坐骨で座る
今日は二十四節季の15番目、白露です。
今週で猛暑日はラストのようですね。やれやれ。
暑すぎて動きたくないから、どうしても座っている時間が増えますね。
座っている場所と姿勢が問題です。
椅子はちゃんと座れば大丈夫です。「ちゃんと」は後で解説します。
ソファは沈み込むので、背中が丸くなります。
床は横座りでゆがんだり、ソファのように丸くなったりします。
背中が丸くなっている時は、「仙骨座り」といって、骨盤が後ろに倒れた状態になっています。
背骨が丸くなってくると、以下のような症状が出てきます。
- 頭が前に出てくる → 首痛、肩こり
- 肩甲骨が開く → 肩上、後頚部の痛み、背中の張り感
- 腰仙関節が固くなる → 座って立つときに腰が伸びない
- 鎖骨が肋骨にかぶさる → 息苦しい、呼吸が浅くなる
- 胸鎖乳突筋が固くなる → コメカミ痛、食いしばり
- 斜角筋が固くなる → 耳の血行不良による耳詰まり、めまい感、腕の血行不良による腕のだるさ、しびれ、痛み
「ちゃんと座る」は「骨盤を立てる」「座骨をつける」ということ。
それがわかれへんのよ!と皆さん言われます。
座骨は座った時にお尻に当たる骨です。
腰を丸めたりそったりして、座骨が一番出っ張る所の1cmほど前で止めます。
この時にお尻の穴が、座面にスレスレであれば、ちゃんと座れています。
自分の体を観察してください。
胸がいつもより開いて高い位置にありますか?
頭が肩の上に乗っていますか?
腰やお腹で頑張らないとキープできないですか?
今頑張っている筋肉が足りないために、姿勢が崩れるのです。
背筋なら腹横筋、コルセットのような部分です。
腹筋なら腹斜筋や腸腰筋が足りません。
これらは「深層筋」といって、骨にくっついて姿勢を保持する筋肉です。
ボディビルダーが鍛えるのは「表層筋」といって、パワフルな筋肉です。
「深層筋」は1日中働いても、痛いと訴えてきません。
でも深層筋はサボりたがりで、表層筋が代わりに働いてくれるなら、働かなくなって弱ります。
表層筋は頑張り屋さんですが、持久力がないので、姿勢保持に使われると痛みを訴えてきます。
だから、正しい姿勢を作って、ちゃんと深層筋を目覚めさせないといけません。
長期間おさぼりして、すっかり弱ってしまった深層筋は、
弱い刺激から始めないと「急に強いのは無理~!」と言って、また表層筋を頼ろうとします。
9月4日のNHKトリセツショーでも、首コリを治すのに、
かすかに頭を動かす「うなずきトレーニング」を推奨していました。
朝の10回で、その日の筋肉の使い方を体に教えます。
昼の10回で、普段の間違った筋肉の使い方を補正します。
夜の10回で、その日の表層筋の頑張りをほぐしてあげます。
リブレでやっている関節トレーニングは、骨盤を支える深層筋にアタックしています。
体が骨盤を正しい位置で支えてくれるよう、根気よく続けていきましょうね。
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枚方公園駅前 レディース鍼灸リブレ院長