腎を大事にアンチエイジング
中医学でいう腎とは、父母からもらった生命力の源です。
腎に蓄えられた「腎精」はエネルギー源のようなもので、20代をピークに自然と減っていきます。
精が不足すると、様々な機能が低下して老化現象のような不調が起こります。
夏は、特に老化を感じる季節です。
去年より暑さがこたえる、お腹が弱くなった、眠りが浅くなったetc.
腎精の衰えを止めることはできないけど、衰え方を穏やかにすることはできます。
最近は若い人でも、偏食や睡眠不足で、腎が弱っている人が多いのです。
ここに上げる症状をチェックして、当てはまっているようなら、腎の養生をして下さいね。
<腎の衰えによる主な症状>
- [全身] 体力低下、免疫力低下、疲れがとれにくい、冷え性、動きが鈍くなった
- [頭部] 不眠、めまい、健忘症
- [耳] 耳鳴り、聴力低下
- [髪] 脱毛、白髪、髪のつやがなくなった
- [骨] 関節痛、骨粗鬆症
- [下半身] 腰痛、早く歩けない、しゃがめない
- [歯] 歯が弱る、歯が抜ける
- [生殖] 不妊症、精力減退
- [呼吸] 呼吸が浅い、ぜんそく様症状、息切れ
- [尿] 尿が多いor少ない、夜間の尿、尿漏れ、尿が出にくい
- [便] 下痢・便秘になりやすい
<腎を支える食物(薬膳より)>
- [木の実] クコの実、クルミ、松の実、栗
- [粘り・渋み] 山芋、ぎんなん、もち米、牡蠣
- [体を温める] ニラ、ショウガ、シナモン、羊肉、牛肉、鶏肉、ヨモギ
- [しょっぱいもの] なまこ、海苔、昆布、海草類
- [黒いもの] 黒豆、黒キクラゲ、黒ごま
- [水はけを促すもの] はと麦、冬瓜、オオバコなど
- 腎臓あたり(ウエストラインの背中側)を温める(今年の若い人は、お腹を露出してるの、やめてねー)
- ふくらはぎを触って、手より冷たければ、一枚おおう
- 腹式呼吸で、肺から腎を応援する
- 温かいものを食べて、胃腸から腎を応援する
- 睡眠をとり、眼を休めて、肝から腎を応援する
- イライラ、クヨクヨを捨てて、心から腎を応援する
- よく歩いて(暑い日は室内で足踏み)、足の裏を刺激する
鍼灸で使うツボは、
湧泉ユウセン、太谿タイケイ、復溜フクリュウ、関元カンゲン、大巨ダイコ、腎兪ジンユ、胞肓ホウコウetc.
でも、腎だけが弱ることは滅多になくて、腎が弱れば膀胱が弱ったり、胃腸の動きが悪くなったり。
また逆に、胃腸が弱って腎を支えられなくなったり、肝が強すぎて腎を傷めたり。
その方の生きてきた歴史や、人間関係や、生活環境で、使うツボは変わります。
だから鍼灸は、毎日が新鮮で、飽きないのです。
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枚方公園駅前 レディース鍼灸リブレ院長