夜間尿は加齢とあきらめる?
冬は夜が長くて冷えるため、冬だけ夜中にトイレにいく人は増えるでしょう。
眠りを妨げない範囲なら、生理的な変化で問題ありません。
でも毎晩必ず行くようになった、2、3時間ごとに行く、トイレに行くとすぐには眠れない
となると、睡眠の質が下がります。
夜間尿が聞き取りの中で出てきた場合、
- オシッコに行きたい!と思って目が覚める
- 目が覚めたからオシッコに行っておこう
このどちらなのか、まず伺います。
「目が覚めたからトイレに行く」の場合は尿量が少なく、自律神経の乱れで、睡眠が浅いと考えます。
膀胱に尿が溜まって目が覚める場合、内臓の弱りを考えます。
高血圧、糖尿病、高脂血症、肥満の人は夜間尿が増えますから、生活習慣病があれば治しましょう。
上記の病名までいかないけど、近づきつつある「未病」を見つけて、正常に戻すのが我々鍼灸師のお仕事です。
脈を見て「疲れてますね〜」
舌を見て「寝不足ですか?」
ツボを見て「食べ過ぎてませんか?」
などと言われた方は多いと思います。
病気の予兆は体に出てきています。
予兆のうちに、生活を改善すると、薬を飲まなくて済みます。
夜間尿の原因は、脾か腎の弱りです(膀胱炎などの炎症は除く)
脾は消化力を表すので、食べ過ぎ、飲み過ぎ、塩分過多、夜遅い食事などをチェックしましょう。
腎は水分代謝や冷え・加齢などに関係します。
脚がむくんでいると、横になった時に水分が循環して、腎臓の負担が増えるため、夜間尿になりやすい。
だから、お風呂に入る前に脚を少し高くして寝そべって、お風呂ではつま先から脚の付け根に向かってマッサージして、あらかじめむくみを軽減しておくといいです。
むくみを解消するには、カリウム・タンパク質・クエン酸を意識して摂ってください。
冷えは、かかとからふくらはぎを触って、冷たかったらレッグウォーマーしましょう。
冬によくお腹をこわす方は、かかとから冷えていることが多いですよ。
腎を強くするには、ちゃんと休憩をとる、睡眠を30分増やす。
腰を温めるのもいいです。
私は使った事ないですが、月経時の布ナプキンを常時使っていると、冷えがマシになったと聞いたことがあります。
私が幼児の頃は、みんな毛糸のパンツを履かされていました。
あれが良かったんだと思います。
夜間尿は加齢だけではないので、密かにお悩みの方はご相談くださいませ。
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枚方公園駅前 レディース鍼灸リブレ院長