日光に当たろう!
今日は二十四節気の14番目、処暑です。
台風の影響もあって、朝晩は少し涼しくなりました。
真っ黒に日焼けした部活の中高生に会うと、「元気やね~!」と感心すると同時に、親御さんは毎日「無事に帰ってきて」と送り出しているんだろう、と想像します。
一方、帽子にサングラス、マスク、アームカバー、首にはヒンヤリタオルで完全防備の人を見かけると、「少しは日光に当たろうよ」と思ってしまいます。
私は骨粗鬆症の検査では、数値をほめられたのですが、「今後、何に気をつけたらキープできますか?」と医師に尋ねたら、「1日20分は、日焼け止めを塗らずに日光に当たってください」と言われました。
調べてみると、夏20分、冬90分なら、紫外線の害より日光に当たるメリットが上回りました。
日光が体にいいと分かってきたのは19世紀。
ナイチンゲールが日光浴のできる病院で治療成果を上げます。
1893年デンマークのフィンゼンが人工的に太陽光線を出す「カーボンアーク灯」を作り、1903年に結核による皮膚病治療の功績でノーベル生理学賞を取っています。
これが、リブレにも置いてある「コーケントー」です。
同じ頃、日光の研究としては
- 日光によるビタミンDの作用
- 紫外線による殺菌
- 全身の血流改善による全身状態の改善
などが明らかにされた時代でした。
それから100年が経ち、フロンガスによってオゾン層が破壊されたため、日本でも紫外線の害がやかましく言われるようになりました。
子ども達は首を守る羽根付き帽子をかぶり、ラッシュガードを着て、日焼け止めクリームを塗る時代になりました。
確かに紫外線による害は防げましたが、最近は逆に「大人の日光不足の害」が懸念されています。
特に精神衛生にとって、日光浴は重要です。
昼に光を浴びると体内リズムは安定し、夜に光を浴びるとリズムが狂うことは、ウツや引きこもりの治療に利用されます。
他にも、がん予防(日光の照射が少ない国では、大腸ガン、婦人科系のがんが多い)、長寿傾向が言われています。
これらは、ビタミンDの作用のおかげです。
日本人の98%が今ビタミンD不足と言われています。
血中ビタミンD不足によって、以下の疾患のリスク増加が分かっています。
- 肝臓、腎臓の機能不全
- 消化管の吸収不全
- 精神疾患、認知症、自己免疫疾患
- 不妊症
- がんによる死亡率が1.7倍
- 免疫力の低下
- 骨粗鬆症
それでは、ビタミンDサプリを飲むか?となると、過剰摂取の問題があります。
過剰摂取は、カルシウムを過剰吸収し、腎臓や血管に問題を起こします。
飲むなら、血液検査でどの程度足りてないのかを検査して、適正な容量を選ぶことです。
安全には、まず食べ物から。
サケ、マグロ、サバ、きのこ類(1時間日光に当てるとDやB1が増える)
そして1日20分の日光浴!
室内でもできるので、室内では足の裏やふくらはぎなど、外では当たりにくい場所に当てるといいですよ。
良いことずくめの日光浴ですが、日差しの強い時期はサングラスが必須。
紫外線を眼に浴びると、白内障などのリスクが上がります。
紫外線カットされている、安全なリブレのコーケントーに当たりに来て下さいね!
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枚方公園駅前 レディース鍼灸リブレ院長