夜間尿を減らしたい
今日は二十四節季の7番目、立夏です。
夜中にトイレに起きるようになると「歳とったなぁ」と思いますね。
今回は、少しでも起きる回数を減らす工夫をお伝えします。
まず、お尋ねするのは
「トイレに行きたいと思って目が覚めますか?
それとも、目が覚めたからトイレに行っておこう、ですか」
これは夜間尿が、身体的な理由か神経的な理由か、を推測するためです。
「トイレに行きたいと思って目が覚める」のは、身体的な原因。
加齢による“受け入れるべき変化”としては
- 膀胱の柔軟性が落ちて、すぐにいっぱいになった感じがする
- 尿を濃縮する抗利尿ホルモンが減るので、尿量が増える
- 男性だと前立腺肥大による尿道圧迫
それに対して“生活の工夫で防げること”
- 活動量の低下で下半身に水分がたまりやすい
→昼間に弾性ストッキングをはく
夕方に散歩してふくらはぎを動かす(背伸び運動でもいい)
水分は昼間に多く、夜は控えめに
寝る2時間前までに湯船につかる - 骨盤底筋の弱り、内臓下垂による尿道圧迫
→プランクなどのうつぶせの姿勢をキープするトレーニング30秒する
骨盤底筋トレーニングをする(骨盤底筋の前、真ん中、後ろと3点を5秒ずつ締める)
- インスリンの過剰分泌で水分が体から出ていこうとする
→夕食を早めに食べ、夜の炭水化物やおやつを控える
また、神経的な理由としては、
- 寝る前までスマホを見て、脳が休んでないと、眠りが浅くて中途覚醒する
- 寝る前に考え事をすると、脳が休まらない
- リラックスする時間をとらないで気絶するように寝ると、体の緊張が残っていて眠りが浅い
鍼灸では、神経的な理由なら肝経や心経、消化やむくみが原因なら脾経、冷えや疲れなら腎経、体の水の循環障害なら肺経を調整します。
昼間の頻尿は、内臓下垂による膀胱圧迫、冷えや湿熱(膀胱炎になりやすい体の状態)、「トイレに行きたくなると困る」という不安感によるものが多いです。
昼の頻尿、夜の頻尿ともに、施術していくとだんだん改善していきます。
ただし、これらの対策をしても、生活に支障が出るほどの頻尿ならば、
- 過活動膀胱
- 睡眠時無呼吸症候群
- 糖尿病、腎臓病、心臓病
などの病気が隠れていることもあるので、病院へ行ってくださいね。
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枚方公園駅前 レディース鍼灸リブレ院長