基礎体温からわかること~生理不順の状態を考える資料として
基礎体温を正確に測るには、まず規則正しい生活です。
同じ6時間寝ても、12時から6時と夜中の2時から8時では体温は変わります。
それだけでも、基礎体温を記録する難しさがあります。
睡眠時間が昨日は5時間、今日は7時間なんていう方もガタガタになります。
夜勤のあるお仕事のかたも、なかなか本当の体温は測れないので仕方ないですね。
こんな理想的な基礎体温なら素晴らしいですね~
どこが素晴らしいかというと・・・・
まず低温期が高い!
最近は平熱が36.5℃もある方はめったにいません。
(逆に日々しんどい人で、36.7~8℃というのは微熱傾向です)
そして日々の変動は0.1程度。
これは自律神経がしっかりと余裕を持っているので、少々の気温や環境の変化で体が動じないことを表しています。
次に排卵から高温期の上がり方。
一度下がった体温が、一気に上がっています。
成熟した卵が一気に卵巣から飛び出せているのです。
低温と高温の境目がダラダラあがる方は、この押し出す力が弱い。
また、低温と高温の温度差がはっきりしないのは、無排卵の可能性もあります。
高温期の温度も高からず低からず、0.3~0.4℃上がるのがgood。
37.0℃以上に上がるのは、血液不足の可能性が。
やかんの水が少ないとすぐに沸騰するのと同じです。
その上しっかり高温期が11日以上ある。
高温期を保つ体のパワーがあるとみなします。
生理の始まりもダラダラ始まらない。
ダラダラ始まるのは、まだ体温が落ち切ってないのに子宮口を締める力が弱っているか、体温は落ちているのに子宮口の開きが悪いかのどちらか。
これも虚実の原因を調べて、調整していくことができます。
生理不順で困っておられるなら、一度基礎体温をつけてみてはいかがですか?