何をゴールにするか〜治癒力アップのために
今日は二十四節季の22番目、小寒です。
海外の人をたくさん見ている先生から聞いたことです。
施術したあと、変化を尋ねると、海外の方は「Wow、ずいぶん軽くなったよ」と表現されるそうです。
一方、「まだ症状が残っています」と言うのは日本人の普通だそうです。
あれ?施術がうまくいかなかったのかな・・・
「最初来られた時を10とすると、今はいくつ位ですか?」と聞いてみると、
「半分くらいになりました」・・・なんだ、そこそこ効いてるみたい・・・
日本人は、完璧を求める傾向にあるのでしょうか。
症状が10→2 になるのは割と早くても、残りの2→0 にするには案外時間がかかります。
それは、体質改善やメンタル要素が絡んでくるからです。
スッキリ0にならない状態に、「もう治らないんじゃないか?」と不安がよぎります。
そこで大切になるのが「ゴール設定」です。
それは、「症状があるために、できないと感じていること」をはっきりさせる。
仕事をする上では大きなゴールがあって、そのゴールに到達するまでには段階的な小さいゴールを設けます。
そうしないと、自分の進捗度合いがわからず、ゴールが遠すぎて嫌になってきます。
例えば、妊活さんのゴールは「赤ちゃんを授かること」ですが、その前に
- 生理の調子が良くなった
- 睡眠の質が上がった
- 疲れにくくなった
- 冷えが取れてきた
など、小さいゴールがいくつかあります。
マタニティさんなら「逆子を治したい」ゴールの前に
- お腹の張りが減った
- 足がつらなくなった
- 夜が寝やすくなった、など。
膝痛なら、
- 平地を10分歩けるようになった
- 駅の階段を登れるようになった
- 旅行へ行けた
- 山登りができた
など。
このように生活に応じて、できるようになりたいことを、小さなゴールにするとよいでしょう。
電車で外出したい人にとって、少し痛みを感じても「駅まで歩けた」ことが喜びであり、その喜びが気を巡らせて、さらなる回復力を生みます。
「痛みがなくなること」をゴールにすると、毎日感じていた痛みが2日に1回になっても「まだ痛い、まだ治らない」という気持ちになって、いつもでも不幸感覚から抜け出せません。
その結果、症状は行ったり来たりを繰り返すことも。
このプラス作用とマイナス作用の差は大きいです。
患者さんと施術者が共通の目標を持って、一つ一つ達成していくと、ゴール到達の喜びも倍になります。
そんなハッピーな午年にしたいと思っております。
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枚方公園駅前 レディース鍼灸リブレ院長






