枚方の女性鍼灸・不妊・逆子ならレディース鍼灸リブレ(公式)

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枚方公園駅前の女性鍼灸院、レディース鍼灸リブレ。不妊・妊活支援、マタニティ、産後骨盤矯正専門。頭痛、腰痛、坐骨神経痛、更年期等女性一般鍼灸や女性整体にも対応。

院長コラム

女性の症状

生理痛と鎮痛薬と子宮内膜症

今日は二十四節気の3番目、啓蟄です。

顔を出した虫たちが、また潜ってしまうような冷たさですが、一雨毎に温かくなるのを期待しましょう。

さて、生理痛は多くの女性が経験する症状ですが、10代のうちから「親からもらって楽だったから」と鎮痛薬を飲んできたという話をよく聞きます。

痛みには「病的なもの」と「生理的な反応」があります。

生理

生理的な反応とは、「体が危ないですよ」のお知らせです。

  • 疲れて血流不全
  • 冷えている
  • 生活が不規則でホルモンバランスが乱れている
  • 食事内容が悪くて血流不全
  • 姿勢が悪くて血流不全

この段階では、生活改善をすれば引き返せます。

しかし、鎮痛薬を常用して、「お知らせ」を無視していると、病的な痛みに移っていきます。

鎮痛薬を使い続けるリスクとは

  • プロスタグランジンの生成を抑えることで胃腸障害を引き起こすことがある
  • 長期間の使用によって体が薬に慣れ、効きにくくなることがある
  • 鎮痛剤そのものが血流を悪くするため、子宮の冷えを招き、かえって生理痛が悪化する可能性がある

また、ひどい生理痛には「子宮内膜症」などの病気が隠れていることもあります。

子宮内膜症の原因のひとつとして、「免疫の異常」が関与していることが分かってきました。

通常、子宮内膜が子宮外に移動しても、免疫が異常細胞を排除します。

しかし、免疫の働きが低下していると、本来排除されるはずの細胞が生着し、炎症を引き起こします。

ひどくなると、生理期間の激痛やチョコレート嚢胞の形成が起きます。

2月20日の朝日新聞によると、鳥取大医学部が子宮内膜症の進行と痛みの原因を解明し、治療薬の候補を見つけたそうです。

子宮内膜症になっている部分には、免疫細胞のマクロファージが増加していて、マクロファージの表面にあるタンパク質のはたらきを抑える薬剤を使うと、内膜の病変の増殖と痛みが抑えられたそうです。

この薬剤は、すでに神経損傷の痛みに対する薬として安全性のテストが終わっているので、割と早く実用化される可能性があり、ホルモン療法を使いたくない思春期や妊活期にも使えるかもしれないとのことです。

東洋医学では、生理痛は「気血の巡りが悪い」「冷え」「瘀血(おけつ)」が関係すると考えます。

特に、ストレスや過労で「肝(かん)」の働きが乱れると、血の巡りが悪くなり、生理痛を引き起こしやすくなります。

また、冷えによる血行不良も痛みの原因になります。

【体質改善で生理痛を和らげる方法】

  1.  お腹を温める
    普段から湯船につかる習慣を。髪も血に関係するので、乾かしてから寝る。生理中は特に「冷え」が大敵です。腹巻きやレッグウォーマーを活用しましょう。
    ゆたんぽ
  2. 血流をよくするツボを刺激する
    ・三陰交(内くるぶしの上)…血の巡りを改善し、冷えや生理痛を和らげる
    ・関元(おへその下)…子宮を温め、気血の流れをスムーズにする
  3. ストレスをためない
    「肝」の働きを整えるために、適度な運動や深呼吸を習慣にしましょう。
  4. 食事を見直す ・温かいスープや味噌汁で体を温める
    ・鉄分(レバー、ほうれん草)や血行を促す食材(ショウガ、黒ごま)を意識的にとる
  5. 十分な睡眠をとる

ホルモンの周期変化を安定させるには、毎日の生活リズムを安定させることも大事です。

鎮痛薬から脱出するために、根本的な体質改善を目指していきましょう!

 

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枚方公園駅前 レディース鍼灸リブレ院長

具合が悪い日の過ごし方

ヨミドクターの記事に、女優の南野陽子さんの更年期障害が載っていました。

アイドル時代から消えることなく、女優業、ナレーター、レポーターなどをこなし、半沢直樹でも活躍されていました。

しかし、近年は更年期の頭痛・吐き気・めまい・発汗・むくみ・落ち込みなどに悩んでこられたようです。

私が記事の中でイイな、と思ったのは、

「調子の良くない日が圧倒的に多いので、あらがっても仕方がないんです。

“はい、今日はしんどい日”って割り切るようにしています」

と言われていること。

しんどさが顔に出ても、テレビに多少映ってもいいんじゃない?というありのまま、肩の力が抜けた感じが、親しみがわくところかもしれません。

なぜ、そんなふうに割り切れるのか?

2つの理由を私なりに考えてみました。

1つ目は、いつか終わると思っていること。

つまり希望を持って生きているということです。

周りを見渡した時、自分より軽い人を見て

「自分のようにしんどい人はあまりいない」

「こんなしんどさが、いつまで続くのか」

と捉える人がいます。

一方で、自分よりひどかった人を見て

「あんなにしんどかった人が、今は元気にしておられる」

「いつまでも更年期の人はいない」

と捉える人がいます。

どちらを選ぶのも自由です。

更年期ならいつかは終わるけど、私の病気はそんなもんじゃない、と反論される方がおられるでしょう。

では2つめの理由(あくまでも私の想像ですが)をどう思われますか?

自分の存在を肯定しておられること

南野さんは「お仕事がある」ことで存在意義が認められているとは思います。

それだけで自己肯定感はあるでしょう。

しかし、監督の言われるまま演じるのでなく、自分の演じ方を監督にどんどん提案する。

そのことによってテイクを重ねても、さらに違うバージョンに挑戦する、という意味のことを言われていました。

監督によっては、今後の仕事を失うかも知れないし、勇気のいることでしょう。

それでも、自分の考えを出していけるのは、本当の自己肯定感がないとできません。

確かに、調子の悪い時は、自己肯定感を持ちにくいです。

それでも、「この調子の悪さと向き合っている自分」は十分尊いです。

  • 仕事をしているから価値がある
  • 家事を担っているから価値がある
  • 子育てしているから価値がある

と、自分の外の評価に自分を託すと、役割を果たせなくなった時に自己肯定感がなくなります。

私自身、「役割が自分に合っていないのでは?」と感じていた頃は、自分は価値のない人間と思っていました。

自分を良しと思えなかったし、何か私を幸せに導いてくれる事があるのではないかと、自分の外を探していました。

でも自分の外には、自分を満たすものはなく、自分はこれでいいと居直るところから、本当の成長が始まったように思います。

「はい、今日はしんどい日! 私はこれでいい」というのは、自分を認める魔法の言葉ではないでしょうか。

リブレがあなたの「しんどい日」の助けになれば幸いです。

 

生理が早く来る~更年期の兆し

今回は周期が早くなるパターンです。

これは若い人より、40代に多い症状。

この世代は子宮筋腫を持ってることもあるので、経血は多めだし、「この上、月に2回も生理が来ると貧血になってしまう!」と訴えられます。

子宮筋腫画像

(↑クリックすると拡大します)

出血しようとするのは、体に熱が溜まっている証拠です。

鼻血であれ、目の結膜下出血であれ、です。

特に首から上の出血は、脳内出血を防いでくれたという意味でありがたい。

生理周期が短くなるときは、たいてい虚熱です。

体が疲れて、血液中の水分が減って熱をもちます。

経血は割と赤くて、サラサラした感じですよね。

脾や腎に力をつけて、肝や心の熱をぬいていきます。

生気を破らないように気を付けながら、刺絡で爪の付け根から少し出血させるとよいです。

すると熱はとれて、血の製造モードにスイッチが入ります。

虚熱がある時にお灸をたくさんしてはいけません。

よけいに周期が短くなります。

睡眠不足にならないように、つとめて時間を確保してください。

あとは1日1回はゆっくり呼吸を5分以上はして、ストレスをためないように。

同じことを何度もしつこく考えないように。