女子の調子は血の貯蔵次第かも
現代女性は、とかく血が不足気味。
栄養に気をつけている人でも、忙しくて消化吸収力が落ちている。
パソコン・スマホの作業のため、眼と脳での血の消耗が激しい。
血を作る時間帯(PM10~AM2)に深く眠れていない。
血の不足とは、
- いわゆる貧血=血液中のヘモグロビン値が低い
- 血液量が少ない=血管中の水分不足のことも
- 貯蔵鉄(フェリチン)の不足・過剰
だから、貧血→鉄分を補おう!という単純な話ではありません。
2と3が普通の検査では見過ごされる「かくれ貧血」というものです。
2の人は、立ちくらみ、筋肉がかたくて傷めやすい、肌荒れしやすい、低血圧、寒がりで暑がりなどの傾向があり、私の臨床経験では、更年期症状が出やすいと感じています。
血管が細くなってしまうと、固くなったスポンジが水を吸わないように、水やお茶を飲んでもすぐにオシッコに行きたくなるだけ。
こんな方は、
水分を多く含む食材を摂ってください。
味噌汁やスープもOK。
朝はパンとコーヒー(利尿作用あり)だけとか最悪です。
ごはんと味噌汁、蒸し野菜添え、なんてイイですね。
中国人の朝がゆ習慣は、さすが東洋医学の知恵です。
3のフェリチンは、不足していても普段の生活に支障ないのですが、赤ちゃんを育てるとか、何か病気をするとか、体に今まで以上の負担がかかると、フェリチン不足と思われる人はびっくりするほど弱ります。
妊娠のしやすさにも関わっているようで、最近は不妊専門クリニックでチェックする病院が増えました。
血液を作る材料は、回転資金+貯金まで必要みたいです。
私は「緑黄色野菜とタンパク質を摂ってね」とよく言います。
もう少し具体的に例を挙げましょう。
- 鉄→ヘモグロビンの材料
動物性=ヘム鉄(吸収率15%) レバー
植物性=非ヘム鉄(吸収率5%) ビタミンCといっしょに摂ると吸収が良い
大豆製品、海藻、ココアなど - タンパク質→ヘモグロビンの材料
肉、魚、卵、牛乳など - ビタミンB12→赤血球の材料
シジミ、アサリ、ハマグリ、牛・豚レバー、アジ、イワシ、サバなど - 葉酸→赤血球の材料
海藻、牛・豚レバー、大豆・ソラマメ、葉っぱの野菜、ブロッコリーなど - オメガ3脂肪酸→赤血球の細胞膜の材料
サバ・イワシ・サンマ、亜麻仁油、エゴマ油など
苦手な食材もあると思いますが、ちょっと意識的に血を貯蔵していきましょう。
秋から冬にかけて、鍋の季節は血を増やすチャンス!
きっと来年の夏が楽になることでしょう。
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枚方公園駅前 レディース鍼灸リブレ院長