起床時に痛む
今日は二十四節季の6番目、穀雨です。
急に暑くなったので、内熱がこもりやすい方はしんどいですね。
早めに汗腺を開く暑熱順化をしましょう。
運動もいいですが、私は温冷浴してます。
最初に8〜10分お湯に浸かり、30秒間、水シャワーを足先からかけます。
皮膚がピンクになればOK。
次に3分お湯に浸かり、また30秒の水シャワー。
水をかける範囲はだんだん広くしてます。
これを2回繰り返すと、お湯に浸かった時にいっぱい汗が出ますよ!
さて
起床時に痛む関節は、
腰、首、頭、あご、指、膝
など様々です。
ふつうの「使い痛み」なら、疲れてくる夕方~夜に痛くなるはず。
起床時に痛い原因は、次の3つ
① 身体的なストレスがある
これは痛みそのものや、姿勢のゆがみによって、体がリラックスできない状態。
骨の変形や炎症は西洋医学の分野、筋肉的なバランスの悪さで出ている痛みは整体や鍼灸で解決可能です。
年齢を重ねると、どんな人でも筋肉の使い方に偏りが出ます。
特定のスポーツをしていても、日常生活でも、あまり使わない「サボり筋」
というのが12個ある、と理学療法士の笹川先生がみつけました。
それを地道に鍛えると、関節を支える力がよみがえり、痛みが減っていきます。
② 精神的なストレスがある
これは脳の疲労によって体がリラックスできず、寝ている間にも力が入っている状態。
歯を食いしばる、手を握りしめる、肩が上がっている、足に力が入っているなど。
生理周期や更年期で起こりがちな症状も、脳下垂体のホルモンと神経が原因。
鍼灸の得意分野です。
中医学では、ツボに精神状態が現れると考えています。
ざっくりいうと、
- 焦りは心(心臓をつかさどる意識)を傷める
- 不安は脾(消化力をつかさどる意識)を傷める
- 恐れは腎(腎臓をつかさどる意識)を傷める
- 怒りは肝(肝臓をつかさどる意識)を傷める
- 悲しみは肺(肺をつかさどる意識)を傷める
- 優柔不断は胆(胆のうつかさどる意識)を傷める
など配当が決まっています。
どの臓器が弱っているか、または過剰反応しているか、探して鍼やお灸をします。
③ 体に老廃物がたまっている
食事の不摂生(砂糖・油脂・アルコール・添加物など)が長年になると、「湿痰」という体の水分の粘りが出てきます。
むくみやだるさ、じっとしてると体が固まる傾向になります。
湿痰が長引く、イライラ、睡眠不足が長年になると、「瘀血」という古い血が固まる傾向になります。
こうなると痛みで眠れないということがおきます。
ほかにも熱をこもらせて発散しない、お風呂につからず冷えを解消しないでいると、「湿熱」「寒湿」という病理産物ができ、しつこい邪となります。
リウマチ、膠原病などの自己免疫疾患になる危険性が出ます。
現代はとかく過労になりがち。積極的に休みをとって、メンテナンスしてくださいね。
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枚方公園駅前 レディース鍼灸リブレ院長