生理痛の薬について
体の正常な反応を「生理的なもの」といいます。だから本来、生理痛はないのが当たり前です。
初潮からずっと痛かったという場合、ほとんどは子宮口が固くて出口を押される痛みです。
子宮口は果物にたとえられるのですが、思春期はまだ未熟な果実のイメージです。
果物が熟すには、冷蔵庫に入れてはダメですね。
子宮という内臓が温かく柔らかくなるように、お風呂につかる、冷たい物を飲食しない、運動することで、改善できたかも?
ところが、家に常備薬として痛み止めがあり、それで解決してきた場合、生理的な痛みから病的な痛みに移っていった可能性があります。
そもそも、生理(月経)は子宮内膜がはがれ落ちるだけでなく、体内の毒素を出すはたらきがあります。
女性は尿、便、汗以外に経血でデトックスしているのです。
- 金属汚染 → 歯の詰め物、水の中の金属イオン
- 電磁波
- 潜在的な感染 → 細菌、カビ、ダニetc.
- 化学物質 → 化粧品、日用品、食品添加物
- 肉体的・精神的ストレスからできる老廃物
そして、生理痛はプロスタグランディンという体中にあるホルモンのはたらきで起こります。
プロスタグランディンの仕事は
- 子宮収縮して経血を押し出す
- 熱を出す
- 痛みを感じやすくする
- 血流をよくする
- 胃の粘膜を保護する
他にもたくさんありますが。
痛み止めは、プロスタグランディンを作らせない作用があります。
その結果、デトックスできなかった老廃物が体に残ることになります。
内膜は粘りが出てきて、経血に固まりを作るし、子宮はその不要物を出したくて、次はもっと多くのプロスタグランディンを出します。
そしてもっと強く収縮し、痛みがひどくなるので、また痛み止めを飲むという悪循環が始まります。
体質もありますが、痛みがひどくて婦人科へ行く気になる頃には、内膜症や卵巣のう腫という病名がつくかもしれません。
こうなると、きちんと治療を受けないといけません。
お仕事をしていると、体質改善に時間をとっているヒマはなく、とにかく今日の仕事をこなすために痛み止めを飲む心境は理解できます。
痛みというのは、頻繁に起こすと、痛みの閾値が下がります。
つまり、少しの刺激でも、痛みをおこす神経が敏感に反応するのです。
だから、痛みを起こしたくない、というのもわかります。
ただ、自分に優しくあってほしいと思います。
痛みは「なんとかして」と体が訴えているのです。
友達や家族が「なんとかして」と頼ってきたら、精一杯助けてあげるタイプの人なのに、自分の体の訴えは「薬で黙らせる」で良いのでしょうか?
お薬を減らしたいと思ったら、
私達女性は、男性にないデトックス作用を持ち、子孫をはぐくむ能力を持っています。
「生理なんてあって女性は損、女性はしんどい」と思ってしまうのは、男性が「女性はすごいなぁ、社会を円滑に調和するありがたい存在だなぁ」と分かってる人が少ないからだ
と思います。
これからも男性の意識を変えていかないといけないでしょうね。そのためにも女性が楽しそうに生き生きとしてる姿を見せていきましょう。
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枚方公園駅前 レディース鍼灸リブレ院長