新型コロナ後遺症を防ぐには
新型コロナワクチンの接種が始まりました。
若い人には順番がなかなか回ってこないようですが、軽症で済んだ若い人にも、結構な割合で後遺症が出ています。
慶応大学附属病院では、後遺症のある人の血液を集めて、何か特徴があるか研究しているそうです。
そして後遺症の予防を目指しています。
実はいろんな後遺症が、東洋医学的には説明がつきます。
その理屈が、研究結果とどのくらい一致するのか、楽しみでもあります。
以前、O-157という病原性大腸菌が流行った時、いくつかの死亡例がありました。
確かあの時は、下痢を止める処置をした事で、症状が腎臓に出て重症化したと記憶しています。
つまり、毒素を出そうとする、体の生理的な反応を止めると、別の所に回ってしまうのです。
あれ以来、特に小児科では、熱は38℃までは解熱しない、下痢は止めないで点滴で水分を補う、という方針に変わりました。
新型コロナの後遺症で一番聞くのが、嗅覚や味覚の異常。
これは、粘膜にある神経が、熱でやられてしまった状態です。
解熱剤で行き場を失った熱が、気管につながっている粘膜を襲うのは自然な経路。
普段から鼻炎があったり口がよく乾いたりしてると、もともと熱っぽいから危ないかもです。
また、ストレスやゲームなどで脳がオーバーワークとなり、脳に熱がこもると、脳の真下にある鼻粘膜は乾いて、やはり熱っぽくなります。
鼻粘膜が炎症すると、ウイルスをキャッチする能力が下がり、そもそも感染しやすくなるのです。
対策としては、普段から脳を時々休ませて、鼻や口の粘膜を冷ますために体を動かすことです。
脱毛は「血の消耗」によって起きます。
これは、産後や手術後などにもありますよね。
必死に外敵と戦って、消耗した結果、血液が髪の毛を養うほど残ってなかったわけで、これは3ヶ月くらいで復活します。
また東洋医学で「血熱」といって、体の深いところに熱が入り込んだ状態でも脱毛します。
新型コロナは「サイトカインストーム」という血中の反応で急変すると言われていますから、血熱という状態に移行しやすいウイルスなのかもしれません。
倦怠感、咳、関節の痛み、という後遺症については、東洋医学では、風邪が終盤でグズグス抜けきらない状態で、「少陽病」「太陽少陽合病」と呼びます。
普通の風邪でも、体力が落ちた時にかかると、「風邪は治ったのに、だるい、眠い、食欲ない、時々咳込む」と訴える方は多いです。
これらの後遺症は、風邪の追い出し方がまずかった時に起こります。
体力があれば、熱は発汗するか便や尿で出すことです。
熱が出たら、しっかり水分を摂って、熱いモノを食べたり布団かぶったりして、汗をかく。
便秘してたら、浣腸してでも出してください。
汗をかく体力がなければ、漢方薬や鍼灸を使って、体力を補いながら汗を出します。
新型コロナには、西洋医学と東洋医学が協力すれば、後遺症はほとんど出ないはずです。
まとめとしては、後遺症を防ぐには、治りかけを甘く見ない‼️(どんな風邪でも同じ)
体は治りかけの時に、消耗度MAXなので、熱の高い時より、むしろ下がった日に養生する。
できれば仕事を休む。
汗が出ないまま熱が下がった場合は、内から外から温めて、何とか汗を出してスッキリ!という状態にしてください。
ロシアでは、新型コロナの入院中に動ける人は、後遺症を防ぐために、体操の時間を取るそうです。
これは理にかなっています。
「汗や便で熱を下げること」を覚えておいて、普通の風邪の時もやってみてくださいね!
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枚方公園駅前 レディース鍼灸リブレ院長