お肌の潤い、体内の潤い
乳幼児期の体の水分量は約70~75%です。
成人男性は約65%、成人女性は約55%、高齢者は約50%、と、だんだんカスカスになっていきます。
意外にも、男性の方が女性より、水分量が多いのですね。
筋肉は水分を多く含み、脂肪は含みにくいからだそうです。
ここでも筋肉の重要性ですね。
体温を上げ、代謝を上げ、血流を巡らせ、免疫を活性化させる物質を作り、ホルモンにも関係する・・・・
これほど大事な筋肉は、どうしても増やさねば!
話が逸れました。
今日は東洋医学的な、ざっくりしたイメージで、自分の体の傾向性をご理解ください。
あなたの体の乾燥は、どこに現れていますか?
- よく微熱が出る、夜になるとほてる、髪がパサパサする
- ドライアイ
- 肌がカサつく(上半身or下半身or全身)
- 鼻の奥が乾く
- のどの奥に痰が引っ付く
- のどがすぐにイガイガする
- 空咳が出る
- 関節がパキパキ鳴る
- 関節がよく痛くなる
- 体が固くなってきた
- 筋肉がよく引きつる
- なかなか寝付けない
- 夜中に何度か目が覚める
- 頻尿or乏尿
- 生理の経血量が減ってきた、閉経した
- コロコロ便になりがち
- 膀胱炎になりやすい
体の乾燥によって、このように多様な症状が出ます。
こういう全身的な乾燥状態を「陰虚」と言います。
少し時間はかかりますが、鍼をして、軽い運動して、睡眠をとって、気持ちをのんびりさせていると、たくさんあった症状が取れて、徐々に楽になってきます。
部分的な乾燥は、陰虚とは限りません。
あなたの乾燥のタイプはどれでしょうか?
- 胸から上の症状ばかりで出る
- 肌や髪など体の表面に出る
- 筋肉の引きつりや関節ばかり出る
- 心臓や肺など上方の内臓によく出る
- 腸炎や膀胱炎など下方の内臓によく出る
鍼灸するときは、症状の出る場所に気血が巡っていない原因を探します。
運動不足、筋肉不足のこともありますし、イライラや心配事で気が巡ってないこともあります。
総合的な判断が必要になります。
東洋医学では、人は「腎精」という「生まれつき持っている生命力の器」があります。
適度に働き、適度に食べ、適度に睡眠を取れば、この腎精はあまり減っていきません。
しかし、無理をすると、見た目の元気は変わらなくても、腎精は密かに減っていくのです。
腎精は次世代を産み出す源でもあります。
(妊活姉妹さんのツイッターより)
現代は子どもの時から、時間に追われ、ゲームやYouTubeで眼から陰血を消耗し、塾へ行く年齢はどんどん低下する過酷な生活です。
気付かぬうちに腎精を消耗して、不妊になる方が多いと感じています。
寿命を全うするためにも、歳を重ねてつらい所だらけの体にならないためにも、腎精の物質部分である陰液を減らさないようにしましょうね!
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枚方公園駅前 レディース鍼灸リブレ院長