かかと割れ~いつのまにか治っていてこの冬は割れなかった
かかと割れを主訴に鍼灸院へくる人はないです。
普通はフットケア専門店か皮膚科ですね。
でも他の主訴を治しているうちに、かかと割れも消失してたことがありました。
かかと割れの中には、水虫と同じ白癬菌が原因のこともあるので、一度は皮膚科で見てもらうことをおススメします。
でも保湿ケア以上の手だてがない場合は、鍼灸という選択肢があることも・・・・
かかと割れの原因は東洋医学的には瘀血と言われます。
一つは肌の表面まで血行が行き渡らない、毛細血管が細いか血流量不足。
もう一つは、疲れやストレスで皮膚のターンオーバーが悪くなり、角質が厚くなっていく。
だからかかと割れの対策は、虚実を見極めながら瘀血を除いていく作業になります。
かかと割れが治った方は、生理不順が主訴でした。
とても優しく細やかな気遣いができる方で、家庭でも職場でも気を張っておられます。
睡眠時にしっかりと気を緩められたらよかったのですが、頑張り屋さんなので、毎日夜中の2時くらいまで家の用事に追われ、
夜更かし状態でパタンと寝ていました。
その習慣のために寝不足が普通になって、生理周期が長くなってきていました。
でも体が弱るところまで進んでなくて、実証とよばれるしっかりした体でしたので、瘀血をもっぱら取っていくと、肌のくすみもなくなって、かかとの皮膚も薄くなりました。
生理はよほど疲れた月以外は順調です。
太陽光線器も一役かったのではと思います。
足の裏は、日光に当たる部分ではないので、太陽光線が当たると効果が高いと言われます。
太陽光線器は、皮膚面でビタミンDを作り、ターンオーバーを促しますし、血管を広げて血行を上げ、血管に溜まっている老廃物を運んでいきますので、お肌もツヤツヤ!
太陽光線器だけでもかかと割れを治した症例もあります。
ふと、自分のかかとをまともに見たことがないことに気づきました。こわっ!