古くなったら黄色く枯れていかずにズルズルに溶けること、などを知ってください。
もうひとつは、「体が喜んでいるかどうかの感覚を磨く」です。
カゼをひきそうな時に、ミカンを食べたくなるのは、自然な要求ですよね。
ストレスで甘い物ばかり食べたくなる、という感覚とは少し違うと思います。
リラックスすると、本当の欲求がわかるようになってきます。
そして、少し意識するだけで、選ぶ食品は変わってきます。
東洋医学では、体質によって、食べた方がよいもの、あまり食べない方がよいものがあります。
「五行色体表」などを参考に、自分の体質を知っておくといいですね。
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枚方公園駅前 レディース鍼灸リブレ院長