ストレスに強くなる習慣
今日は二十四節気の23番目、小寒です。
「ストレスは万病のもと」と言われますが、ストレスはほぼ全員あるのに、ストレスに対して強い弱い、ストレスが体にくる人こない人、いろいろです。
鍼灸はストレスの値を下げてくれますが、そもそも溜めないことが大事。 習慣でストレスを減らせるヒントを紹介します。
年末にNHKのドキュメンタリー番組「72時間ランキング」をチラチラ見ていました。
ご存じの方も多いでしょうが、ある地点でカメラが回り、72時間に通る人へのインタビューをまとめた番組です。
どの人にも驚くようなエピソードやドラマがあって、ごく普通に生きていると思われるような人にも、人生のアップダウンがあり、様々な苦しみを乗り越えてきた歴史があるんだ、としみじみ感じるのです。
ということは、
「なんでこんな事言われなアカンねん!」
「うわ~悲惨や、最悪や」
「かわいそう過ぎる」
「めっちゃ凹むわ」
「またこんな事の繰り返しや」
などなど、毎日のように起きるのは当たり前、自分だけが不幸なのではない、と再確認。
そこで、私の今年の目標は「自分の内と外を意識する」
つまり、起きた現象は「自分の外の世界」
それを、どう受け止めたかは「自分の内の世界」
自分の内側の感情に注目することで、外側に起きることに振り回されないようにしよう、という作戦です。
例えば、地震が起きたとき、
「今年は不幸の始まりや」
「政府は何をやってるんだ?」
「被害がひどくてかわいそう」
などは、外の現象に対する反応で、
「恐怖を感じた」→地球の力?死ぬ恐怖?家や財産を失う恐怖?
「焦りを感じた」→災害の準備ができてない、まだやりたい事がある、1日一生の覚悟がない
「この地震に対して自分ができることがあるか?」
などは、自分の内の感情や行動の点検になるわけです。
同じように、めまいが起きた時
「仕事へ行けなくなったらどうしよう」
「めまいが続けば1人で暮らせないのでは?」
「あの人へのストレスが大きかったんや」
などは外のこと。
「恐怖」→責任を果たせない? 人に任せられない? 収入の道が絶たれる?
「不安」→頼る人がいない? いるけど遠慮するのはなぜ?
「怒り」→あの人のどの部分が自分の心の傷に障っているのか?
を考えるのは内のこと。
私はまだまだ「内の点検初心者」です。
習慣化している人は、もっと上手な具体例を出せると思いますが、分かりにくくてすみません。
とにかく自分が「今感じている感情」に向き合う。
そして、その感情がどこからくるのか掘り下げる。
多くの人は、感情パターン数個が繰り返し出てきて、その根っこはたいてい、育った環境や親子関係にあります。
毒親とか親ガチャとか、確かに親にもいろいろあるでしょうが、その親を乗り越えて、今生きている自分をほめてやりましょうよ。
親も「自分の外」なので、自分の内をかき乱させてはいけないのです。
点検の達人は、私達と同じように、毎日いろんな事が起きているのに、感情パターンを見抜くのに慣れていて、パターンからの脱出が早いので、一見すると「いつも穏やか」です。
内面が嵐のようにアップダウンしなければ、ストレス耐性が強い訳で、それだけ体へのダメージが減るはずです。
地震や事故の映像を繰り返し見ることで、「共感疲労」が起きるそうです。
やはり一歩引いて、自分の感情に注目し、自分や他人を責めていないか点検してくださいね。
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枚方公園駅前 レディース鍼灸リブレ院長