枚方の女性鍼灸・不妊・逆子ならレディース鍼灸リブレ(公式)

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枚方公園駅前の女性鍼灸院、レディース鍼灸リブレ。不妊・妊活支援、マタニティ、産後骨盤矯正専門。頭痛、腰痛、坐骨神経痛、更年期等女性一般鍼灸や女性整体にも対応。

院長コラム

低気圧不調を乗り越えよう

すでに梅雨入りしたので、低気圧不調の対策について述べます。

普段でも「雨降り前が不調」という方は、暑さと湿気と低気圧のトリプルパンチです。

でも、今の季節を楽に過ごす体を作っておけば、台風シーズンを楽にやり過ごせますよ。

東京慈恵会医大付属病院の松下ドクターの記事を参考に、鍼灸の視点を入れてみました。

気圧が下がるときに、症状が出やすくなるのは、内耳にある気圧センサーと、全身の自律神経が連動しているから。

しかし、詳しいことはあまり分かっていません。

内耳リンパ

(興和株式会社ホームページより出典)

内耳の中にあるリンパの量が増えてむくみが生じると、めまいや難聴を引き起こしやすくなります。

またストレスや疲れ、睡眠不足で血流が悪くなると、リンパの巡りも悪くなります。

となると、ポイントは「リンパと自律神経」でしょうか。

低気圧不調は、頭痛、耳鳴り、めまい、倦怠感、抑うつ感などが多いですが、古傷が痛むとか、喘息などのアレルギー症状がキツくなることもあります。

ここで低気圧不調になりやすさをチェック

  • 時々めまいや耳鳴りがする
  • 汗が出にくい、のぼせやすい
  • 季節の変わり目が苦手
  • いつも首や肩がこっている
  • 冷え性で血圧が低め
  • やせ形で体力がない
  • デスクワーク中心の生活で、運動習慣がない
  • 日常的にストレスを感じている

いくつ当てはまりましたか?

根本的な改善を目指すなら、西洋医学的にも、運動・食事・睡眠!

目的は、血流をよくすることと自律神経を整えることです。

  • 朝の日光を浴びる
  • 朝食を摂る
  • 朝できれば早歩きウォーキング

これで朝の体をしっかり起こし、夜寝るためのホルモンを作ります。

  • 昼は良く噛んで腹八分目、胃腸の負担を減らす
  • 座ったまま15~20分昼寝する
  • 耳を引っ張ったり掴んだりマッサージする、顎を揺らす

活動で交感神経を使った分、副交感神経を呼び起こします。

耳回しストレッチ

(Wellness memoホームページより出典)

  • 寝る3時間前に食べ終わる
  • ぬるめのお風呂につかる
  • 寝る前にスマホを離し、リラックスタイムをとってから就寝する

こうしてみると、1日のほとんどが「良質の睡眠を取るための準備」になっていますよね。

日本は世界で最も睡眠時間の短い国の1つですから、これくらい睡眠に気合いを入れて丁度いいかもしれません。

鍼灸としては、

  • 水分代謝を上げるため、腎や脾の力を盛り立てる。
  • 血流を増やすために、気滞・水滞・瘀血を取り除く。
  • 血そのものを増やすため、脾や肝を盛り立てる。
  • 深く眠れるように、体の緊張を取る

などを、体質に合わせて施術します。

今症状が出ている場合は、週に1~2回、まずは1ヶ月頑張って来て下さいね!

 

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枚方公園駅前 レディース鍼灸リブレ院長

「梅雨前の食養生」~起きた時、お腹が空いてますか?~

気温も湿度も上がり、空気の質感が粘ってきましたね。

夏をうまく乗り切るには、今の時期に

  1. 良い睡眠が取れる体にすること
  2. 食養生すること(食べすぎ、甘いもの、油物を極力抑える)

この準備で、夏の体のだるさを避ける事ができます。

今回は食養生について、次回は睡眠についてお話します。

料理研究家の土井善晴先生は、あらゆる美味しいものを研究した結果、「日本人はご飯と具だくさんの汁物があればいい」という持論に至ったそうです。

一汁一菜

たまgoo! ホーム
ライフスタイル
食生活より

洋食や中華料理などは、食材に手をかけて、味や見た目で驚かせ、快楽を求める料理なんだそうです。

ワクワクと美味しい!という気分の高揚を楽しむ。

それに対して、和食は素材そのものを活かす料理が多い。

食べると体に沁み渡り、体が静かに喜ぶ、生命力が上がる。

この感覚を取り戻してほしいと言われます。

食物の命を「いただきます」、体にエネルギーが満ちてきて「ごちそうさま」という言葉が、本当に感謝になる。

確かに、いつもパーティー、アゲアゲの毎日だと疲れますよね。

でも私達はその食生活が当たり前になって、デザートまでのフルコースを毎日のように頂いてるんです。

さらに、空腹を満たすだけの早食い。

噛まないで飲み込む食べ方。

時間が不規則だったり、遅い時間の食事。

甘いものの過食etc。

全部自分に当てはまります・・・・。

私が褒めてもらえそうなのは、添加物に気をつけている、手作りご飯、野菜は家庭菜園中心、これで何とか体を壊さずもっている感じ。

できることから始めましょう。

  • いただきます!と体と心を食事に向ける
  • しっかり噛んで味わう

この2つは、栄養吸収率に関わります。

また、食事でしっかり噛むと、夜の歯の食いしばりが軽減します。

  • 週に3回、魚をメインにして副菜を考える
  • 夜ご飯が遅い時は、お腹が空いて寝られないのを防ぐ程度の量に(消化の良いスープやお粥など)。

目覚め

翌朝、お腹が空いて起きるのが正解の量です。

寝る前に消化吸収を終えれば、就寝時は体の修復、血液製造、ホルモン製造をやってくれます。

これが疲労回復の条件です。

胃にものが溜まりやすい人は、睡眠時間を増やすのがいい場合と、体をよく動かすのがいい場合があります。

これは体を見せてもらわないと分からないです。

ただし、育ち盛りの男の子がいるご家庭では、お肉やカロリーの高いものは、全部子供達にあげてしまって、栄養不足になっているお母さんがいます。

自分のために、豆腐、納豆、卵、魚の缶詰などは確保しておきましょうね!

 

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枚方公園駅前 レディース鍼灸リブレ院長

肝鬱気滞に気付こう

日本では正月やゴールデンウィークでも、仕事を1週間休むのが精一杯。

しかも主婦は休みの方がしんどかったりします。

身も心もゆったりできる事はまれです。

私のあこがれは、「温泉旅館で迎える正月」

バカンス

一方ヨーロッパでは、夏のバカンスがほぼ3週間あります。

初めの1週間で仕事のことを忘れ、 真ん中の1週間で好きなことに没頭し、 最後の1週間で仕事に向かって体調を整えます。

最高ですね。

確かに、休んで3日目くらいで体の緊張感が抜けるのを感じます。

そこで初めて「普段が緊張して暮らしていた」と気がつきます。

特に、疲れを抱えて、気合いだけで毎日を乗り切っている人は、 緊張が解けると風邪をひいたり、アレルギーが出たり、だるくて仕方ない状態になります。

育休明けのお母さん達が、復職1ヶ月前くらいから、だんだん気合いが入ってくるのを見ていても、ONとOFFってこんなに体が変わるんだと思います。

普段、意識してないけど、体は緊張して過ごしていて、この状態を「肝鬱気滞」と言います。

主婦業は休みなしですから、土日といえども、緊張は続いているかもしれません。

それなら、せめて、夜だけでもポワンとしたいのですが、スマホ時代になって、動画やSNSにかまけていると、OFFになる時間がなくなります。

「肝鬱気滞」が続くと、いつも気の巡りが悪いので、水の巡り、血の巡りも徐々に落ちます。

気が詰まった所は熱がこもってくるし、気がやってこない所は冷えてきます。

水の巡りの詰まった所は「湿痰」ができ、干からびた体は「陰虚」になります。

血の巡りの詰まった所は「瘀血」ができ、血が消耗すると「血虚」になります。

イライラ

「肝鬱気滞」はいつでも隣に居るので、自分と一体化しています。

気滞だけでいてくれるなら、ちょっとイライラするかな、ちょこちょこ何かつまみたくなるな、で済みますが、湿痰や瘀血と絡んでくると、なかなか症状が取れません。

そこに、更なるストレスや疲れが重なると、大病になります。

だから、「肝鬱気滞」のレベルのうちに、この存在に気付き、こまめに解除してほしいのです。

ヨガをやっている人は、深い呼吸が上手で、身も心も緩む感覚を知っています。

その感覚を、鍼灸で味わってほしくて、私は鍼灸をやっています。

整体メインの方には、なかなかそこまでできないのが残念。

鍼灸で「肝鬱気滞の解除」を体験して、それを自分の好きなことで再現してもらえたら、病気知らずの生活が送れますよ。

 

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枚方公園駅前 レディース鍼灸リブレ院長

のぼせのタイプ

昼間の気温が急激に上がるこの時期、のぼせを感じることが増えます。

のぼせとは、

  • 顔や頭の熱感、顔の紅潮、発汗
  • 頭がボーッとする、めまい感
  • 頭痛、鼻血、動悸

など、いろんな症状として出ます。

普段から頭痛やめまい感がある方で、この時期に頻度が増えるなら、のぼせが入っているかも。

そんなに暑くないのに“のぼせる”のは、上半身に熱がこもりやすい体質になっているから。

デスクワークに余暇もスマホ、脳や眼に血流はあつまってくるけど、

下半身を動かさず、筋肉で熱を発散させない生活のため、熱が体の上部に昇ってしまう。

のぼせ

体質別に4つに分けてみました。

①気滞タイプ

  • ストレスを感じやすい
  • イライラしやすい、心配性
  • 眠りが浅い、呼吸が浅い

このタイプは脇腹が張っていたり、肋骨の下端が重かったりします。

セルフケアは、気分転換!運動、散歩。

②腎陰虚タイプ

  • 余り体力がない
  • 手のひらや足がほてる、寝汗をかく
  • 足がよくつる、腰や膝がだるい

耳鳴りやめまいを伴うことが多いです。

セルフケアは、睡眠確保と経口補水液。

③更年期タイプ

  • 突然のホットフラッシュ、発汗
  • 手足が冷える
  • 動悸

落ち込みや不安感など精神的にくることも多い。

セルフケアは、お味噌汁と有酸素運動。

④瘀血タイプ

  • 冷えのぼせ
  • 肩こり
  • 生理痛や生理不順、経血に固まりが出る

肌がくすみがちだったり、舌の色がピンクというより赤紫っぽいです。

セルフケアは、瘀血を作った原因によるから、一概に言えない。

1つのタイプにスッキリ分類できる方は少なくて、2~3のタイプにまたがっていると思います。

 

共通して心掛けてほしいのは

  • ゆったり時間を確保する!
  • 下半身強化!

ゆったり過ごす

鍼灸では、どれが主の原因で、どれが従の原因かの判断。

どれが先に対策すべきで、どれが後でもいいのかの判断。

それを、脈や舌の変化、ツボの様子を見て決めていきます。

病を見る前に、人を見よ

人を見る前に、周りを見よ

と名人は言われます。

患者さんの置かれている環境や人間関係を知ることで、苦しみの本質を理解した施術をし、納得してできるセルフケアをお伝えする。

これが理想なのですが、まだまだ到らぬこと多く、日々学びを重ねています。

 

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腸活の前に尻活?

尻活とは、大阪肛門病院の佐々木みのり先生が提唱する、「出残り便」を解消するヘルスケアです。

「出残り便」とは初耳でしたが、肛門付近で便が溜まっている状態。

毎日、便通がある人でも、かなりの割合で残っているそうです。

出残り便があると、

  • 慢性的に便秘
  • 1日に何度か便意、便通がある
  • お腹にガスが溜まる
  • ガスが臭ったり、ガスと共に便漏れがある
  • コロコロ便や短い便が多い
  • 口の周りに吹出物が出やすい

などが起きます。

その1番の原因は、シャワートイレ!

それは肛門という粘膜を傷つけているから。

意外にも、普及にともなって痔も増えているそうです。

考えてみたら、顔にシャワーをまともにかけるのって、お肌にとってNGですよね。

もっとデリケートな肛門粘膜に、毎日シャワーを浴びせると、傷ついたり鈍感になったりして、機能低下を起こします。

便意

もともと、学校でウンチを我慢することから始まり、職場でも我慢、忙しくて我慢、と肛門で便意を抑えてきた私達。

しっかり1日分くらいの便を、ため込める肛門になってしまったのです。

便秘の人はもちろん、毎日便通がある人でも、昨日か一昨日の便を出しているだけかも知れません。

こうなると、いくら食べ物に気をつけて腸活しようが、出口で詰まっていて、毒素が体内に戻るのですから、効果は出ません。

みのり先生は、まず出口からキレイにしましょう、と言われます。

対策の順番です。

①便意を我慢しない

切迫感まで待たないで、少し感じた時点でとにかくトイレへ。

これがなかなか状況的に難しいが、一番大事。

②便を出し切る態勢で排便する

ロダンの「考える人」いわゆるウンチングスタイルか、イラストのような姿勢が、直腸が動きやすい角度になります。

前傾姿勢

あまり気張らない、長時間座らない、という注意もありました。

トイレに入って出るまで5分以内と。

そして、もちろんシャワーで洗わない!

③生活改善

優先順位高い順に、睡眠、運動、食事。

食事が最後は意外でした。

一番は睡眠。

消化器官を活発にするには、副交感神経が働く時間(睡眠中)を増やすこと。

睡眠時間は長いのに便秘、という人は、睡眠の質が悪いのかも。

運動は、腸に振動を与えることが効果的。

階段の上り下りや、縄跳びが有効。

そして最後が便を作る食事。

これらの事から、便を作るより、出すことに重点がある事がわかります。

食物繊維や乳酸菌の摂取はもちろんですが、みのり先生は乳製品と小麦の禁止も言われてました。(これは賛否あると思います)

私も毎日便通はあるのに、お腹が張るようになってきてたので、尻活を始めました。

すると、出残り便の存在を感じる事ができるようになりました。

スッキリした日は、1日中お腹が張らない事も分かりました。

尻活が上手くいくと、

  • 生理前の便秘や食欲増進
  • 疲れやすい、だるい
  • 肌のくすみ、たるみ、むくみ
  • メンタルの落ち込みやすさ

などの改善という、嬉しいオマケまであるようです。

東洋医学的には、脾(胃腸のはたらき)の機能改善となりますね。

これからは、体調をお尋ねする時に、もっと便通について詳しく聞こうと思いました。

 

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頭を休められない人

「頭を休められない人」というのは、言い換えると

  • 頭の回転が早い
  • よく気がつく
  • 人の事もよく観察している
  • 先々の見通しが利く
  • いつも前倒しに計画を立てる
  • 隙間時間を無駄にしない

という「そばにいると頼れる、ありがたい存在」のことです。

しかし、体を壊すと、一番治りにくいタイプです。

マルチタスク

 

頭を休められない=交感神経が働きっぱなし

ですから、

  • 血管が細くなる
  • 筋肉が収縮する
  • 胃腸の動きが鈍る

その結果、

  • コリがほぐれない
  • 手先、足先が冷たい、シビれる
  • 頭痛、高血圧、起立性低血圧、動悸
  • 食べても太れない、胃もたれ、ムカムカ
  • 睡眠の質が落ちて、朝起きるのがつらい

などの不調が現れます。

そもそも、なぜ「頭を休められない」のでしょうか?

そこには無意識の怒り、焦り、不安があります。

生育環境8割、前世からの持越しカルマ2割くらいでしょうか。

  • 家庭的に厳しい環境に育ち、常に親兄弟の機嫌を気にしながら生きてきた
  • 親に認められたくて、常に頑張ってしまうクセが付いてしまった
  • 将来に不安があり、何でも前倒しにやっておかないと気が済まない
  • 人に任せる・信用することができなくて、なんでも自分でやろうと頑張る

たいてい、安全への欲求、承認への欲求がひそんでいます。

親からの愛情飢餓感も多いです。

怒り

  • 兄弟が多かった
  • 男の子だけ大事にされた
  • 親が早く亡くなった
  • 親に自分の気持ちを分かってもらえなかった
  • もっとかまってほしかった
  • もっとほっといてほしかった

いろんな原因があると思いますが、

「人のどんな言葉、行動に腹が立つか」

「人のどんな言葉、行動に傷つくか」

「どんな状況に孤独を感じるか」

「この人だけは許せない!と思うタイプの人はどんな人か」

を点検していくと、自分の引っかかりが分かってきます。

その引っかかりのために、余分な努力をしていることも。

最後は「許し」の作業に入ります。

自分の立場から相手を見ている限り、許しは進みません。

1つ目は、相手の立場に立って、その時の相手の気持ちを想像します。

これは、自分を傷つけた相手の年齢にならないと、わからない部分があるでしょうが、

「その時、そうするしかなかった、そう言うしかなかった理由」がわかったら、許すことができます。

もう1つは、自分が何を目指しているのか、何のために誰のために、頑張ってしまうのかを見つめ直す作業です。

自己実現のためだけだと、なかなか許しに到りません。

誰かの幸せを考えてとか、社会が良くなると信じて頑張っている時は、他人との比較をしないので、感情のゆらぎが減って、腹立ちや傷つきが収まっていきます。

鍼灸では、頑張りすぎている「肝や心」を落ち着かせる施術をします。

または、ブレーキ役の「脾や腎」を盛り上げる施術をします。

とにかく体の力を抜いてもらうのが目標です。

傷ついた自分を癒やすイメージング、マインドフルネス呼吸なども、頭を休めることになります。

日常生活では、スマホ依存から抜け出す、ゆっくり呼吸する、味わって食べる、ゆっくり散歩することを心掛けて下さい。

 

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枚方公園駅前 レディース鍼灸リブレ院長

 

花粉症のタイプ

今年の花粉はこの10年で最高と言われていますね。

この情報を聞いただけで、集団恐怖を引き起こしそうです。

ついに「花粉症デビュー」した方もおられます。

花粉症

私も改めて花粉症について学びなおしました。

日本漢方の大家、仙頭正四郎先生の編著「花粉症」農文協よりまとめた記事です。

漢方薬もいくつか載せますが、自己判断せずに漢方医や漢方薬局にご相談ください。

リブレでは、漢方薬に対応したツボを選んで、ハリやお灸をします。

原因別の症状と対策

  1. 「湿」の症状
    <症状>水ばな、涙が出る、水溶性の下痢をしやすい
    <原因>食べすぎ(お腹がすかなくても食べる)、飲み過ぎ(咽が渇かなくても飲む)、もともと少食
    <処方>小青竜湯、麻杏薏甘湯マキョウヨクカントウ、平胃散、五苓散など
  2. 「寒」の症状
    <症状>すぐにゾクッとする、水ばな
    <原因>薄着や首筋の開いた服が好き、スカートと薄いタイツ、1年中冷たいものを食べる、サラダ・刺身をよく食べる
    <処方>葛根湯、麻黄附子細辛湯、真武湯など
  3. 「湿熱」の症状
    <症状>黄色で粘っこい鼻汁、目やにが出る、においのきつい軟便
    <原因>脂っこいものが好き、餅やチーズ、乳製品が好き、お酒の飲み過ぎ
    <処方>消風散、越婢加朮湯エッピカジュツトウ、荊芥連翹湯ケイガイレンギョウトウなど
  4. 「熱」の症状
    <症状>目鼻の熱感、充血、赤み、チリチリする痛痒さ
    <原因>炎症、ストレス+活動過剰、疲れ
    <処方>麻杏甘石湯マキョウカンセキトウ、黄連解毒湯、三黄瀉心湯サンオウシャシントウなど
  5. 「燥」の症状
    <症状>ドライアイ、ヒリヒリ感、痒み、熱感
    <原因>慢性的な寝不足、過労、産後、更年期
    <処方>麦門冬湯バクモンドウトウ、滋陰降火湯、清肺湯など
  6. 「風」の症状
    <症状>突然始まる痒み、場所が移動する痒み
    <原因>ストレス+過労・寝不足
    <処方>柴胡清肝湯サイコセイカントウ、防風通聖散、十味敗毒湯など
  7. 「滞り」の症状
    <症状>鼻詰まり、のどの痛み
    <原因>ストレス、冷え、運動不足
    <処方>柴胡清肝湯、半夏厚朴湯ハンゲコウボクトウ、香蘇散など
  8. 「宣散失調」の症状
    <症状>くしゃみや咳の連発
    <原因>ストレス、体のバリアの異常、肺の機能失調
    <処方>防已黄耆湯ボウイオウギトウ、桂枝湯、麻杏甘石湯など

漢方薬

実際には、複数の原因・症状が絡んでくるので、なかなか1つの漢方薬にビシッと決まりません。

鍼灸でも、人によってツボの選択は異なります。

ご自分がどのタイプか気になる方は、リブレへおいでくださいね。

 

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痛み止めの功罪

つい最近、NHKの番組「頭痛のトリセツ」で、痛み止めの作用が説明されていました。

頭痛の種類 TOP3

  1. 緊張性頭痛 
    肩こり・食いしばりなど筋肉の収縮による頭痛
    ギューッと締め付けられる痛み お風呂でマシになる
  2. 偏頭痛
    頭の血流が悪くなった後、血管が拡張することによる頭痛
    ズキンズキンと拍動様の痛み お風呂でひどくなる
    前兆があることも
  3. MOH(薬物乱用頭痛)
    月に10回以上痛み止めを服用することによる頭痛
    ※頭痛歴が長くなると、複合型になってきます
    東洋医学では他に
  4. 湿邪の頭痛 頭に重いものがかぶさっているような痛み 湿気や台風で悪化
  5. 腎虚の頭痛 疲れた時に起きる、全体的なぼんやりした痛み
  6. 血虚の頭痛 生理の後半や妊娠後期に起きる、やや鋭い痛み
  7. 瘀血の頭痛 血流が悪くなる様々な条件でくる、キリキリと刺すような痛み
  8. 寒邪の頭痛 寒さ・冷えによる緊張性頭痛に近い痛み

頭痛の画像

鍼灸では原因によって、治し方が異なります。

番組では、神経に作用する痛み物質を減らしたり、痛み物質が神経に届かないように遮断したりする薬を「治療薬」といってましたが、少し違和感を覚えました。

東洋医学による「本治」は「痛み物質を作らせない」ことを目的としているので。

とはいえ、私は西洋薬を否定する気はありません。

西洋薬の良いところは、全ての人に一定の効果があって、即効性もある。

痛みで眠れない状態は早く改善して、体力をつけてから本格的な治療に取組めばいいと考えています。

神経の傷み方が軽症ならば、西洋薬でおさまってしまうこともあります。

それはそれでOK。

長期服用の問題だけです。

それにしても、痛み止めは皆さん本当によく飲まれています。

頭痛に限らず、生理痛、神経痛・・・・

親が使っていると、あたり前に市販薬が家にあり、あたり前に「あんたも飲んでおき」と言われて育ち、服用歴は長いです。

薬を飲む

鍼灸院に来られるかたは、痛み止めに罪悪感があって、「止められるものなら止めたい」と思っておられます。

その期待には全力で応えたいです。

生理痛でもMOHはあります。

そもそも「痛み」というのは、「痛いからじっと休んでね」という自己防衛のサインです。

それを薬で抑え込むのですから、体としては「もっと痛くしたら休んでくれるのか?」と痛みを強めてきます。

その結果、痛みを感じる神経は常に刺激され、神経過敏になって、薬が効かなくなってきます。

リブレの施術は、整体で姿勢の悪さや骨盤のゆがみによる筋肉の引っ張りを取り、標治で筋膜の癒着を取り、本治で体を固くさせようとする原因を除くことを目指しています。

本治は体質改善でもあるので、時間がかかりますが、お付き合いの程よろしくお願い致します!

 

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寒波に伴う胃の不調

今年は1月4週目からの寒波は厳しかったですね。

風邪には気をつけておられると思いますが、案外、胃腸の不調も多かったのではないでしょうか?

「ムカムカ」や「軟便・下痢・便秘」は冷えから以外に、

  • 肝陽上亢 カンヨウジョウコウ
  • 肝脾不和 カンヒフワ
  • 肝胃不和 カンイフワ

と呼ばれる症状が多かったです。

「肝の臓が強くなりすぎて、消化機能に負担をかけた」という状態です。

今日は中医学用語の「肝気が上がる」という言葉を覚えてください。

これは気のエネルギーが体の上部に片寄ることです。

立春から春の体調を語るキーワードになります。

肝気とは、肝の臓の機能+精神力みたいなもの。

肝の臓は、気や血を巡らせるエネルギーを持ち、血を蓄える所です。

肝が強くなりすぎると、交感神経優位の「頑張らなきゃ、緊張する〜、焦る~、頭パンパン」みたいな状態になります。

そして、この状態が続くと、当然肝は疲れてエネルギーの巡りが落ちます。

血の蓄えは底をつき、「頭が回らない、肌が乾燥する、眼が乾く疲れる、経血が減る」などが起こり始めます。

肝を支えてくれるのが腎。

臍下丹田にドンと居てくれると「キモが座る」、つまり落ち着いた状態です。

普段は肝の暴走を防いでくれたり、腎精と呼ばれる、血の代用品を貸してくれたりします。

ところが、腎は寒さに弱く、先週の寒さで腎陽と呼ばれる「体内のおき火」が冷えてしまい、相対的に肝気が上がってしまいました。

肝気が上がると、みぞおちから肋骨の下部がつかえ、脇腹が張ります。

体はピンチに対処するため、「食べてる場合じゃない」と脾(消化力)を落とそうと圧力をかけます。

胃を下から突き上げ、食べ物を送ろうとする働きを弱めます。

だから先週はムカムカや食欲の落ちた方が多かったです。

1月はお正月の勢いのままに、お餅やお菓子の食べ過ぎで、そろそろ限界が来ていたところ、寒波がトドメとなりました。

食欲なし
すごく寒い日は、意識して消化の良い食べ物を摂ってください。

量も控えめに。

鍋物や湯豆腐、豚汁、粕汁が体に優しい。

甘酒にショウガを加えるのもイイですね。

これからもまだ寒いですが、フキノトウが地面から顔を出したり、桜や梅はもう花芽をつけたりと、上へ上へと伸びていこうとするエネルギーが出てきます。

また、春は一雨毎に気温が上がり、これも気を上にあげようとします。

つまり、立春からは「肝気が上がる」状態が始まるのです。

肝気が上がると、体の上の方が敏感になるので、下から突き上げる症状が出てきやすくなります。

  • 花粉症
  • 頭痛、めまい、耳鳴り
  • 逆流性食道炎
  • 喘息

上記のような持病をお持ちなら、これからの季節は肝気を上げないよう、用心深く過ごしてください。

  • 足を冷やさない
  • 睡眠不足に注意
  • ストレスを溜めないで早めに解消
  • チョコレート、カフェインは控えめに
  • スマホの見過ぎに注意
  • 自由に伸びやかに過ごす日を作る

のびのび

ツボとしては、百会、合谷、太衝、神道、霊台などを使います。

リブレにご相談くださいね。

 

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冬バテを撃退し、コロフルをはね返す

植物は一度、ぐっと冷えることで、木々の芽吹きや花の準備ができます。

でも恒温動物にとって、冬は体温維持だけでも大変。

コロナウイルスはまた新しい変異株「XBB・1・5」が出現しているようですが、感染力が強く、症状もキツいとか、ワクチン免疫をすり抜けるとか、いい話を聞きません。

もう自分の免疫力を上げるしかないようです。

さて私はというと、年末年始はいつも食べすぎ、法事やお年賀のお菓子もいっぱい食べて、お腹パンパン!

この時期に反省をこめて、人間ドックを受けることにしています。

自分の感覚的にも、関節の硬さや指先の冷えなど血液のドロドロ感があり、やっと節制する気になったところ。

これから免疫力の復活を図ります。

最近できた「冬バテ」という言葉。

寒さによる血流の悪さから起こる、季節性の体調不良です。

  • だるさ、倦怠感
  • 肩こり、頭痛
  • 眠りが浅い、何度も目が覚める
  • フラフラするめまい
  • 便秘、下痢
  • 気分の落ち込み

体は寒暖差でもやられます。

屋内では部屋と廊下、外と電車の寒暖差などで、自律神経が乱れます。

こまめに上着を脱ぎ着しましょう。

満員電車では無理だけど。

また、多いのは冬の脱水。

咽が渇かないから、つい飲み忘れるし、空気の乾燥、エアコンなどで、体表からもかなり水分は奪われています。

<冬バテ対策>

  1. 体の外から温める
    お風呂のイラスト
    お風呂は12分以上つかることができる温度で入る(内臓まで熱が伝わる時間)
    下半身をできるだけ二重におおう(温かい空気の層をつくる)
    手袋・マフラーは家から着けて出る(急な温度変化を防ぐ)
  2. 体の中から温める
    根菜、白ネギ、キノコなど体を温める食べ物を摂る
    果物は寒い地方で穫れるリンゴなどが良い、バナナやミカンも焼くと温める性質になる
    煮炊き物は土鍋ですると体を温める力が出る
    ショウガは血行促進、食欲増進してくれる
  3. 筋肉をつける
    ランジ体操
    筋肉は体温の4割を作り出してくれる
    動画などを利用して、無理なく筋肉を増やそう
  4. 水分を摂る
    コーヒーなどのカフェイン類、ビールなどは、さらに脱水させる
    夏の熱中症の時に飲むイオン飲料はよく吸収する
    お鍋、スープや味噌汁、蒸し野菜や煮物、おかゆ・雑炊など、水分を含む料理にする
  5. ミネラルを摂る
    免疫力アップに欠かせないビタミン類、亜鉛、鉄などは、意識的に食事に取り入れる

生活に気をつけても、メンタルがイライラしたり、睡眠不足になっていては、せっかくの養生も報われません。

リラックスしている時は一番免疫力が高いので、鍼灸でリラックスして、コロフルを撃退しましょうね。

 

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枚方公園駅前 レディース鍼灸リブレ院長