「緩むこと」は若返り!
先日、「さとう式リンパケア」の提唱者で歯科医の佐藤青児先生にお会いできました。
フォロワー30万人以上のYouTuberでもあります。
さすが、お話が上手で、笑いの絶えないセミナー!
ガチガチの肩を触っては、「これはもはや死体の固さ」「柔らかくなって若返りましょう」と女心をくすぐられます。
そもそもは、歯科医として顎関節症を治す研究をされていて、筋肉や発生学(受精卵がどのように赤ちゃんになっていくか)から、顎を緩めるリンパケアに行き着いた先生です。
リンパケアというと、深いリンパ管を圧迫して流すイメージですが、さとう式は「皮膚リンパの栓を開ける」イメージで、皮膚が引っ張られない5gの圧力が基本。
鍼灸の名人が、さわさわと体を診察するだけで、心地よく眠くなってしまう感じ。
「東洋医学の衛気(えき)=体表を覆うバリア(オーラのようなもの)」を動かすイメージが似ています。
また、目指しているところが、「体の緩み=副交感神経の活性化」というのも似ています。
要はリラックス。
体がリラックスを思い出すと、痛みが消え、血流が増え、体が楽になって幸せな気持ちになる。
皮膚表面の血流もよくなるので、皮膚のくすみがとれてツヤが出ます。
少数鍼だけで体を変化させる伝統鍼灸では、「気」を動かすことで、「血・水」も動かして、全身状態のレベルを上げます。
今の言葉で言うと、自律神経を整え、血流、リンパの流れ、内臓のはたらきを上げます。
その結果、筋肉の突っ張りが消えていくので、体のゆがみが取れて痛みが消えます。
内臓のはたらきが上がって、症状が消えます。
私はそんな鍼灸が大好きなんですが、リラックスを体が覚えてくれるまで、週2,3回通ってもらわないと、体は元に戻ろうとします。
それで整体や筋膜への鍼も施術して、できるだけ少ない回数でなんとかしたいと考えてます。
また、セルフケアで施術時の状態を長持ちさせてほしいので、いろんなセルフケアをお伝えしています。
さとう式リンパケアは、簡単にできるセルフケアであると同時に、必死に生きている自分の体をねぎらい、慈しみ、愛して御礼を言う、「自分を大事にするケア」だと思いました。
例えていうと、興奮状態にある動物を、「かわいいね、いい子だね」と言いながら、優しくなでて、落ち着かせる感じです。
佐藤先生は、
「頑張る、努力、我慢は禁句!これらは自分へ向かうベクトル、だから固くなる。弟子がそれを言ったら破門です」
「大好き! カワイイ! キレイ! 素敵! 外向きの言葉が体の巡りを良くする」と言われます。
セルフケアの時は鏡を見て自分をほめ、施術の時は心から相手をほめる。
私達は、ほめてもらった経験がほぼないですから、褒め言葉をかけてもらえると、体も心もテンション爆上がりです。
それが治癒力になっていきます。
興味がある方は、こちらをご覧下さい。
鍼灸との相性良いですよ。