モダン・カンポウ
「やる気が出ないからツボを教えて」とメールしてくる友人がいます。
私は「やる気が出ない」がどうもわからなくて、答えられませんでした。
私にとって「やる気が出ない」は、”やりたくないことをしなければならない精神的なもの”であって、”やるべきことがあって、嫌いじゃない”のに「やる気が出ない」ってどゆこと?と思ってました。
この本に答えがありました。
「やりたいのにやる気が出ない」のは気虚だということ。
体を巡らせる気の不足によって、体も頭も動かない状態なのですね。
それなら、足三里とか気会にお灸をすればましになります。
(ただし体があまり熱化してないことが条件になりますが)
漢方薬をサプリメント感覚で使っていこう、という新見先生の考え方は好きです。
実は鍼灸もそんな感じで使ってほしい。
具合が悪いから病院へ行ったけど、特に問題ないと言われた、そんな「未病」段階の方こそ、漢方薬や鍼灸は早く結果を出せます。
日常生活がなんとか送れているということは、気虚の度合はほとんどないということですから。
上の図の③には鍼灸もいれてほしい。
そして、①②③の施術が効果を上げるかどうかは、④の生活改善にかかっています。
私がこのたびカゼをひいて治りが悪かった原因も、睡眠不足につきます。
いくら鍼しても漢方薬を飲んでも、その時だけしか効果がなかったのに、一晩ゆっくり寝たとたんに、今まで施した施術が全部効き始めたくらい、がらっと変わりましたから。
このピラミッド見てると、体の中に何も入れない施術法って鍼灸や気功くらい?
金属を刺したり、当てたり、火傷しない熱さのものを近づけたりするだけ。
それで体の状態が変わるって・・・・心霊現象と紙一重やん!
体と心は一体である、内臓には意識がある、と本気で信じている人種が鍼灸師なんですよね。
鍼灸師って頭おかしいんとちゃうか?と確かめたくなった方、ぜひリブレにおいでくださいませ!