鼻炎、逆流性食道炎、皮膚炎の共通項
今日のコラムは「炎症」
1週間ほど前、4月半ばだというのに、枚方市では全国最高の30℃を記録し、「暑い枚方市」の名を早くも全国にとどろかせました。
しかも、急な蒸し暑さのあと、2~3日でひんやりとして、温度差と湿度差で自律神経の乱れた方が増えました。
中でも今回の気象変動で、皆さんがひどくなった症状は、鼻炎、逆流性食道炎、皮膚炎でした。
この3つの症状の共通点は、「胸から上での炎症」だということ。
他にも、めまい、首こり、頭痛、動悸など、やはり上の症状が併せて出ていることが多かったです。
上の方で炎症が起きるときは、ベースとして脳や目を使いすぎている、ストレスがあるなど、体の上部に「気の流れの悪さ」が存在します。
それをひどくすることが、今回の気象条件で起こったということです。
特に急な温度上昇は、気の上昇を招きます。
炎症原因は大きく3パターン
-
- 気虚
もともと体力が落ちていたところへ、急に温度が上がり、汗をかいたり疲れたりした。
その結果、冷えのぼせが起こり、上の方の炎症になった。
予防法は、普段から無理をせず、睡眠を確保すること。 - 湿邪
もともと自分のキャパより食べすぎていたり、意識的に頑張って水分補給していたり、していた人。
体の中には、分解しきれない水や老廃物が余っていた。
急な湿度上昇と気圧変化で、細胞内の圧が高まって、だるくて動けなくなり、熱がこもってしまった。
予防法は、食べ過ぎ飲み過ぎに注意して、体をよく動かすこと。 - 風邪ひき
急な温度上昇で汗腺が開いたのに、すぐに気温が下がり、首筋や背中から冷えが入った。
カゼの症状が出る前に抑え込もうと、体の免疫力を総動員して、首筋に気を集結したために、戦場となった上部に炎症が起きた。
予防法は、首・手首・足首の冷えに注意して、冷えていたらホットパックしたり、消化のよい温かいものを食べたりする。
- 気虚
鍼灸では、メインの原因を探して施術していきます。
そして鍼灸・漢方では原因が同じなら、違う症状がいっぺんに軽快していきます。
ついでに言えば、添加物・砂糖の摂り過ぎ、睡眠不足などは、腸内細菌のバランスを崩し、全身を炎症傾向にします。
ストレスにならない程度に食養生をして、炎症しにくい体を作っていきましょう。
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枚方公園駅前 レディース鍼灸リブレ院長