「いつ死んでもいい覚悟」という意味
勝間和代さんが「いつ死んでもいい覚悟」について、短い動画で話されていました。
私はお正月に「一日一生」のコラムを書きましたが、勝間さんはさすがに深い。
「いつでも」とは、言葉通り「今日でも、10年後でも、100歳でも後悔しない準備」ということ。
今日死んでもいい潔さを持ちつつ、100歳まで自立できる体と頭のトレーニングも怠らない訳です。
そして、10年後には「こんな自分になっていたい」という夢もある。
最高の生き方ですよね。
私自身は長生き願望が全くなかったので、今日1日さえ後悔なく生きればいいと思って、体を大事にしてきませんでした。
しかし年齢を重ねてみて、「年を取らないと分からないこともある」ことに気付きました。
年齢とともに、物事を「引いて見られる」し、相手の立場や考えがわかるようになる。
だから、許せなかった人が許せるようになったり、若い時は腹が立ったことが笑えてしまったり。
年を取るのも悪くないと、今は感じています。
最近は朝の5~10分を運動にあて、寝る前に自分に鍼をする習慣を復活させました。
ところで、「今日死んでもいい」と思うのは、絶望した人か、今の自分を良しと思っている人でしょうか?
しんどい人、悩みを抱えた人がリブレに来られるので、今の自分を良しとは、なかなか思えないでしょう。
でも、しんどい時は、「心が磨かれて、深まっていく時」だとは思いませんか?
子どもが授からない人は、友人の出産を喜べない時もあるけど、自分の嫉妬心に向き合ったり、忍耐力や習慣を変える力を身につけたりしますよね。
親からの愛が十分に受けられなかった人は、人間関係に苦労したり、幸せに育った人を憎んだりしてしまうけど
そんな自分に気がついて悩んで、自分を意識的に愛したり、憎しみを捨てる努力をしたりする事が尊いのだと思います。
体がしんどくて、落ち込む人は、体調に引きずられない強い心を持ちたいと願ったり、ポジティブ思考を目指したりするでしょう。
体が強くて、それができる人より、困難な事にチャレンジしてるのです。
先日、アカデミー賞を獲った「ドライブ・マイ・カー」を見ました。
その中で、チェーホフの「ワーニャ伯父さん」という戯曲に、苦しみの中を生き抜きましょう、最後の日まで。
そして神様に「私はつらかったです」と報告するのです。
「神様は褒めてくださって、明るい世界に連れて行ってくれます」という台詞があります。
本当にそうなんだろうと私は思っています。
人生のつらい時期こそ宝物! 幸せな人はのほほんと生きてしまいがち。
しんどい日は「疲れた」という代りに、「今日の自分はよく生き延びた!」と褒めましょう。
戦争・地震・コロナ・・・と、ほんとに明日をも知れない中で生きているのですから。
生きてるだけで丸儲け、ですよ!
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枚方公園駅前 レディース鍼灸リブレ院長