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院長コラム

気圧とめまいの関係

低気圧が来ると、めまい・頭痛・肩こりなどに悩まされる方がいます。

最近は「気象病」なんて言われています。

先日、BSの番組で、なぜ気圧の変化やちょっとしたきっかけで、症状が起きるのか、わかりやすく説明していたのでご紹介します。

めまいの原因は、内耳・血圧・心臓・脳・薬剤性などいろいろありますが、今日は耳鼻科領域のお話です。

内耳は3つの部分からなっています。

めちゃくちゃザックリ分けると

  • 蝸牛は、聴力に関係するところ。
  • 前庭は、バランスに関係するところ。
  • 三半規管は、回転を感じるところ。

めまい+聴力低下、回転性のめまい、フワフワ揺れるようなめまい

確かに、いろんなパターンになりそうですよね。

内耳の構造

低気圧がくると、めまい・頭痛・肩こりになるのは、前庭のリンパがむくんで耳の神経を圧迫し、体が傾いてないのに脳へ「傾いてますよ」と信号を出すため、脳が体を支えようと筋肉に力を入れる命令をするから。

これを防ぐには、低気圧が近づいてきたら、耳の血流を良くすればいいそうです。

耳介をいろんな方向に引っ張ったり、耳介を握りつぶすようにしたり、耳の後ろをさすってマッサージしても。

(あくまでも気持ちいい強さでね)

また困ったことに、よく圧迫を受ける神経は炎症が起きやすくなり、ちょっとした刺激でも過敏に反応するようになります。

めまい

「炎症が起きた神経が、過敏に反応する」は痛みに関しても同じです。

体がゆがんでいたり、正しい使い方ができていないと、いつもある部分に負担がかかり続けます。

決まった筋肉がいつも固く収縮して、神経は圧迫を受けます。

こんな状態が続くと、やはり神経はだんだん過敏になります。

痛みに集中すると、よけいにひどくなります。

だから、何か楽しいことに集中したり、別のところをさするなど違う刺激を入れると、ましになります。

ゆっくり呼吸で体の力を抜くワークは、普段、呼吸が浅くなっているほとんどの人に有効です。

体にたくさんの酸素を取り込み、毛細血管を流れを良くして、体の細胞1つ1つに酸素と栄養を行き渡らせる。

耳の中のむくみだって、筋肉のコリだって、毛細血管の流れが悪くて起きています。だったら、毛細血管やリンパ管に余分な水分を引き上げてもらい、炎症で作られた痛み物質を引き取ってもらいましょう。

東洋医学的鍼灸の狙いは、首から上の熱を取ることと、体の力を抜くこと。

内耳のむくみは、水分代謝がうまくいっていないか、脳の熱を冷ますために集まってくる水分のせいと考えます。

考えすぎ、悩みすぎをストップして少しぼんやりしていただく。

内臓の疲れをとって、内臓をしっかり動かすことで、頭に血が上らないようにする。

ストレス症状を取るには、過敏に反応する神経に「ぼんやりすると楽だよ」と再教育するために、少し詰めて施術を受けられる事をお勧めします。

 

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枚方公園駅前 レディース鍼灸リブレ院長

葛根湯が効くのは?

今年は昼と夜の寒暖差が大きいですね。

紅葉はきれいですが、風邪ひきさんも多いです。

しかも、グズグズと治りきらない

中医学では、カゼを大きく2種類に分けます。

寒気、ふるえからくる「傷寒」と、軽い寒気が一瞬来てすぐ発熱する「温病」

ショウカンとウンビョウと言います。

傷寒は、文字通り、寒さに傷つけられるカゼ。

インフルエンザも傷寒です。

胃腸炎でも、体から出たモノが、あまり臭わない時は傷寒です。

また、同じ傷寒でも、体力のあるなしで、症状が変わってきます。

でも、体を温めて、汗を出してカゼを追い出す方法は共通です。

カゼが長引くのは、薬で熱を下げた時にうまく汗が出なかったか、汗を出す体力がなかった時。

葛根湯は、傷寒の最初に効く漢方薬です。

飲むタイミングが大事で、急に肩こりと寒気がするなぁ、という瞬間に飲んで下さい。

汗はかいてないことを確かめて。

もう熱が上がってきたとか、咳が出るとかになると葛根湯では手遅れです。

また、温病であれば、葛根湯は効かないです。

温病は、もともと熱帯にあった伝染病系で、マラリアや鳥インフルエンザをイメージしてください。

子供の熱でいきなり発熱、というのも温病系です。

とにかく、寒気は一瞬で過ぎ去り、体が熱い、舌が赤い、のどが渇くという症状です。


スペインでは、子供が発熱した時に、水風呂につけなさいと言われて驚きましたが、アフリカのお向かいなので、子供は温病系にかかるのでしょうね。

温病は冷やす、なのです。

そして熱をおしっこやウンチで出すと、楽になります。

小さいお子様は、浣腸をしてでも便を出し、熱が内臓を傷めないように気をつけて下さい。

O157が、下痢を止めて腎炎になったように、熱をこもらせると怖いです。

この頃は、解熱剤を出さない小児科が増えてきました。

熱が38℃を超えると、体にあるがん細胞の芽は死滅するとは言いますが、やはり熱が出るとしんどいですね。

熱が下がった次の日に、しっかり休めると、そのままカゼはスッと治ります。

でも、たいていの方は熱が下がると、日常生活に戻って無理をしてしまいます。

そして、いつまでも咳やだるさ、食欲不振を抱えてしまう・・・・

そんな時も鍼灸がお手伝いできます。

ストレスを取るだけで、カゼのグズグズがなくなる方も多いですよ。

体を動かしたり、呼吸法をしたり、鍼灸したりして、体の気血を活発に循環させることは大事ですね

「体の癖、心の癖」その2

前回は、体の癖は何十年もかけて作ってきたから、治すのは「体を意識して使う習慣」を体に教えよう、という話でした。

心の癖はやっかいです。

自分の心の動きは、ほぼ無意識(これは体もいっしょか!)

大人になると、誰も指摘してくれない。

また注意されても、素直に受け入れられない。

下手すると、前世から引きずっている傾向性かも・・・

自分はどんな癖を持っているんだろう。

何かが起こった時、人に腹が立つ

何か言われるんじゃないかと不安になる

自分のせいで起きてしまったと後悔する

自分には関係ないと無視する(感情は引っかかってるのに)

今のことから、過去にあった嫌なことをフラッシュバックする

今のことから、未来の不幸の予測をする

それらは、本当の自分ではありません。

ただ日々起きてくることに、癖で反射的に反応し、感情に振り回されているだけ。

1日のうち、20分くらいスマホから離れて、心の点検をする習慣が必要です。

毎日、5分の筋トレを継続すると筋肉が付くように、心の筋トレも時間はかかります。

カウンセリングやセミナーに行って、自分を解放する気づきを得たとしても、

やはり自分の心の癖を直すトレーニングをしないと、元に戻ります。

まず自分のパターンを自覚しましょう。

一番多く出てくるマイナス感情は何か?

怒り(憎しみ)、怖れ(不安)、悲しみ、さみしさ(孤独)

コツはあまり細かく分類しないこと。

そのマイナス感情が出るきっかけは何か?

これも実はだいたいパターンがあります。

特定の単語だったり、目つきや態度だったり。

私の場合は、「それって普通は(常識的には)~でしょ」にいつもイラッとしてしまう。

そして、世間という見えない敵に、しなくていい戦いを挑んで疲れる(笑)

世間を持ち出す相手に、自分を認めさせたいんですね。

自分で自分を認める作業が、足りてない時の癖です。

元気な時は、「誰に認めてもらわなくても、自分が楽しかったらいいねん」と気にならないんだけどね。

年齢を重ねるほど、体は心のダメージの影響を受けます。

だから、体調をよくするために、いろんな事に取組むより、心を安定する方が早いことも多いです。

体に影響が出るほどのストレスは、身近な人から考えましょう。

感情を押し込めて、感じないふりをしても、体は正直です。

夫、子供、親、兄弟、それから職場、ご近所・・・・

問題がいつまでも解決しないときは

人を裁いていないか

人のせいにしていないか

人を変えようとしていないか

を点検します。

それに気がつきながらも、やめられない、止まらない!のは普通です。

でも気がつかないと、永遠にやり続けるので、「またやってる~」と気がついたら自分ほめ。

そして、できるだけ早く止める。

止められたら、また「よく止められたね」と自分ほめ。

他人の目で、自分に起きたことを見る。

スクリーンに映るように客観的に見る。

すると、ひどいと思っていた相手が「そうするしかなかったんだね」と許せるようになったり、

「お互いアホやなぁ」と笑ってしまったり。

もちろん、それも時間がかかります。

心の癖に気づき、人を許すとか、感情をコントロールするとかいうことは、生まれてきた課題でもあるから、一生かかってもいいやん、と思ってます。

メンタルが体調に直結する人は、心の点検をしやすいですね。

体が楽になるためには、不安、怒り、悲しみを早く捨てるしかないから。

この世では、生きにくい体だと自分を責めがちだけど、あの世に帰って困らない。

あの世は心が透けて見えるらしいから、人に見られて恥ずかしくない心境でいないとね。

その予習ができると思って、プラスに考えて下さいね。

心の癖に気づき、変な反射的反応をコントロールしようと心がけていれば、一生成長できます。

何かが起きたときに、解決の方法ばかり探すのでなく、「これは自分にとって、何を学べと言われているのか」と考えると、起きたことが必ずしも不幸ではなくなります。

宇宙が膨張し、成長し続けるように、私達の心も広がり続け、成長し続けましょう。

 

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枚方公園駅前 レディース鍼灸リブレ院長

「体の癖、心の癖」その1

いつも左右対象の動きを意識しているスポーツインストラクターなどでもない限り、普通は体に歪みがあります。

  • 体の使い方からくるもの
  • 姿勢からくるもの
  • 古傷からくるもの
  • 緊張からくるもの

体の歪みは、左右対象の動きをしないと気がつきません。

痛みやシビレが出て、初めて気がつくこともあります。

ヨガやストレッチをやって、ある部分の固さに気付いた時には、体の歪みは数年から数十年の蓄積の結果なのです。

ではその蓄積をほどくには、同じくらいの年月がかかるでしょうか?

そんなことはありません。

コツは3つ

  1. 意識すること
  2. 正しい動かし方を体に教えること
  3. 自分で動かすこと

体のゆがみは無意識で起きているので、意識すれば早く戻せます。

正しい動かし方は、プロに教えてもらうといいですね。

ただし、体が「正しい動きが気持ちいい」と思い出すまでには、少々時間がかかります。

特に脳は急な変化を嫌がるので、以前の癖の方が楽だと感じます。

1回~数回の施術で楽になっても、元に戻るのはそのせいです。

「この前、楽になったのに、また戻るなんて、鍼灸も整体もやり続けないといけないの?」と思われる時期です。

ここは辛抱して、繰り返し修正が必要です。

そしてここまでが、私達がお手伝いできることです。

ある程度、癖が修正できたら、どんどん自分で動かしていく。

これで、正しい姿勢と正しい動きを自分のものにできます。

思い出してください。

ピアノを弾くのに、毎日指を立てて手を丸くする練習をしたことを。

テニスの素振りを、毎日何百回もやった日々を。

良い癖を作るのに、それだけの回数を費やしてきたのです。

何十年かけて作ってきた悪い癖を、その何分の1かで修正できるのです。

やってみようじゃありませんか。

これは体の使い方の癖だけではありません。

食べ方、睡眠の取り方、心の使い方、何でもあてはまります。

ストレスは心の使い方次第。

同じ経験をしても、激しくダメージを受けるか、流せるかは物事の捉え方です。

元々の性格はあります。

育った環境も違うし、感受性も違う。

今は人類の歴史上、たぶん最高にメンタルストレスの多い時代だから、心を鍛えるチャンスです!

しかし、ここで問題が。

体の癖、食べ物の偏りなどは、自覚しやすいし、教えてもらいやすい。

心の癖は、ほとんど他人からは指摘してもらえないのです。

また、指摘されても、素直に聞けないしね。

となると、どうやって心の癖を修正していけばいいのか?

これについては次回!

 

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眼の疲れ

眼の疲れや、眼の奥の痛みを訴える方は多いです。

ドライアイもつらそうです。

東洋医学的な原因のほとんどは、頭部の熱と眼への血流不足。

網膜は大量の酸素が必要だそうです。

眼球は、後頭部から脳へと上がってくる頸動脈から眼動脈を通って栄養を受けます。

まぶたは、顎からこめかみへ広がる側頭動脈などから栄養されます。

だから、肩こりや歯のくいしばりで、首やコメカミの血管が細くなると、眼は酸欠になります。

うつむいた姿勢でスマホを見るな、と言われますよね。

また、「眼球の動かしすぎによる疲れ」があると、最近聞きました。

眼を動かすのは、眼球にくっついている6個の小さい筋肉。

これが酸欠に!

眼球を動かしてしまうのは、「首が硬いから」だそうです。

なるべく、首を動かして、見たい物を正面でとらえるようにしましょう。

余談ですが、深作秀春著 「やってはいけない目の治療」 より、眼が疲れたからといって、激しく眼球体操をしてはいけない。

最悪は網膜剥離を引き起こす。

花粉などで眼が痒くて、しょっちゅうこすっていると、白内障や網膜剥離になるかも。

コンタクトレンズは、つけっぱなし厳禁。

眼をホウ酸で洗うと、眼を保護する成分が流れてしまう。

とにかく、眼はむき出しの臓器という意識で、大事にしないといけないようです。

眼を守るためには、スマホで時間つぶししない

ブルーライト保護用眼鏡をかける

よく首を動かして読む

肩こり、首コリを治す

自然を見る時間を作る

ビタミンA、カロチノイドを意識して摂る

睡眠を取る

オーバーワークは万病の元です。

しんどくなる前に、サインは来ているはずです。

イライラする、愚痴が多くなる、なんか落ち込む、絶えず何か食べたくなる・・・・

この状態の時点で、睡眠をとるようにすれば、未病のうちに治ります。

体を良くする力は、誰にでも備わっています。

この力を最大限使えるように、呼吸や鍼灸を使ってくださいね。

 

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自律神経の乱れって?

前回のコラム生理前症候群の補足です。

PMSを軽くする食物として、豆類、緑黄色野菜、海藻類、植物油(アルファ-リノレン酸の多いエゴマ油、ガンマ-リノレン酸の多い月見草油など)、ナッツ類、精製してない玄米やソバ、ビタミンB6を含む、豚肉、大豆、にんにくの茎、小麦胚芽、玄米、イワシ、カツオ、サバ。

挙げてみると、「まごわやさしい」は見事に網羅しています。

逆にPMSを重くするのは、砂糖、塩、カフェイン、添加物、白い小麦粉・・・・PMSがキツかった月は、食生活を振り返ってくださいね。

さて今日のテーマへ

自律神経の乱れには、大きく2つの誤解があると感じています。

まず1つ目は、自律神経の乱れ=精神力の弱さ、という捉え方です。

病院では症状の原因が特定できない時、自律神経の乱れか心療内科へ行きますか?と言われたりします。

確かにストレスによって、症状の強さは変わります。

気分の落ち込みも伴うでしょう。

その結果、「自分は精神的に弱いんだ」と自分を責めて、自分のエネルギーを下げてしまいがちです。

でも実は「疲れがうまく解消できない状態」「睡眠の質が落ちている状態」と捉え直していいと思います。

そしてこの捉え方は、病院で病名のついた症状に対しても、解決の糸口になると思います。

医師による治療とは別に、自分の体のレベルを上げられるチャンスがあるということです。

自律神経が乱れた結果、力を抜きたい時に力が抜けなくて、寝起きに体が固まる。

寝ている間に歯を食いしばって頭痛になる。

老廃物を捨てる能力を越えて異常細胞を作ってガンになる。

体に有用な物質なのに攻撃してアレルギー反応を起こす。

自律神経が乱れるのは、精神が弱いからではなく、かならず自分のキャパ以上に体に負担をかけているはずです。

つまり、疲れたと感じた時に、すぐに休まない(休めないんですよね)。

眠くても無理に起きている。

嫌なことをやり続ける。

嫌な人のそばに居続ける。

自律神経が体と心にサインを送っているのに、それを無視してるから、自律神経は暴走するしかないよね。

→転職しようとか、別居しようと言ってるんじゃないよ(笑)その方法はまた別の話。

それから、年を取ると、メンタルまで弱くなるんかなぁと思う方もあります。

実は、自律神経全体の強さが、50代では20代の1/3になるというデータがあります。

車のハンドルに遊びの部分がないと、手の動きが全部タイヤに伝わって、フラフラ運転になります。

同じように、年をとると、外界の変化に対する自律神経の遊びがなく、すぐに体の反応になって現れます。

年齢に比例して、交感神経はどんどん優位になります。

若いうちは、熟睡して敵が来るのに気付くのが遅れても、パッと体が動くけど、年をとると浅い眠りですぐに目覚めないと、反応できません。

そういう生理的な防御があるのではないかと思います。

しかし、どんどん交感神経優位になっても疲れるので、眼や耳が悪くなったり認知になって、バランスを取っているのかもしれません。

年をとると、いろんな経験を積んで、メンタルは厚かましく(笑)なっているはず。

それなのに、ストレスに弱くなった感じがするのは、自律神経の年齢的、生理的な反応ではないでしょうか?

嫌なら、お肌と同じようにアンチエイジングすればいいんです。

栄養、睡眠、運動、お決まりの健康法ですね。

2つめの誤解は、「自律神経は自分でコントロールできない」と思ってしまうこと。

自律神経は、唯一、呼吸でコントロールできます。

呼吸は吐く息で副交感神経が働くので、吐く息を長く脱力するといいです。

呼吸で自律神経を整え、睡眠の質を上げる方法は、いろいろとお伝えできます。

自分に合った方法を見つけて下さい。

呼吸がしにくい時は、鍼灸がお手伝いします。

ヤル気が出ないほどしんどい時は、心療内科のお薬に手伝ってもらっても構いません。

でも、少し楽になったら、「しんどい時に無理をしない人になる」にはどうしたらいいかを考えましょう。(自戒をこめて)

今日のコラムは私の臨床経験からの私見です。ご了承ください。

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エアコンが苦手な人は?

夏が大好きな私ですが、リブレを始めてから、一年中ほぼ一定温度の部屋で仕事するため、暑さも寒さも苦手になってしまいました。

最近はエアコンの設定が低め。

若干、更年期が入ってます(笑)

エアコンの冷気が苦手という方は、扇風機にまともに当たるのも苦手。

これは東洋医学では悪風(オフウ)といって、風に当たるのが嫌な状態です。

体には抵抗力のバリアがあり、これを衛気(エキ)と呼びます。

うぶ毛から2㎝くらい外側まで、元気な人は5~6㎝まで覆われています。

衛気がしっかりしていると、細菌やウイルスが入り込めないし、風が皮膚に当たっても「気持ちいいな」と感じられます。

暑さ寒さにも強いです。

元気

衛気のはたらきが落ちるのは、2パターンあります。

1つは衛気気滞、もうひとつは衛気虚。

衛気気滞は衛気の量はしっかりあるけど、うまく体中に巡っていないため、所々バリアがはげて、その隙を突かれて体調が悪化する。

巡らないのは、イライラ・緊張・疲れなどのため。

このパターンは鍼を置いているうちに、足先まで温まってくるのが早いです。

衛気虚は、加齢・長年の疲れや睡眠不足・大病後などで、衛気の量が減っているため、どこからでも邪に入られる。

窓も玄関もカギがかかっていない家のようなものです。

クーラー

衛気虚になると、お風呂上がりに汗がなかなか止まらない、エアコンに入るとふとゾクッとすることがある、暑い所涼しい所に交互に入ると喉痛や頭痛・ムカムカを感じやすくなります。

うっすらとカゼをひいている状態です。

その原因は様々で、肺の弱り、胃腸の弱り、腎の弱りのどれに陥っているかは、体を見ないと分りません。

自衛策としては、睡眠と栄養をとる、汗をこまめに拭く、など。

特に、汗がいつまでも残っている場所を探して下さい。それが弱点です。

首の後の最も骨が出た下あたりが湿っている・冷えているか、触ってみて下さい。

あとは手首、足首、ふくらはぎ、下腹あたりでしょうか。

冷えてたら手のひらで温めたり、ドライヤーで乾かしたりして、そのあと乾いたタオルやスカーフなどで保護するといいですよ。

 

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みんな睡眠で悩んでいる

睡眠に問題を感じている方は多いですね。

睡眠障害については、1回のコラムでは語りきれません。

今日はセルフケアについて。

また次回、タイプ別の治し方について書きます。

私自身は眠りが深くて、何かあったら逃げ遅れるタイプですが、人生で2回、「これが不眠か」という状態に陥ったことがあります。

フィジカルであれメンタルであれ、強いストレスを連続で受けるとなりますね。


フィジカルストレスの時は睡眠導入剤をいただいて、とにかく体を休めることに努めました。

メンタルストレスの時は、鍼を自分にして漢方薬を決めて、友達にいろいろ話して支えてもらいました。

このように対処法がわかっていれば、一過性で済むのですが、睡眠障害が引き起こす「将来不安」と「自分責め」が、治らなくさせる2大原因だと思います。

今晩眠れなかったら、明日の仕事にさしつかえる・・・・

このストレスが続く限り、眠りはずっと浅いかも・・・・

こんな睡眠不足では、めまいや頭痛が起きるかもしれない・・・・

日中も眠くて、イライラしてしまう自分が嫌だ・・・・

昼夜逆転してるから、昼間に用事ができない・・・・

これらの悩みは、すでに睡眠障害から派生した悩みなのです。

私はこの状態を「頭の暴走」と呼んでいます。

眠りの習慣

眠れない方は「いろいろ考えてしまうのを止められなくて」と言われます。

自動的に起きることを止めるのは、とても難しいです。

だから、別の事をするほうが簡単です。

睡眠に対する常識は、以前とかなり変わってきました。

以前は「眠くなくても横になって体を休める」でした。

この頃は「眠くなってから寝る場所に行く」になっています。

眠くないのにお布団に行ってはいけない、それなら起きて別のことをしなさい、と言われます。

そして、たまらなく眠くなったら、お布団にもぐり込むのです。

「お布団=眠る場所」と意識づけるほうが、よく眠れるそうです。

そして頭の暴走を止めるには、

  1. 呼吸に集中して、体の感覚を感じること
  2. 頭を水枕などで冷やす
  3. ゆったり散歩すること
  4. 午前中、日光に当たる
  5. マグネシウムを含む緑黄色野菜やナッツを摂る

をオススメしています。

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ストレートネックは治らない?

首や肩が痛くて整形外科を受診すると、「ストレートネックです」と言われる方は多いです。

背骨や首の骨には自然なカーブがあるから、5㎏の頭の重さがベクトル的に分散されて、重いと感じずに生きていけます。

ところが頭が肩より前に20度くらい傾くと、首の筋肉は頭と首の骨の重さを必死に支えなければなりません。その結果、頭蓋骨のすぐ下と、肩と首の境目が痛くなります。

ストレートネックは、筋肉が突っ張って骨にカーブがなくなった「筋性ストレートネック」と、それが長年に渡った結果、骨まで変形した「骨性ストレートネック」があります。

ひどくなるほど、頭痛・めまい・耳鳴り・吐き気などの症状も出てきます。

整形の先生からは「ストレートネックは治りません」と断言されることもあります。

ストレートネック

(画像出典:日経Gooday)

それは痛み止めや注射などの治療では、なかなか効果が出ないという意味ですから、絶望することはありません。

かといって、枕やちょっとした体操で簡単に治るものでもありません。

そもそも長年の姿勢で起こったことですから、今日から姿勢に気をつけて習慣を変える、と決めて年単位で取り組んでいくのです。

姿勢や体の使い方を変えるのは、地道な努力しかありません。

ゴールは単純!

頭を肩の上に乗せる」これだけ。

耳の横に肩がある」でもOK!

まず壁に背中を付けるように立ってみて、かかと、お尻、肩甲骨、後頭部の4カ所が付くかどうか?

頑張らないと付かない人は、骨盤の傾きや巻き肩から直した方が良さそうです。

それから良い姿勢をキープする時間を少しずつ伸ばして、姿勢に関する深層筋を作っていくのです。

私も常に、楽な姿勢で施術できるように、試行錯誤してきました。

今はテレビやYouTubeで、いろんな情報が取れます。ただ自分の体にどれが合っているのか、そのチョイスが難しいです。

リブレでは、あなたのストレートネックはどんなタイプで、どんなプロセスで治したらいいのか、お伝えしていきます。

では今日もいい1日を!

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のぼせていませんか?

じわじわと湿度が高くなる季節、さらに朝から日中にかけて温度がぐんぐん上がってくると、知らないうちにのぼせていることがあります。

頬が真っ赤になればわかりやすいですが、のどがヒリヒリする、眼がかすむ、眠い、頭痛、鼻炎、耳詰まり、フワフワ感などが起きます。

頭頂を触ると、もわっとしていることが多い。

皮膚からの熱の発散がうまくいかない人は、熱がこもって息苦しさを覚えます。

のぼせとは、体に熱がこもる+脳の使いすぎ or 体の疲れ。

つまり、熱がお腹にとどまれずに、上方へ偏った状態です。

「マッサージに行った翌日は、よくじんましんが出る」という友人がいます。

緊張感が続くと、汗腺、毛穴の開閉がうまくいかなくて、熱が発散できません。

マッサージで緩めると、こもっていた熱が皮膚から出ようとするのです。

他にも鼻血、白目の出血、爪周りの湿疹や逆むけなどは、体に溜まった熱を、違う形で発散させようとする作用です。

「体に熱が溜まっている」というと、皆さん「汗をかいて発散します!」と言われます。

悪くないんですげどね・・・・でも「頑張ります!」の感じはちょっとね。

「じゃあ、お風呂で汗が流れるまでつかります!」・・・・それもいいんですが、熱を溜めないようにしましょうか。

応急処置は、頭を冷やす。

冷えピタでは弱いです。氷嚢でギュッと冷やす。

次に先ほどの「汗を出す」が対症療法になります。

ではそもそも熱をこもらせない、のぼせない体を作るには?

第1は睡眠不足にならないこと。

睡眠不足になると、お腹の力が抜けて熱を保てないです。

私は睡眠6時間以上とるようになって、かえって早い時間に眠くなるとか、疲れていると感じるとか、生理的な感覚がよみがえってきました。

今まで短い深い睡眠をとっているつもりでしたが、疲れを感じるスイッチを切ってたのかも、と思います。

第2は脳の活動と体の活動のバランスを見直す。

体の活動をしている時に、体に集中していますか?別の考え事をしながら体を動かしていては意味がないです。

考え事ができないほど、ハードなトレーニングをすると、頭がスッキリしますよね。

脳の働きを一旦止めて、セロトニンやオキシトシンなどの快感ホルモンで満たす時間を持ちたいものです。

庭仕事や畑仕事は、対象に話しかけて集中しましょう。

第3は深い呼吸をする

運動やお風呂の時以外の、普通に生活している時に、熱を発散できる体にするためには、深い呼吸ができる姿勢を作ること。

熱い呼気をしっかり出すと、胸の熱さが冷めます。

第4は緊張感をとる

朝起きて「今日は何をしようかなぁ?」なんて日はありますか?

お仕事や子育て・介護をしていたら、そんな日は1日もないでしょうね。

いつも何かに追われて、体も心もきゅっと縮んでいます。

だから意識的に、緊張をとる時間をもつしかないです。

  • 奥歯を離す(口を閉じても口の奥を時々ひろげて)
  • 大声で歌う、笑う
  • 自然の中で眼を閉じて、感覚を研ぎ澄ます
  • 筋緊張をほぐす

鍼灸はいろいろな原因の「のぼせ」に対応できます。

痛みに対する鍼灸しか受けたことがない方は、鍼灸の違った感覚を味わってくださいね。

 

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