寝返りすれば肩こりはない?~寝返りできないつらさ
子どもに肩こりがないのは、「寝返りを激しくするから」という説があります。
寝返りは背骨の詰まりをとって、筋肉をゆるめる作用をしているようです。
寝返りするのは睡眠が浅い時です。
ちゃんと寝返りできる時は睡眠が深くなったり浅くなったりの、リズムがうまくいっている証拠になります。
体のバランスの左右差ができると、いつも同じ方向を向いて寝ていたりします。
睡眠時は本来、自律神経の副交感神経が優位になるはずですが、ストレスで交感神経優位がとけないと、寝返りができなくなります。
そして、起きた時に「熟睡感がない」「体が固まっている」などの状態がおこります。
これらは、体や自律神経の不調から、寝返りできなくなっている例ですが、寝返りしたいのにできない状態もつらいものです。
たとえばお腹の手術をした夜。
最近は痛み止めをもらって、少しなら動かしてもいいようですが。
足の骨折では、筋肉が縮まないように牽引されるので、身動きがとれません。
網膜剥離の手術後は、うつ伏せで横に向いてもいけないそうです。
しかも2週間も!
それから内臓下垂(子宮脱など)の手術後も、癒着を防ぐため足を牽引するので寝返りできません。
本当に苦しいそうです。
自然な寝返りをしてもらうために、鍼灸で今日も交感神経優位の体を緩めます。