枚方の女性鍼灸・不妊・逆子ならレディース鍼灸リブレ(公式)

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枚方公園駅前の女性鍼灸院、レディース鍼灸リブレ。不妊・妊活支援、マタニティ、産後骨盤矯正専門。頭痛、腰痛、坐骨神経痛、更年期等女性一般鍼灸や女性整体にも対応。

院長コラム

つわりを楽に乗り切ろう~においへの意外な対策とは?

つわりで吐き気を誘発するのは、においと空腹です。

ご飯の炊けるにおいが苦手になる方は多いですね~。

この時期は赤ちゃんへの栄養面はそれぼど気にしなくていいので、自分の体力を落とさないことを考えましょう。

パンでもフルーツでも何でも食べられるものを食べましょう。

ダンナさんや上のお子さんのためにご飯を用意しなくちゃならない時は、レンジでチンするご飯を利用してもいいですね。

においがかなりましです。

特定の食べ物のにおいがダメなら、その時期は食べなければいい。

家の中のにおいや近所からのにおいがダメな場合、部屋に無臭の消臭剤を置きまくります!

全部屋に置くのではなく、自分の周りに数個置いて、徹底消臭します。

芳香剤入りは逆効果なので気を付けて。

自然派の方は備長炭もおススメです。

備長炭画像

お風呂場が無理になる方も多いです。

妊活で冷え取りをしてきた方は、「お風呂に浸からないと赤ちゃんによくないのでは?」という恐怖がありますが、この時期はママの体力を落とさないことを最優先に。

シャワーでも、体を拭くだけでもいいです。ドライシャンプーも選択肢に。

お風呂掃除は家族にやってもらいましょう。

また、空腹になると胃液が上がってきますから、胃液を吸い取るおせんべいやビスケットを食べると落ち着きます。

空腹にならないように時々食べる。

枕元に置いて、起きる前に食べるとよいです。

食欲がない時は、炭酸を飲んだり口をすすいだりするとサッパリします。

ジャンクなものを無性に食べたくなる方も多いです。

ポテチは人気かな。

罪悪感は不要です。一時的なものだから。

食べられなくても、なんとか水分は入れてください。

足・腰・胃の裏・肩甲骨の間で気持ちの良いところをホットタオルで温めて。

味噌汁やスープ類が飲みやすいことがあります。

水分さえ吐いてしまって、おしっこが1日3回以下になったら、迷わず病院で点滴を受けてくださいね。

つわりのつらさ~突然つわりがなくなったら?

「朝起きたら、昨日までひどかった朝のムカムカがスカッとなくなって、トイレに行ったら出血した・・・」

流産経験者はこのように言われます。

早い人は、受精卵が着床して間もなく始まるつわり。

9週から11週くらいがピークで、胎盤が完成する16週くらいにおさまってくる方が多いです。

しかし、つわりで鍼灸に来院される方は、辛抱できないくらいのむかつき・嘔吐があります。

これから何週間続くかわからない吐き気や、妊娠初期にこんなにしんどくて出産までたどりつけるか?という不安感。

「妊娠するんじゃなかった」とまで思うほどの、つらさを抱えて来院されます。

つわり画像

(↑出典:メディカルイラストページ)

また、ホルモンの変動によってナーバスになっている時期なのに、男どもの無神経なこと!

「つわりは精神的なものが大きいからね」という医師。

そうかもしれないけど、それを言って何になる?

「寝とけば?」「病院行けば?」としか言わない夫たち。

どうしてあげたらいいのか、わからないんだよね。

自分は胃腸炎で1日吐いてもヒーヒー言うのに、それを思い出してほしいよね。

こうして、つわりで苦しいだけでなく、精神的にもダメージを受けてボロボロ・・・

で、施術のはじめに、冒頭の流産経験者の言葉をお伝えします。

すると、ママ達は「つわりがあるってありがたいことなんですね」とつわりに対する見方が変わります。

これだけで、つわりの辛さはかなり軽減します。

吐き気、嘔吐の回数や、体力、随伴症状(頭重感、だるさ、背中の痛みなど)に合わせて、内関、陽池、ダン中、膈兪、胃の六つ灸といったツボから、2~3穴を選んでお灸します。

家でのお灸は、吐き気が強くなる前のタイミングですえてもらいます。

毎日お灸をしていると、数日のうちに動ける程度になってきます。

1週間後にお電話を入れて体調をお尋ねするのですが、ほとんどの方が「なんとかなりそうです」と言われます。

「では、また安産灸でお会いしましょう!」

ヨダレつわり~ホルモンの作用だというものの・・・・

「ヨダレつわりは触るな」と施術者の間では言われるそうです。

なかなか治せないから。

ほとんどの方が、出産まで引きずるみたいです(泣)

今までに7~8人見せていただきましたが、完全に収まったのはお一人で、マシになった・眠れるようになったのが数人、お二人は施術では変わらず、安定期に入って少しマシになっていきました。

よくなられた方は、ヨダレつわりになり始めの所で施術を開始し、2週間でおさまりました。

食べるものが入らない、お風呂にも入れない、体を温めると吐き気が増す、こんな方は体が冷えてくるので、ヨダレつわり予備軍です。

別の方は、来院時、すでに1日中ペットボトルが手放せない状態でした。

最初は、「嘔吐の回数が多いな」という程度だったそうです。

その状態が2週間ほど続き、だんだん食も細くなってきた頃ヨダレは始まりました。

だからヨダレつわりの原因としては、ヨダレが飲みこめないほどの胃の逆流感(肝の作用)と、咽から胃腸に向かう下向きのぜん動運動の弱り(腎の作用)と思います。

晩御飯を食べるとムカムカがひどくなって、ヨダレが流れ出し、嘔吐してしまう。

夜もヨダレは続き、口にいっぱい溜まるまでの5~10分間ウトウトしては、吐き出しに行き、また横になるという状態。

ヨダレがこぼれないように、無意識で強く口を結んでいるので、顎から肩も凝る。

よだれつわり

(↑出典:ラインスタンプ)

ヨダレつわりの対策としては、肝の作用を落とすか、胃腸機能の底上げか、水分代謝の腎機能アップかと予測して、体をみせていただくと、腎が冷え切っていました。

嘔吐を繰り返して、徐々にエネルギーの生産が落ちていき、それでも赤ちゃんにはエネルギーを与え続けた結果、ママの体は冷えてしまったようです。

東洋医学では、腎は蒸気機関のように水を気化させて、全身に潤いとエネルギーを拡散する役割です。

この水を気化する力が落ちて、ヨダレになったと考えました。

足の裏の涌泉が大きく凹んでいたので、ひたすら棒灸で温めました。

すると唾液が減って、口が閉じられるようになりました。

睡眠がとれるようになると、体の回復は早くなって、ヨダレは食べ過ぎた時にひどくなるくらいになりました。

結局、多めの唾液は出産まで続き、産後1週間で完全に止まりました。

ネットでみると、「分娩台を降りたとたんに止まりました」なんて書いてあって、いつ止まるかかなり期待したんですけどね~

結論:ヨダレつわりは予防が一番!とにかく下半身を冷やさない。

食べ物が入らない人は、できれば温かいスープを摂る。

水分もダメなら、早めの点滴を。点滴は体が冷えるから、足にカイロ貼って、腹巻きして、下半身は毛布にくるまって。(お腹にカイロはNG)

予約のお電話の時点で、「唾液が増えてます」という危ない方には、あらかじめ温め方をお伝えして、本格的なヨダレつわりにならないようにしています。