頭を休められない人
「頭を休められない人」というのは、言い換えると
- 頭の回転が早い
- よく気がつく
- 人の事もよく観察している
- 先々の見通しが利く
- いつも前倒しに計画を立てる
- 隙間時間を無駄にしない
という「そばにいると頼れる、ありがたい存在」のことです。
しかし、体を壊すと、一番治りにくいタイプです。
頭を休められない=交感神経が働きっぱなし
ですから、
- 血管が細くなる
- 筋肉が収縮する
- 胃腸の動きが鈍る
その結果、
- コリがほぐれない
- 手先、足先が冷たい、シビれる
- 頭痛、高血圧、起立性低血圧、動悸
- 食べても太れない、胃もたれ、ムカムカ
- 睡眠の質が落ちて、朝起きるのがつらい
などの不調が現れます。
そもそも、なぜ「頭を休められない」のでしょうか?
そこには無意識の怒り、焦り、不安があります。
生育環境8割、前世からの持越しカルマ2割くらいでしょうか。
- 家庭的に厳しい環境に育ち、常に親兄弟の機嫌を気にしながら生きてきた
- 親に認められたくて、常に頑張ってしまうクセが付いてしまった
- 将来に不安があり、何でも前倒しにやっておかないと気が済まない
- 人に任せる・信用することができなくて、なんでも自分でやろうと頑張る
たいてい、安全への欲求、承認への欲求がひそんでいます。
親からの愛情飢餓感も多いです。
- 兄弟が多かった
- 男の子だけ大事にされた
- 親が早く亡くなった
- 親に自分の気持ちを分かってもらえなかった
- もっとかまってほしかった
- もっとほっといてほしかった
いろんな原因があると思いますが、
「人のどんな言葉、行動に腹が立つか」
「人のどんな言葉、行動に傷つくか」
「どんな状況に孤独を感じるか」
「この人だけは許せない!と思うタイプの人はどんな人か」
を点検していくと、自分の引っかかりが分かってきます。
その引っかかりのために、余分な努力をしていることも。
最後は「許し」の作業に入ります。
自分の立場から相手を見ている限り、許しは進みません。
1つ目は、相手の立場に立って、その時の相手の気持ちを想像します。
これは、自分を傷つけた相手の年齢にならないと、わからない部分があるでしょうが、
「その時、そうするしかなかった、そう言うしかなかった理由」がわかったら、許すことができます。
もう1つは、自分が何を目指しているのか、何のために誰のために、頑張ってしまうのかを見つめ直す作業です。
自己実現のためだけだと、なかなか許しに到りません。
誰かの幸せを考えてとか、社会が良くなると信じて頑張っている時は、他人との比較をしないので、感情のゆらぎが減って、腹立ちや傷つきが収まっていきます。
鍼灸では、頑張りすぎている「肝や心」を落ち着かせる施術をします。
または、ブレーキ役の「脾や腎」を盛り上げる施術をします。
とにかく体の力を抜いてもらうのが目標です。
傷ついた自分を癒やすイメージング、マインドフルネス呼吸なども、頭を休めることになります。
日常生活では、スマホ依存から抜け出す、ゆっくり呼吸する、味わって食べる、ゆっくり散歩することを心掛けて下さい。
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枚方公園駅前 レディース鍼灸リブレ院長