冷えを防ぐ!中医学の知恵、3つのタイプ
今日は二十四節季の21番目、大雪です
寒さが本格化し、手足が冷えたり、体が重だるくこわばったりしていませんか?
中医学では、「冷え」は「寒邪(かんじゃ)」という外からの寒さや、体内の「陽気(ようき)不足」によるものと考えます。
冷えをそのままにしておくと、肩こりや胃腸の不調、免疫力の低下につながることも。
今回は、中医学の視点から冷えのタイプを知り、それぞれに合った対策をお伝えします。
【冷えの3つのタイプ】
1. 陽気不足型
体を温めるエネルギー「陽気」が不足しているタイプ。
全身の冷えが特徴で、特に高齢者や体力が低下している方に多い。
疲れやすさ、顔色の青白さが見られる。
2. 血虚型
血液が不足したり、巡りが悪くなったりして起こる冷え。
女性やストレスを抱える方に多く、手足の冷えが顕著。
顔色のくすみ、抜け毛や疲労感が見られる。
3. 寒湿型
寒さや湿気が体内に溜まった状態の冷え。
むくみや重だるさを伴い、雨の日や湿度の高い場所で悪化しがち。
【タイプ別予防と対策】
1. 陽気不足型
- 食事:体を温める陽気を補うショウガ、ネギ、ニンニク、羊肉などを取り入れましょう。
消化に負担がかかる生ものや冷たい飲み物は避けます。 - ツボ:おへそから指4本分下にある「関元(かんげん)」
膝下の「足三里(あしさんり)」を温めると陽気を補う助けになります。 - 運動:ウォーキングや軽いストレッチで体を温め、血流を促進しましょう。
朝晩は冷えるので、暖かい時間帯に行うのがおすすめです。
2. 血虚型の冷え
- 食事:血を補う黒ゴマ、ナツメ、ほうれん草、レバーを取り入れましょう。
甘いものの摂り過ぎは血の巡りを悪くするので控えめに。 - ツボ:内くるぶしの上にある「三陰交(さんいんこう)」をお灸やゆっくりツボ押しして血流を改善します。
- 運動:ヨガや太極拳のような、心身をリラックスさせる動きで気血の流れを整えましょう。
3. 寒湿型の冷え
- 食事:体内の余分な湿を取り除くハトムギ、冬瓜、生姜入りのお茶を取り入れましょう。
脂っこいものや冷たい飲み物は控えめに。 - ツボ:背中の腰の高さにある「腎兪(じんゆ)」を温めると、湿を除きながら冷えを改善できます。
- 運動:軽いスクワットや階段昇降で体を動かし、発汗を促すと湿を排出できます。
冷えのタイプは人それぞれ異なります。
自分の冷えに合った対策を日常に取り入れて、この冬も元気に過ごしましょう!
リブレでは、鍼灸施術で冷えを根本から改善するお手伝いをしています。
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枚方公園駅前 レディース鍼灸リブレ院長