花粉症のタイプ
今年の花粉はこの10年で最高と言われていますね。
この情報を聞いただけで、集団恐怖を引き起こしそうです。
ついに「花粉症デビュー」した方もおられます。
私も改めて花粉症について学びなおしました。
日本漢方の大家、仙頭正四郎先生の編著「花粉症」農文協よりまとめた記事です。
漢方薬もいくつか載せますが、自己判断せずに漢方医や漢方薬局にご相談ください。
リブレでは、漢方薬に対応したツボを選んで、ハリやお灸をします。
原因別の症状と対策
- 「湿」の症状
<症状>水ばな、涙が出る、水溶性の下痢をしやすい
<原因>食べすぎ(お腹がすかなくても食べる)、飲み過ぎ(咽が渇かなくても飲む)、もともと少食
<処方>小青竜湯、麻杏薏甘湯マキョウヨクカントウ、平胃散、五苓散など - 「寒」の症状
<症状>すぐにゾクッとする、水ばな
<原因>薄着や首筋の開いた服が好き、スカートと薄いタイツ、1年中冷たいものを食べる、サラダ・刺身をよく食べる
<処方>葛根湯、麻黄附子細辛湯、真武湯など - 「湿熱」の症状
<症状>黄色で粘っこい鼻汁、目やにが出る、においのきつい軟便
<原因>脂っこいものが好き、餅やチーズ、乳製品が好き、お酒の飲み過ぎ
<処方>消風散、越婢加朮湯エッピカジュツトウ、荊芥連翹湯ケイガイレンギョウトウなど - 「熱」の症状
<症状>目鼻の熱感、充血、赤み、チリチリする痛痒さ
<原因>炎症、ストレス+活動過剰、疲れ
<処方>麻杏甘石湯マキョウカンセキトウ、黄連解毒湯、三黄瀉心湯サンオウシャシントウなど - 「燥」の症状
<症状>ドライアイ、ヒリヒリ感、痒み、熱感
<原因>慢性的な寝不足、過労、産後、更年期
<処方>麦門冬湯バクモンドウトウ、滋陰降火湯、清肺湯など - 「風」の症状
<症状>突然始まる痒み、場所が移動する痒み
<原因>ストレス+過労・寝不足
<処方>柴胡清肝湯サイコセイカントウ、防風通聖散、十味敗毒湯など - 「滞り」の症状
<症状>鼻詰まり、のどの痛み
<原因>ストレス、冷え、運動不足
<処方>柴胡清肝湯、半夏厚朴湯ハンゲコウボクトウ、香蘇散など - 「宣散失調」の症状
<症状>くしゃみや咳の連発
<原因>ストレス、体のバリアの異常、肺の機能失調
<処方>防已黄耆湯ボウイオウギトウ、桂枝湯、麻杏甘石湯など
実際には、複数の原因・症状が絡んでくるので、なかなか1つの漢方薬にビシッと決まりません。
鍼灸でも、人によってツボの選択は異なります。
ご自分がどのタイプか気になる方は、リブレへおいでくださいね。
ネット予約はこちら!(外部サイトへ飛びます)
https://www.shinq-yoyaku.jp/salon/2270
枚方公園駅前 レディース鍼灸リブレ院長