治りやすい人、時間のかかる人(その2)
前回の続き
症状の軽快に時間がかかるマインドとは?
1 頭の回転が良すぎる
ボーッとするのが苦手で、常に何か考えを巡らせている人は、絶えず自分にストレスをかけてます。
私は学生時代、バレーボールのコーチに「下手の考え、休むに似たり」と言われて以来、1つの考えに捕らわれそうになると、この言葉をとなえて、考えを打ち切るようにしてきました。
今の日本人は、「思考の8~9割が過去か未来のこと」だそうです。
体調に関しても、「あれがダメだったのか・・・」と変えられない過去を悔み、「このままだと、どんどんツラくなるのでは?」と不確定な未来の不安が膨らみます。
「今の」と書いた理由は、縄文時代の日本人は、「今を感じながら生きていた」らしいのです。
ペンキ画家のショーゲンさんが、アフリカのシャーマン(霊界の言葉を聞ける人)から、縄文人の生き方を聞いてきたとか。
それによると、縄文人は身の回りのあらゆる自然を、いつも感じて対話していたそうです。
朝起きたら、足の裏に大地の柔らかさを感じて、大地に感謝する。
朝の空気を吸い込んで、気持ちいいなと思う。
植物や虫を見ては、植物や虫の調子を感じたり、友達のように声をかけたりする。
(時間に追われる、自分の朝のルーティンが、情けないものに思えてきます)
食べる時は、食べ物の命が自分の命の一部になってくれることを感じて感謝する。
争い事は、必ずその日のうちに解決し、仲直りする。
心配事は、誰でも相談にのってくれるので、ストレスが溜まらない。
こんな時代が、15000年くらい続いていました。
「今を感じながら生きる」とは、なんて心優しき世界なのでしょう!
縄文時代は40年くらいの寿命だったと推定されていますが、安心感に満ちていた幸せな時代。
つらい時は、誰かが寄り添って、励ましたり体をさすったりしてくれる様子が、想像できます。
では、厳しい世界に生きている、今の私達はどうすればよいのでしょう?
セルフケアで、自分を撫でながら
「つらいね、よく頑張ってるね」
「大丈夫だよ、心配ないよ」
「これから良くなるよ」って言ってみましょう。
ちょうどペットに「可愛いね、イイ子だね」と言いながら撫でるように優しく。
セルフハグを推奨してる人もいます。
手が背中に回るくらいギュッと自分を抱きしめて「大好きだよ」と言うのです。
できれば、魂を下さった神様に、体を下さった両親に、そして頑張ってきた自分に「ありがとう」の気持ちをこめて。
2 完璧主義
良くなった変化は気付きにくく、残っている症状にばかりフォーカスする。(こちらの質問に答えてくれる時は、別ですよ)
気持ちはわかります。誰でも早くツライところを減らしたいもんね。
でもそれは「自分いじめ」になることもあります。
テストで少しできるようになっても、「まだ100点じゃないでしょ」と言われ続けたら、元気出ないし、ヤル気も失せます。
体だって、自分の言葉を聞いてるから、「ここは良くなったよ」「この調子で元気になろうね」って声かけてあげてください。
人のためについ、無理しそうになったら、「私はそれを本当にやりたいの?」と体に聞いてください。
頭より体の方が、本音を答えてくれます。
そして、時には断る勇気が必要です。
今日のお話は、まとめると「自分に優しく、いたわってあげましょう」ということ。
自分をすり減らして、他人優先に優しくするよりも、自分の器に優しさがあふれて、他の人に優しくできるといいですね!
ネット予約はこちら!(外部サイトへ飛びます)
https://www.shinq-yoyaku.jp/salon/2270
枚方公園駅前 レディース鍼灸リブレ院長