鍼灸と関節トレーニングの共通点
今日は二十四節季の2番目、雨水です。
日差しが春めいてきました。
前回のコラムに書いた「サボり筋 関節トレーニング」は、今、自分で自分を治せるセルフメディケーションとして広がってきています。
この療法は、実は意外にも、鍼灸の考え方とよく似ているのです。
- 体を多面的に観察して、重なる項目から原因を見つけること
- 部分でなく体全体をみる整体観
- 移り変わっていく体の状態を追いかけるプロセス
などが同じで、相性の良さを感じます。
鍼灸では、脈、舌、お腹の固さ、肌の様子、冷えや熱、ツボの様子などを、多角的に調べて、症状が起きたストーリーを読み解こうとします。
脈があらわすことと、舌があらわすこと、いくつかの要素が重なってくれれば簡単なのですが、矛盾点もいっぱい出てくる。
どの情報を採用して、どの要素を捨てるか、どの順番に攻めると体が反応してくれるか、この判断が経験と直感と腕というところ。
そして、鍼を置いてみて、体がどう変化するかを観察し、フィードバックをかけます。
関節トレーニングでも、体の観察があります。
歩き方(体重のかけ方、体の揺れ方、膝の曲がり具合、足先の向き、腕の振りなど)
首や腰、股関節や肩関節の動く範囲、圧痛点、どの動きで関節の可動域が良くなるか、などを検査します。
これらの検査結果が、同じ意味をあらわすことも、矛盾することもあります。
原因となっているだろうと予想をつけた関節を10~20秒筋トレして、症状の変化を見て、フィードバックします。
例えば、首痛の原因が、足首の不安定さから来ていたり、手首のねじれから来ていたりします。
そんな時は、首を支える肩甲骨の筋トレをしても、それほど変化はなく、足首や手首の筋トレで首が楽になります。
別の例として、左膝の痛みが、右肩上がりのため左脚に体重が乗ってしまっている、という原因かもしれません。
このように、離れた場所に原因を求めるとか、左下の症状を右上のツボで解決するとか、そんな鍼灸との共通点もあります。
鍼灸が体の倦怠感をとるとき、
まず体力を上げる → 体に溜まった水湿を追い出す → 体の気の巡りをよくする
という順でやっていく場合があります。
その方が体を傷めたプロセスを逆にたどって、もとの健康状態へ戻していきます。
関節トレーニングも、今一番不安定な関節を探し出し、そこを鍛えると、古傷をかばってきた昔の体のクセが現れたりします。
こうして次々と関節を安定させていくと、だんだん傷めにくい体になっていきます。
姿勢や体のゆがみから来る痛みは関節トレーニングで、内臓や脳や心の疲れから来る症状は鍼灸で、と自分の施術に1つの完成形が見えてきた今日この頃です。
ネット予約はこちら!(外部サイトへ飛びます)
https://www.shinq-yoyaku.jp/salon/2270
枚方公園駅前 レディース鍼灸リブレ院長






