更年期症状は更年期だけじゃない
更年期の定義は、閉経の前後5年あたりで、ホルモンの減少に伴う症状です。
頭痛、動悸、耳鳴り、発汗、のぼせ、めまい感、不眠、イライラ、倦怠感、膣や膀胱のヒリヒリ感、ウツ症状、体の痛みなど、
何科の病院に行けばいいか分からないほど、多彩な症状に悩まされます。
タレントの小島慶子さんが最近よく発信されていますが、更年期の不調を社会的にもっと理解してもらおうとか、男性にもあるとか、いろんな動きが出ています。
鍼灸的には、腎が弱って、血が減って、肝が弱ったり暴走したりする状態です。
鍼灸で腎というのは「体の若さ、体力」、肝というのは「気力、ストレス対応力」のイメージです。
また腎は骨や歯に関係して、閉経後は骨粗鬆症になりやすく、肝は血や筋肉に関係して、経血が増減する、生理周期が定まらない、筋肉が固くなりやすい、などの状態になります。
つまり、更年期症状とは、気力で頑張ってきた体が、血分を徐々に消耗し、ある時、限界を超えたため、お腹に力が入らなくなって、気力がコントロール不能になり、主に胸から上の自分の弱点を襲う、という状態です。
だから、鍼灸的に見た更年期的な体というのは、無理してきた30代から、いつまでも自分は若いと思ってた60〜70代まで、幅広く見受けられます。
ほとんどの場合、自分の体力以上にタスクを抱えています。
仕事、子育て、介護など、しなきゃいけないことばかりだけど、まずは自分の窮状を素直に訴えることです。
職場でも家族でも、身近な人に訴えるには、ちょっと技術がいります。
疲れから怒りにまかせて伝えるのは最悪です。
気付いてもらえないからといって、嫌みや皮肉を言うのも、状況を更に悪化させます。
察してほしいから、黙々と倒れるまでやっても、誰も感謝してくれません。
それは、負の感情を持ってやっているのが伝わるからです。
「だって、しんどくても、誰もやってくれへんやん!」とお怒りの声が聞こえてきそうですね。
だからこそ、ヘルプをきちんと出しましょう。
感情的になりそうなら、紙に書き出します。
コツは「私」主語で、「自分の感情を伝える」こと。
これには誰も否定できません。
「私は〇〇な状態です。こんなふうにしんどくて、○○をやりたいんだけど、できなくてつらい」というように。
話がそれましたが、更年期症状は本当の更年期ならホルモン療法が有効です。
ホルモン療法が合わない方、更年期から外れている方、ホルモン療法で取り切れない症状は、鍼灸がお手伝いします。
ご相談くださいね。
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枚方公園駅前 レディース鍼灸リブレ院長