冷え症改善は秋から~三陰交で下がってくる気温に負けないバリアを
冬の真っただ中にこのタイトルでは「手遅れか?」と思われたでしょうか?
大丈夫です。
冷え切った今なら、施術によって体の温まってくる感じがよくわかるというものです。
今日は母校で、冷え症研究の第一人者、坂口俊二先生のセミナーでした。
坂口先生は20年以上、西洋医学にはない冷え症の概念を、医学界に訴え続けて、冷え症の定義と改善の科学的根拠を発表されてきました。
実験は施術室で週2回の三陰交のお灸と、セルフケアとして三陰交とその人の体質に合わせた1穴に円皮鍼を貼るだけ。
4週間で初回との変化をみます。
(↑出典:細見はりきゅう施術室のページ)
結果は冷えだけでなく、肩こり、イライラ、口の渇きの3項目が顕著に改善されました。
安産灸ネットワークでは、安産灸の説明で「子宮を温めることで、全身の血行がよくなり、肩こり、むくみ、不安感などが軽減しますよ」とお伝えするのですが、今日の講義は、全くそれを裏付ける内容でした。
このような地道な研究をしてくださるから、医師の世界にも冷え症や安産灸が知れ渡ってきたのです。
坂口先生に感謝!