胃バテを防ごう
今日は二十四節季の12番目大暑です。
梅雨明け猛暑、子ども達の夏休み対策、一気に負担増ですね。
まだ食欲不振にはなっていませんか?
かつて、夏バテといえば暑さで体力を消耗し、食欲が落ちてだるい状態を言いました。
しかし、現代のように冷房がどこにも完備されている状況下では、暑さだけが夏バテの原因ではありません。
現代の夏バテは、胃が疲弊する「胃バテ」が多いそうです。
冷房環境下で、冷えたお茶、ジュース、ビール、アイス等を摂り過ぎると胃が弱ります。
特に子どもや若者が家でごろごろしていたら要注意。
梅雨の湿度にやられた方、夏風邪やコロナになった方、なども早めに対策をしましょう。
また、高齢になると暑さで胃腸の運動が落ちます。
便秘や吐き気、お腹の不快感を伴う食欲不振があったら、腸閉塞の可能性があります。
早めに医療機関へ行ってくださいね。
◯胃バテの仕組み
胃は37℃で一番酵素、運動とも働きやすい
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冷たい物の摂取で胃内の温度が下がる
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胃酸や消化酵素の分泌低下
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食べ物が胃の中に長く停滞、または消化不良
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食欲不振、軟便
◯冷房下では体が冷えていく!
外から帰ると、水分はたくさん摂る
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冷房下で汗をかけなくて体に水がたまる
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体表にたまると、体に熱がこもったしんどさ
下半身にたまると、脚がむくみ上半身は暑い
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口が渇いてさらに水分を摂りたくなるが、体が「濡れた服を着ているような状態」なので、冷えていく
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血液循環が悪くなり、酸素や栄養が行き渡らない倦怠感
まず、予防!
冷たい物を摂るなら暑い場所で!
すぐに汗が出ることがポイントです。
涼しい場所では常温や温かい物を摂るように心がける。
冷たい物を摂ったあとは、温かいお茶やハーブティーで胃を休めましょう。
味噌汁にはアミノ酸が多くて疲労回復などが期待できます。
マグロ、カツオなど、ビタミンB1を含む食材
オクラはペクチンという胃を守る成分が豊富。
ペクチンを壊さないように、サッと熱湯をかけて、刻むことでペクチンが最大限に引き出せます。
運動は室内で、3分間ももをしっかり上げて足踏み(これ案外しんどいです)
30回スクワット、これは下で2秒静止(体調によっては椅子にすわってもいい)
最初はだるいですが、汗が出る頃にはスッキリして終われます。
鍼灸では、背中の脾兪、胃兪、腎兪、お腹の中脘、滑肉門、気海、関元、手足の合谷、足三里、陰陵泉、三陰交、などで胃を動かして、水を排出させます。
家では足三里の養生灸をしてもらいます。
今年も暑くなりそうです(>_<)
いつもより睡眠もとってくださいね!
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枚方公園駅前 レディース鍼灸リブレ院長