ちょい噛み注意報
今日は二十四節気の16番目、秋分です。
暑さ寒さも彼岸まで、であってほしいものです。
9月19日のトリセツショーは顎関節症について。
数年前にガッテンという番組名だった時も、同じテーマがありました。
それほど、顎関節症の人は増えているのでしょう。
現在推定1900万人とか。
咀嚼筋(そしゃくきん)は次の4つ
- 咬筋(こうきん)・・・頬の外側で噛むと盛り上がる筋肉
- 側頭筋(そくとうきん)・・・こめかみから耳の後をかこむ筋肉
- 外側翼突筋(がいそくよくとつきん)・・・頬骨の奥にある筋肉
- 内側翼突筋(ないそくよくとつきん)・・・下あごの内側にある筋肉
はっきりと顎が痛い、口が開きにくいという症状があれば、歯科に行きますが、
- コメカミの偏頭痛
- 眼の周りのピクピク感
- 耳鳴り、耳詰まり感
- 耳の下から横頚の痛み
- 夜中にたびたび目が覚める
このような症状を訴える方も、咀嚼筋が固くなっていることが多いです。
「食いしばり、噛み締め」というと、歯ぎしりのように力一杯噛んでいるイメージですが、実際は「持続的に歯が当たっているだけ」ということは、以前から言われていました。
だから、なかなか自分で気が付きにくいし、止められない。
肩こりや腰痛なども、すごく重い物を持った、というわかりやすい原因よりも、姿勢の悪さによって「かすかに持続的な筋肉の収縮が起きている」方が、体には負担なのです。
顎関節症になる理由として、
- ストレスがかかると上下の歯がちょい噛みを始める
- 脳は噛むのをやめて!と信号を送る
- しかし、ちょい噛みが続くと、脳がHELP信号を送れなくなる
- 脳はちょい噛みが常態だと認識して、HELP信号を出さなくなる
- 咀嚼筋はずっと収縮するのに疲れて、固くなり痛みを出す
このプロセスでは、「わずかのストレスがずっと続く」がポイントです。
体の筋肉でも、「同じ姿勢を2時間続けると血流が悪くなる」ことが分かっています。
スマホを見続けると、眼の筋肉も血流もやられます。
その結果の視力低下とドライアイ。
脳も同じ考えをグルグルと巡らせると、不安感が出たり不眠になったり、ウツ状態になったりします。
学校の授業のように、強制的に教科と先生が替わるのは、刺激として適切なんですね。
番組では、ちょい噛みを解除するために、1時間ごとにアラームを設定し、鳴った時にちょい噛みに気が付いたら、深呼吸してリラックスする習慣を推奨していました。
これを、姿勢やグルグル思考にも応用して、
- アラームが鳴ったら立ち歩く
- 他の楽しいことを考える
- 好きな音楽を聴く
など、わずかなリラックスタイムを取る習慣をつくるといいですね。
気になる症状がある方は、リブレにご相談ください。
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枚方公園駅前 レディース鍼灸リブレ院長