月の満ち欠けとダイエット~新月の時のプチ断食は要注意!
ファスティング、プチ断食がじわじわブームです。
(健康な方以外は、医師の管理下で行ってください)
ブームになってくると、プラスの面ばかり強調されて、注意すべき点は見落としがちになるので気をつけましょう。
よほど体力に自信がない限り、プチ断食は新月前後をはずして行うのがいいと思います。
満月前後に行うよりも、疲労感が出ます。
東洋医学の陰陽で考えると、食べてエネルギー発散は陽、食べないでエネルギーを守るは陰です。
陰陽は常にバランスなので、月が満ちる期間は陽なので、少々食べなくても体はもつが、月が欠けてきて新月という陰の極みに食べないのは危険!ということです。
土用というと「夏の土用の丑の日」だけ「ウナギの日」として有名ですが、実は各季節の変わり目の2週間を土用と言います。
陰暦を使って生活していたころは、土用の期間だけ満腹食べてもよいとされてきました。
来たるべき季節の変化に備えて、体をつくる期間でした。
例えば冬の土用が終わると立春(2月4日)となり、春が始まります。
春の最初は春の気がだんだん満ちて陽気が増えます。
1ヵ月ちょっとで春の気は最高潮に達し、その後1ヵ月ちょっとで春の気は衰えていきます。
そして春の土用には陽気がなくなり、夏を迎える体つくりをし、立夏(5月初め)になります。
このように季節の気が増減するなかで、ダイエットをするなら、各季節の気が満ちてくる1ヵ月ちょっとの期間が楽です。
でも、普段は腹8分目で運動し、痩せてきた頃に土用の期間しっかり食べる、が理想なんです。