夏の冷えについて
急に暑くなりましたが、暑さに慣れるまで、養生しながら暮らしましょう。
一番注意してほしいのは、冷たい物の飲食。
冷たいお茶、水、ソーメン・冷麺、アイス!
なぜ冷たい物は体に悪いか知っていますか?
体には恒常性といって、体温を一定に保つはたらきがあります。
冷たい物を摂ると、それを体温まで温めるのに、体のエネルギーを使います。
1gの水を1℃上げるのに必要なエネルギーが1カロリーです。
コップ1杯の冷蔵庫の水を体温まで上げるのに、約6000カロリーが必要です。
ただし、食べ物に表示されている1カロリーは、1キロカロリーのことなので、運動のように言うならば消費カロリーは6カロリーです。
なんだ、冷たい物を食べて痩せようと思ったのに!
と考えませんでしたか?残念でした。
運動ならば、体は熱を作っているので、代謝(体内の酵素反応)は上がります。
でも冷たいものを飲食したら、酵素は働かなくなり、代謝が落ちます。
その結果、食べたものの分解が途中で止まって、吸収できなくなったり、老廃物が溜まったりします。
つまり、食べたものからエネルギーを十分取り出せなくなる、老廃物が血液や水の循環を妨げるようになります。
そして、体が冷える、低体温になっていくのです。
特に空きっ腹にいきなり冷たい物を入れると、内臓が直接冷えます。
だから飲み物は、その危険が大きい。
夏の飲み物を常温するだけでも、随分違います。
新しいリブレには冷水機を置こうか迷いましたが、妊活やマタニティの方に、冷たいものをオススメしたくないなと思い、今まで通り常温かホットという選択にしました。
悪しからずです。
では冷たい物を食べたい時はどうすればいいか?
まず温かいものから食べ始めて、胃が温まったところで冷たい物を摂る。
おやつのアイス代わりに、氷を1つ口に含んで溶かす。
ソーメンなどの食事には、熱いオカズかお茶を添えてください。
そう考えると、天ざるって健康的ですね。
私は夏バテしそうな時は、冷たい物を1週間やめて、ひたすら熱いお茶を飲みます。すると食欲が戻ってきて、夏バテせずにすみます。
意外にも熱いお茶は、のどの渇きを止めてくれます。
ぜひお試しを!
そして夏を元気に乗り切りましょうね!