枚方の女性鍼灸・不妊・逆子ならレディース鍼灸リブレ(公式)

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院長コラム

花粉症のタイプ

今年の花粉はこの10年で最高と言われていますね。

この情報を聞いただけで、集団恐怖を引き起こしそうです。

ついに「花粉症デビュー」した方もおられます。

花粉症

私も改めて花粉症について学びなおしました。

日本漢方の大家、仙頭正四郎先生の編著「花粉症」農文協よりまとめた記事です。

漢方薬もいくつか載せますが、自己判断せずに漢方医や漢方薬局にご相談ください。

リブレでは、漢方薬に対応したツボを選んで、ハリやお灸をします。

原因別の症状と対策

  1. 「湿」の症状
    <症状>水ばな、涙が出る、水溶性の下痢をしやすい
    <原因>食べすぎ(お腹がすかなくても食べる)、飲み過ぎ(咽が渇かなくても飲む)、もともと少食
    <処方>小青竜湯、麻杏薏甘湯マキョウヨクカントウ、平胃散、五苓散など
  2. 「寒」の症状
    <症状>すぐにゾクッとする、水ばな
    <原因>薄着や首筋の開いた服が好き、スカートと薄いタイツ、1年中冷たいものを食べる、サラダ・刺身をよく食べる
    <処方>葛根湯、麻黄附子細辛湯、真武湯など
  3. 「湿熱」の症状
    <症状>黄色で粘っこい鼻汁、目やにが出る、においのきつい軟便
    <原因>脂っこいものが好き、餅やチーズ、乳製品が好き、お酒の飲み過ぎ
    <処方>消風散、越婢加朮湯エッピカジュツトウ、荊芥連翹湯ケイガイレンギョウトウなど
  4. 「熱」の症状
    <症状>目鼻の熱感、充血、赤み、チリチリする痛痒さ
    <原因>炎症、ストレス+活動過剰、疲れ
    <処方>麻杏甘石湯マキョウカンセキトウ、黄連解毒湯、三黄瀉心湯サンオウシャシントウなど
  5. 「燥」の症状
    <症状>ドライアイ、ヒリヒリ感、痒み、熱感
    <原因>慢性的な寝不足、過労、産後、更年期
    <処方>麦門冬湯バクモンドウトウ、滋陰降火湯、清肺湯など
  6. 「風」の症状
    <症状>突然始まる痒み、場所が移動する痒み
    <原因>ストレス+過労・寝不足
    <処方>柴胡清肝湯サイコセイカントウ、防風通聖散、十味敗毒湯など
  7. 「滞り」の症状
    <症状>鼻詰まり、のどの痛み
    <原因>ストレス、冷え、運動不足
    <処方>柴胡清肝湯、半夏厚朴湯ハンゲコウボクトウ、香蘇散など
  8. 「宣散失調」の症状
    <症状>くしゃみや咳の連発
    <原因>ストレス、体のバリアの異常、肺の機能失調
    <処方>防已黄耆湯ボウイオウギトウ、桂枝湯、麻杏甘石湯など

漢方薬

実際には、複数の原因・症状が絡んでくるので、なかなか1つの漢方薬にビシッと決まりません。

鍼灸でも、人によってツボの選択は異なります。

ご自分がどのタイプか気になる方は、リブレへおいでくださいね。

 

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枚方公園駅前 レディース鍼灸リブレ院長

痛み止めの功罪

つい最近、NHKの番組「頭痛のトリセツ」で、痛み止めの作用が説明されていました。

頭痛の種類 TOP3

  1. 緊張性頭痛 
    肩こり・食いしばりなど筋肉の収縮による頭痛
    ギューッと締め付けられる痛み お風呂でマシになる
  2. 偏頭痛
    頭の血流が悪くなった後、血管が拡張することによる頭痛
    ズキンズキンと拍動様の痛み お風呂でひどくなる
    前兆があることも
  3. MOH(薬物乱用頭痛)
    月に10回以上痛み止めを服用することによる頭痛
    ※頭痛歴が長くなると、複合型になってきます
    東洋医学では他に
  4. 湿邪の頭痛 頭に重いものがかぶさっているような痛み 湿気や台風で悪化
  5. 腎虚の頭痛 疲れた時に起きる、全体的なぼんやりした痛み
  6. 血虚の頭痛 生理の後半や妊娠後期に起きる、やや鋭い痛み
  7. 瘀血の頭痛 血流が悪くなる様々な条件でくる、キリキリと刺すような痛み
  8. 寒邪の頭痛 寒さ・冷えによる緊張性頭痛に近い痛み

頭痛の画像

鍼灸では原因によって、治し方が異なります。

番組では、神経に作用する痛み物質を減らしたり、痛み物質が神経に届かないように遮断したりする薬を「治療薬」といってましたが、少し違和感を覚えました。

東洋医学による「本治」は「痛み物質を作らせない」ことを目的としているので。

とはいえ、私は西洋薬を否定する気はありません。

西洋薬の良いところは、全ての人に一定の効果があって、即効性もある。

痛みで眠れない状態は早く改善して、体力をつけてから本格的な治療に取組めばいいと考えています。

神経の傷み方が軽症ならば、西洋薬でおさまってしまうこともあります。

それはそれでOK。

長期服用の問題だけです。

それにしても、痛み止めは皆さん本当によく飲まれています。

頭痛に限らず、生理痛、神経痛・・・・

親が使っていると、あたり前に市販薬が家にあり、あたり前に「あんたも飲んでおき」と言われて育ち、服用歴は長いです。

薬を飲む

鍼灸院に来られるかたは、痛み止めに罪悪感があって、「止められるものなら止めたい」と思っておられます。

その期待には全力で応えたいです。

生理痛でもMOHはあります。

そもそも「痛み」というのは、「痛いからじっと休んでね」という自己防衛のサインです。

それを薬で抑え込むのですから、体としては「もっと痛くしたら休んでくれるのか?」と痛みを強めてきます。

その結果、痛みを感じる神経は常に刺激され、神経過敏になって、薬が効かなくなってきます。

リブレの施術は、整体で姿勢の悪さや骨盤のゆがみによる筋肉の引っ張りを取り、標治で筋膜の癒着を取り、本治で体を固くさせようとする原因を除くことを目指しています。

本治は体質改善でもあるので、時間がかかりますが、お付き合いの程よろしくお願い致します!

 

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枚方公園駅前 レディース鍼灸リブレ院長

寒波に伴う胃の不調

今年は1月4週目からの寒波は厳しかったですね。

風邪には気をつけておられると思いますが、案外、胃腸の不調も多かったのではないでしょうか?

「ムカムカ」や「軟便・下痢・便秘」は冷えから以外に、

  • 肝陽上亢 カンヨウジョウコウ
  • 肝脾不和 カンヒフワ
  • 肝胃不和 カンイフワ

と呼ばれる症状が多かったです。

「肝の臓が強くなりすぎて、消化機能に負担をかけた」という状態です。

今日は中医学用語の「肝気が上がる」という言葉を覚えてください。

これは気のエネルギーが体の上部に片寄ることです。

立春から春の体調を語るキーワードになります。

肝気とは、肝の臓の機能+精神力みたいなもの。

肝の臓は、気や血を巡らせるエネルギーを持ち、血を蓄える所です。

肝が強くなりすぎると、交感神経優位の「頑張らなきゃ、緊張する〜、焦る~、頭パンパン」みたいな状態になります。

そして、この状態が続くと、当然肝は疲れてエネルギーの巡りが落ちます。

血の蓄えは底をつき、「頭が回らない、肌が乾燥する、眼が乾く疲れる、経血が減る」などが起こり始めます。

肝を支えてくれるのが腎。

臍下丹田にドンと居てくれると「キモが座る」、つまり落ち着いた状態です。

普段は肝の暴走を防いでくれたり、腎精と呼ばれる、血の代用品を貸してくれたりします。

ところが、腎は寒さに弱く、先週の寒さで腎陽と呼ばれる「体内のおき火」が冷えてしまい、相対的に肝気が上がってしまいました。

肝気が上がると、みぞおちから肋骨の下部がつかえ、脇腹が張ります。

体はピンチに対処するため、「食べてる場合じゃない」と脾(消化力)を落とそうと圧力をかけます。

胃を下から突き上げ、食べ物を送ろうとする働きを弱めます。

だから先週はムカムカや食欲の落ちた方が多かったです。

1月はお正月の勢いのままに、お餅やお菓子の食べ過ぎで、そろそろ限界が来ていたところ、寒波がトドメとなりました。

食欲なし
すごく寒い日は、意識して消化の良い食べ物を摂ってください。

量も控えめに。

鍋物や湯豆腐、豚汁、粕汁が体に優しい。

甘酒にショウガを加えるのもイイですね。

これからもまだ寒いですが、フキノトウが地面から顔を出したり、桜や梅はもう花芽をつけたりと、上へ上へと伸びていこうとするエネルギーが出てきます。

また、春は一雨毎に気温が上がり、これも気を上にあげようとします。

つまり、立春からは「肝気が上がる」状態が始まるのです。

肝気が上がると、体の上の方が敏感になるので、下から突き上げる症状が出てきやすくなります。

  • 花粉症
  • 頭痛、めまい、耳鳴り
  • 逆流性食道炎
  • 喘息

上記のような持病をお持ちなら、これからの季節は肝気を上げないよう、用心深く過ごしてください。

  • 足を冷やさない
  • 睡眠不足に注意
  • ストレスを溜めないで早めに解消
  • チョコレート、カフェインは控えめに
  • スマホの見過ぎに注意
  • 自由に伸びやかに過ごす日を作る

のびのび

ツボとしては、百会、合谷、太衝、神道、霊台などを使います。

リブレにご相談くださいね。

 

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枚方公園駅前 レディース鍼灸リブレ院長

冬バテを撃退し、コロフルをはね返す

植物は一度、ぐっと冷えることで、木々の芽吹きや花の準備ができます。

でも恒温動物にとって、冬は体温維持だけでも大変。

コロナウイルスはまた新しい変異株「XBB・1・5」が出現しているようですが、感染力が強く、症状もキツいとか、ワクチン免疫をすり抜けるとか、いい話を聞きません。

もう自分の免疫力を上げるしかないようです。

さて私はというと、年末年始はいつも食べすぎ、法事やお年賀のお菓子もいっぱい食べて、お腹パンパン!

この時期に反省をこめて、人間ドックを受けることにしています。

自分の感覚的にも、関節の硬さや指先の冷えなど血液のドロドロ感があり、やっと節制する気になったところ。

これから免疫力の復活を図ります。

最近できた「冬バテ」という言葉。

寒さによる血流の悪さから起こる、季節性の体調不良です。

  • だるさ、倦怠感
  • 肩こり、頭痛
  • 眠りが浅い、何度も目が覚める
  • フラフラするめまい
  • 便秘、下痢
  • 気分の落ち込み

体は寒暖差でもやられます。

屋内では部屋と廊下、外と電車の寒暖差などで、自律神経が乱れます。

こまめに上着を脱ぎ着しましょう。

満員電車では無理だけど。

また、多いのは冬の脱水。

咽が渇かないから、つい飲み忘れるし、空気の乾燥、エアコンなどで、体表からもかなり水分は奪われています。

<冬バテ対策>

  1. 体の外から温める
    お風呂のイラスト
    お風呂は12分以上つかることができる温度で入る(内臓まで熱が伝わる時間)
    下半身をできるだけ二重におおう(温かい空気の層をつくる)
    手袋・マフラーは家から着けて出る(急な温度変化を防ぐ)
  2. 体の中から温める
    根菜、白ネギ、キノコなど体を温める食べ物を摂る
    果物は寒い地方で穫れるリンゴなどが良い、バナナやミカンも焼くと温める性質になる
    煮炊き物は土鍋ですると体を温める力が出る
    ショウガは血行促進、食欲増進してくれる
  3. 筋肉をつける
    ランジ体操
    筋肉は体温の4割を作り出してくれる
    動画などを利用して、無理なく筋肉を増やそう
  4. 水分を摂る
    コーヒーなどのカフェイン類、ビールなどは、さらに脱水させる
    夏の熱中症の時に飲むイオン飲料はよく吸収する
    お鍋、スープや味噌汁、蒸し野菜や煮物、おかゆ・雑炊など、水分を含む料理にする
  5. ミネラルを摂る
    免疫力アップに欠かせないビタミン類、亜鉛、鉄などは、意識的に食事に取り入れる

生活に気をつけても、メンタルがイライラしたり、睡眠不足になっていては、せっかくの養生も報われません。

リラックスしている時は一番免疫力が高いので、鍼灸でリラックスして、コロフルを撃退しましょうね。

 

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掃除で気を整える

お掃除が苦手な私は、普段リブレの清掃を、シルバーさんに来てもらっています。

この方がとても素晴らしくて、私はとても助かっています。

ご両親が悩める方々をお助けするご奉仕をされていて、その道場の掃除を子どもの頃からしていたそうです。

神様が降りて来られる「場」の作り方を、肌で知っておられます。

だから息子さん達にも、子どもサイズの雑巾を作って、床の磨き方やトイレ掃除の仕方を仕込み、学校の掃除では先生が感心するほど上手だったと聞いています。

雑巾掛け

私はというと、両親ともにきれい好きで、物の少ない家に育ちました。

母は自分の祖母に掃除を躾けられたとかで、畳や階段を1日に3回拭き掃除していたそうです。

私の子どもの頃は、母は綿のぬか袋で顔や体を洗って、使い古しのぬか袋で床やタンス、柱、敷居まで磨いてました。

だから、我が家はいつもピカピカで、突然誰が来ても「きれいねー」と言ってもらえる家でした。

ぬか床

(出典:SoooooS.)

精米後の米ぬか、有効利用していますか?!明日にも使える、やさしい暮らしのためのお役立ち情報

父もいつも靴はピカピカに自分で磨き、ズボンの折り目はピッシリという人でした。

物をほったらかしにしていると、否応なく捨てられました。

母が亡くなってから30年間一人暮らしをしましたが、うちの家より整っていました。

私はそんな家が窮屈だったのと、母が病気になっても掃除に手を抜けなくて早死にしたように感じ、「手を抜くなら掃除だ」と思ってました。(掃除苦手な言い訳w)

リブレはシルバーさんのおかげで清潔にできていますが、家の方は・・・・

先日、お片付けのプロの手を借りて断捨離した方のお話を伺って、かなり心が動いています。

まずプロの住む家を見学させてもらい、シンプルに暮らすのに必要な物、家具のレイアウトをイメージするそうです。

その後、断捨離。

「これ要りますか要りませんか」と聞かれて、「んー」と考えた時点で不要品なんだとか。

不要品は即日、処分品・買い取り品に分けて、持って帰られます。

ゴミの日まで自宅に置いていると、また戻したくなるのが人間なんだそうです。

終わってみると、「自分は何に執着していたんだろう」と価値観が変わり、体が軽くなり、新しい事に向かっていこうと意欲が湧くと言っておられました。

表情も爽やかでした。

費用はかかるが、人生観を変えると思えば価値があると。

さて、年末正月と、法事や長男の嫁をして疲れていましたが、4日にリブレの大掃除をしました。

洗濯と並行して、電器の傘やエアコン・加湿器・空気清浄機のフィルター類、鍼道具や光線治療器など

普段お世話になっている道具類を、感謝をこめて掃除するうちに、不思議と正月疲れがなくなっていきました。

昔は鍼が使い捨てじゃなかったから、1本1本ヤスリで磨いてたそうです。

武士の刀、板前さんの包丁みたいなもんですね。

だから鍼1本にかける気合いが違っていたと思います。

今回、その気持ちを持って鍼しようと決意した次第です。

シルバーさんのいう「掃除はツヤ出し!」という所までは到りませんでしたが、私の仕事への意欲が高まったということは「場の気が整った」証拠。

あとはシルバーさんが、これを維持してくださるはずです。

今年もよろしくお願いいたします!

 

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死について考えた1年

冬至は夜が一番長い日ですが、「明けない夜はない」という言葉を思い出しました。

今日のテーマはちょっと重いですが、武士道に似ているかも。

死ぬ覚悟から始まって、そこから生きる力を構築する感じです。

よし! 

この1年は、身内の葬儀から始まり、同級生、お隣のお兄さん、いとこ、友人のお母さん、近所の旦那さん、友人のお姉さんなど、多くの方とのお別れがありました。

また、身近な人の闘病、飼い犬の老いなどもあり、「自分なら最後の日までどう生きるか」

また、「応援する立場として今何ができるか」を考えた1年でした。

私は、魂の永遠やあの世を信じています。

だから「死そのもの」は怖くない。

でも死へ向かう過程は、想像つかなくて、正直ちょっと怖いです。

子どもの頃は、死んで暗い井戸の中に落ちる夢を見てました。

死ぬと誰にも会えないと思っていました。

死んだら終わりとか、死んだら混沌の中に帰ると、思っている人もいるでしょう。

でも、葬儀や法事が昔から延々と続いてきたのは、魂の存在が信じられてきたからですよね。

魂が不滅で個性があるっていうことは、「子どもに“持って生まれたもの”がある」ことでもわかります。

同じ遺伝子を持つ親から、同じ環境で育てられても、兄弟でこうも違うものか!というのは、それぞれの魂の経験値が違うから、と思うと納得できます。

各人が今回の人生で、「自分の苦手なことに取組み、一つでも魂の経験値を上げる」ことができたら、大成功なのでしょうね。

私達凡人は、「わざわざ自分から、しんどいことに突っ込んでいく」のは嫌なので、神様の方で、いろんな鬱陶しい事、面倒な事、腹立たしい事を提供してくれて、「経験値を上げなさいよ~」と応援してくれるんですね。

しかし、「死に向かうとき」というのは、誰しも初めての体験です。

今までの経験値で乗り切れるかどうか。

私もその時、痛みを伴うのか、ボケて分からなくなっているのか、突然くるのか、見当がつきません。

この夏は、犬の病状が悪く、こうなったらどうしよう、ああなったらどうしようと、マイナス思考が膨らみました。

同じように犬を介護してきた人達から、励ましや心構えを教えてもらうのですが、すぐにまた不安になります。

ふと、「最善を尽くしたのに、最悪のことが起きたとしても、その結果は天にお任せし、それを受け取ります」と決めた時、スッと心が軽くなり、応援してくれる何かの存在を感じました。

祈り

そして、「受け止められるかなぁ…」と「結果はお任せして受け取ります」は、心の揺れ方がかなり違うと分かりました。

これが「覚悟を決める」という事かもしれないですね。

「死に向かうプロセス」は、おそらく覚悟を決める連続。

今から「結果を全託して受け取る」練習をしておけば、穏やかに暮らしていけそうです。

最後に、大好きな鍼灸の名人、蓮風先生のブログに書いておられた言葉を引用します。

 

「様々なこと、心配事が起きる。

これが人生だ。

かかる事があっても、感謝で収め、

心安らかでいれば、心の捌き(さばき)はだんだんよくなる。

だが、中々難しい。

心掛けで随分と良くなる。」

 

命ある限り、少しずつ、少しずつ、進みましょうね。

皆様、良いお年を!

 

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女子の調子は血の貯蔵次第かも

現代女性は、とかく血が不足気味。

栄養に気をつけている人でも、忙しくて消化吸収力が落ちている。

パソコン・スマホの作業のため、眼と脳での血の消耗が激しい。

血を作る時間帯(PM10~AM2)に深く眠れていない。

血の不足とは、

  1. いわゆる貧血=血液中のヘモグロビン値が低い
  2. 血液量が少ない=血管中の水分不足のことも
  3. 貯蔵鉄(フェリチン)の不足・過剰

だから、貧血→鉄分を補おう!という単純な話ではありません。

貧血

2と3が普通の検査では見過ごされる「かくれ貧血」というものです。

2の人は、立ちくらみ、筋肉がかたくて傷めやすい、肌荒れしやすい、低血圧、寒がりで暑がりなどの傾向があり、私の臨床経験では、更年期症状が出やすいと感じています。

血管が細くなってしまうと、固くなったスポンジが水を吸わないように、水やお茶を飲んでもすぐにオシッコに行きたくなるだけ。

こんな方は、

水分を多く含む食材を摂ってください。

味噌汁やスープもOK。

朝はパンとコーヒー(利尿作用あり)だけとか最悪です。

ごはんと味噌汁、蒸し野菜添え、なんてイイですね。

中国人の朝がゆ習慣は、さすが東洋医学の知恵です。

3のフェリチンは、不足していても普段の生活に支障ないのですが、赤ちゃんを育てるとか、何か病気をするとか、体に今まで以上の負担がかかると、フェリチン不足と思われる人はびっくりするほど弱ります。

妊娠のしやすさにも関わっているようで、最近は不妊専門クリニックでチェックする病院が増えました。

血液を作る材料は、回転資金+貯金まで必要みたいです。

私は「緑黄色野菜とタンパク質を摂ってね」とよく言います。

もう少し具体的に例を挙げましょう。

貧血食べ物

  • 鉄→ヘモグロビンの材料
    動物性=ヘム鉄(吸収率15%) レバー
    植物性=非ヘム鉄(吸収率5%) ビタミンCといっしょに摂ると吸収が良い
    大豆製品、海藻、ココアなど
  • タンパク質→ヘモグロビンの材料
    肉、魚、卵、牛乳など
  • ビタミンB12→赤血球の材料
    シジミ、アサリ、ハマグリ、牛・豚レバー、アジ、イワシ、サバなど
  • 葉酸→赤血球の材料
    海藻、牛・豚レバー、大豆・ソラマメ、葉っぱの野菜、ブロッコリーなど
  • オメガ3脂肪酸→赤血球の細胞膜の材料
    サバ・イワシ・サンマ、亜麻仁油、エゴマ油など

苦手な食材もあると思いますが、ちょっと意識的に血を貯蔵していきましょう。

秋から冬にかけて、鍋の季節は血を増やすチャンス!

きっと来年の夏が楽になることでしょう。

 

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逆腹筋で姿勢と自律神経を整える

「林先生の初耳学」で2019年に紹介された「逆腹筋」なるものを、お客さんから教えてもらいました。

やり方によっては腰を傷めたり、首痛がきつい人はめまい感が出たりしますので、リスク回避を含めて解説します。

リンク先に実技動画を紹介しています。

考案者は理学療法士でヨガインストラクターの中村尚人氏。

腹筋は縮めて鍛えるという常識をくつがえし、インナーマッスルの腹筋を伸ばして鍛える方法を開発されました。

逆腹筋の良いところは、

  1. 普通の腹筋より楽にできる
  2. 立っても座ってもできる手軽さ
  3. 姿勢矯正が出来ること
  4. 背骨の隙間を広げることができる

→歳とともに縮んでくる身長が伸びるかも

→背骨のそばにある自律神経への圧迫が取れるような、スッキリ感が味わえます

ここでちょっと解剖学。(しんどい方は読み飛ばしてね)

腹筋の前側は腹筋割れする腹直筋

腹筋の横側は、外腹斜筋、内腹直筋、腹横筋と三層構造になっています。

腹横筋

インナーマッスルとは姿勢保持してくれる筋肉で、腹横筋のことになります。

腹横筋は、前側に側腹筋腱鞘膜という固い組織を伸ばしているため、コルセット筋とも呼ばれ、これが緩むと「ポッコリお腹」になります。

考案者が出してる動画がコチラ(※音が出ます)

https://youtu.be/Ecf2KSQWGUQ

回数は10回×3セット

ポイントは、

  • 呼吸は吸いながら
  • 足の付け根に力を入れる
  • 足の付け根からお腹を引っこ抜くようにして、みぞおちでキープ
  • 胸を開いて肩を落とし、肩から首を引っこ抜く
  • 反り腰の人、頚椎症の人は、腰も首もそらさない

逆横筋イラスト

上半身から伸ばすと、腰に負担がかかります。

首を反らせると、首の隙間が狭くなっている人は、ビーンときたり腕にシビレがきたりします。

うまく引き上げると、お腹が薄くなり脇腹も締まってきます。

上体を横に倒したりねじったりすれば、あこがれのクビレができそうです。

街をゆく人を見ると、キレイに歩けている人は少ないなぁと感じます。

この逆腹筋は、スキマ時間にできる手軽さもいいですね。

私は起床時、ウォーキングの前、寝る前にやっています。(ぽっこりお腹は健在ですが)

上半身を引き上げて歩くと、足がマリオネットみたいにぶら下がって前に出てくれます。

私の歩き方はまだ試行錯誤ですが、うまく歩けた日は、膝や腰が疲れないのです。

スマホ首の前傾がとれて、腕は後によく振られて、肩も首もほぐれてきます。

一生自分で動けるように、姿勢と歩き方にはこだわっていきましょう。

 

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コロナ後遺症の治し方

渋谷のヒラハタクリニックでは、コロナの様々な後遺症を、西洋薬、漢方薬、鍼灸で治しておられます。

心筋炎や心筋症のような病名のつく疾患なら、標準的な治療方法があるでしょう。

でも、「不定愁訴」と言われるような

  • 起き上がることも困難なだるさ
  • 検査では異常がないのに、体中が痛い、家の階段で息切れする
  • 入浴すると1日中寝込む
  • 長期に続く微熱や咳
  • 脱毛、味覚・嗅覚障害

などは、原因が特定されない限り、治療に入ることができません。

また、症状に応じた薬を処方されても、効かないと心療内科に回されたりします。

だから、東洋医学的な「全身状態から患部の状態をうかがう思考」が突破口になるのです。

平畑ドクターは、とても鍼灸師を頼りにしておられます。

それは「何科にかかったらいいか分からない症状を、根気よく聞き出すことに慣れている。

一見つながりのない多様な症状に対して、体の状態を把握して方向性を示せる」からです。

鍼灸師の頭の中では、お話を伺いながら

「この人の体の中では、何が起こっているんだろう」

「この臓器が弱って、ここの気の巡りが悪くなると、これらの様々な症状につじつまが合うな」

などと考えをめぐらせているのです。

イギリスの研究によると(REACT-2 study)

コロナ感染初期に重症 → 呼吸器系の後遺症

コロナ感染初期に軽症 → 倦怠感系の後遺症

が出やすい統計があります。

倦怠感

何かした翌日に強い倦怠感(クラッシュ)が出る時は、慢性疲労症候群になっている可能性が高いです。

そうならないために、コロナ発症後2ヶ月間は「絶対に無理しないこと」

そして強い倦怠感から治っていく途中では、できるだけクラッシュを起こさないことが重要です。

味覚・嗅覚障害は、味覚や嗅覚を感じる細胞そのものがダメージを受けている訳ではない。

味覚や嗅覚細胞と脳をつなぐ神経のダメージであることが多いので、神経を刺激するような鍼灸は有効。

また、神経回路を新しく作る「神経再教育法」もあります。

これは自分でできる訓練法です。

咳や微熱の継続は、邪が体内に深く入り込んだものを追い出す体力がないと考える。

邪を追い出す+体力アップの鍼灸や漢方で寛解する。

脱毛・不眠・動悸などは、血虚か血熱か、体をみて判断する

食欲不振・気分の落ち込みは、胃腸の弱りを支えていく。

頭痛は、慢性的な風邪症状か瘀血か気虚か、体をみて判断する。

コロナ後遺症は「上咽頭炎である」という説も有力で、1日3回以上の鼻うがいは有効です。

また、プロテインやBCAAというアミノ酸サプリは、倦怠感や思考力の低下に。

体力が落ちているときは、直接吸収できるアミノ酸を摂取すると、消化に使う体力を節約できます。

ボーンブロススープのような、骨付き肉をコトコト10時間くらい煮込んだ(保温鍋が簡単)ものが、アミノ酸・ビタミン・ミネラルをたっぷり含んでいてオススメ。

ボーンプロススープ

免疫力を支えるビタミンDや亜鉛の補給も大事です。呼吸器の弱りには、酸素濃度を上げると楽になります。スポーツ用酸素ボンベは簡単に手に入ります。

このように、病院でもらった薬が効かないものも、生活療法や漢方・鍼灸で解決できることはいっぱいあります。

ただし、後遺症の鍼灸は、

  1. 早めに治療に取りかかること
  2. 毎日・1日おきくらい頻繁に施術すること

が必須です。

体力をアップしていって、あとは自分の力で治っていく感じになります。

西洋医学が得意な分野は西洋医学で、西洋医学が苦手な分野は東洋医学で、と皆さんに上手に併用してもらって、コロナ後遺症を乗り越えてもらいたいです。

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枚方公園駅前 レディース鍼灸リブレ院長

あなたの冷え性はどのタイプ?

散歩するとキンモクセイの香りがします。

朝は寒いくらい冷えるし、昼間は汗をかいて冷える。

体温調節の難しい季節です。

さて、冷え性のタイプは実に様々です。

 タイプ診断編 

  1. 足先、手先が冷たい
    a ) 血圧が低い、血液量が少ない
    b ) 瘀血(血液が粘る)、糖尿病気味
    c ) 筋肉不足、アキレス腱が硬い
  2. 腰、お尻、お腹が冷たい
    a ) 腕や脚も寒い
    b ) 手足は温かい、むしろほてる
  3. 風が当たると寒い
    a ) 涼しい所では汗はすぐに引く
    b ) 汗がなかなか止まらない
  4. 寒さは感じにくいが寝汗で冷える、のぼせやすい

あなたはどのタイプでしたか?

このうち、②bと④が隠れ冷え性です

それでは

 セルフケア編 

 ①-a 

  • 鉄分だけではなく、ビタミンとタンパク質も増やしましょう。
  • 栄養を摂っているのに貧血気味な方は、吸収力が弱いかも。
  • よく噛む、腹八分目、夜遅く食べない。
  • 消費血液を減らすため、スマホ時間を半分に。
  • 水分不足でも血圧は下がるので、水分を摂りにくい方は味噌汁、スープ、お粥で。

おかゆ

 ①-b 

瘀血を作る原因は少し複雑。

  • 疲れすぎ、睡眠不足
  • 冷え(冷たいモノの飲食、クーラー、運動不足)
  • 食べすぎ
  • 時間に追われる、気の張り、イライラ

血管にゴミがついて、固まったり粘ったりすると、体の隅々まで温められない。

  • セルフケアは、これらの生活改善と、少しキツめの運動。ただし、自分を追い込み過ぎるのも瘀血をつくるモトですよ。

 ①-c 

  • 歩き方改造する。

走る前にアキレス腱伸ばしを準備運動でやりますね。

その後ろ足のイメージで地面を蹴って歩けば、アキレス腱は伸びます。

同時に足の指もしっかり地面について曲げられるので、指先まで温まりますよ。

 ②-a 

  • 動ける人:運動して、冷たい脂肪を温かい筋肉に変えましょう
  • しんどい人:お灸しましょう。 ホットパックもいいですね。呼吸を深くして酸素で体を燃やしましょう

 ②-b 

内臓が冷えてくると、熱が体の末端に回ってきます。

「この頃、手が温かくなってきた」という方は体温が下がっていませんか?

セルフケアは①ab どちらもやってください。

 ③-a 

体を守るバリアが、伸び伸びと巡ってない状態です。

たまには体の力を抜いて、笑ったりボケーッとしたりしましょう。

 ③-b 

体を守るバリアが減っています。

体を締める力も弱っていて、汗腺が開きっぱなしになってゾクゾクっとする。

尿漏れ、生理の終わりがダラダラ続くことも。

無理しないで、勇気をもって休息しましょう。睡眠第一!

 ④は②bに近い 

昼間は脳や筋肉が活動して、夜間は内臓に熱が戻ってくるのですが、内臓が弱っているため、熱がキープできずに体表へ漏れている状態。

内臓の潤いを作るために、水分はなるべく温かい食べ物で摂る。

お粥、煮物、汁物でお腹を満たそう。

 

長期予報は「寒くて長い冬」だとか。

この冬の備えを、リブレがお手伝いしますね。

 

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枚方公園駅前 レディース鍼灸リブレ院長