コロナ後遺症の治し方
渋谷のヒラハタクリニックでは、コロナの様々な後遺症を、西洋薬、漢方薬、鍼灸で治しておられます。
心筋炎や心筋症のような病名のつく疾患なら、標準的な治療方法があるでしょう。
でも、「不定愁訴」と言われるような
- 起き上がることも困難なだるさ
- 検査では異常がないのに、体中が痛い、家の階段で息切れする
- 入浴すると1日中寝込む
- 長期に続く微熱や咳
- 脱毛、味覚・嗅覚障害
などは、原因が特定されない限り、治療に入ることができません。
また、症状に応じた薬を処方されても、効かないと心療内科に回されたりします。
だから、東洋医学的な「全身状態から患部の状態をうかがう思考」が突破口になるのです。
平畑ドクターは、とても鍼灸師を頼りにしておられます。
それは「何科にかかったらいいか分からない症状を、根気よく聞き出すことに慣れている。
一見つながりのない多様な症状に対して、体の状態を把握して方向性を示せる」からです。
鍼灸師の頭の中では、お話を伺いながら
「この人の体の中では、何が起こっているんだろう」
「この臓器が弱って、ここの気の巡りが悪くなると、これらの様々な症状につじつまが合うな」
などと考えをめぐらせているのです。
イギリスの研究によると(REACT-2 study)
コロナ感染初期に重症 → 呼吸器系の後遺症
コロナ感染初期に軽症 → 倦怠感系の後遺症
が出やすい統計があります。
何かした翌日に強い倦怠感(クラッシュ)が出る時は、慢性疲労症候群になっている可能性が高いです。
そうならないために、コロナ発症後2ヶ月間は「絶対に無理しないこと」
そして強い倦怠感から治っていく途中では、できるだけクラッシュを起こさないことが重要です。
味覚・嗅覚障害は、味覚や嗅覚を感じる細胞そのものがダメージを受けている訳ではない。
味覚や嗅覚細胞と脳をつなぐ神経のダメージであることが多いので、神経を刺激するような鍼灸は有効。
また、神経回路を新しく作る「神経再教育法」もあります。
これは自分でできる訓練法です。
咳や微熱の継続は、邪が体内に深く入り込んだものを追い出す体力がないと考える。
邪を追い出す+体力アップの鍼灸や漢方で寛解する。
脱毛・不眠・動悸などは、血虚か血熱か、体をみて判断する
食欲不振・気分の落ち込みは、胃腸の弱りを支えていく。
頭痛は、慢性的な風邪症状か瘀血か気虚か、体をみて判断する。
コロナ後遺症は「上咽頭炎である」という説も有力で、1日3回以上の鼻うがいは有効です。
また、プロテインやBCAAというアミノ酸サプリは、倦怠感や思考力の低下に。
体力が落ちているときは、直接吸収できるアミノ酸を摂取すると、消化に使う体力を節約できます。
ボーンブロススープのような、骨付き肉をコトコト10時間くらい煮込んだ(保温鍋が簡単)ものが、アミノ酸・ビタミン・ミネラルをたっぷり含んでいてオススメ。
免疫力を支えるビタミンDや亜鉛の補給も大事です。呼吸器の弱りには、酸素濃度を上げると楽になります。スポーツ用酸素ボンベは簡単に手に入ります。
このように、病院でもらった薬が効かないものも、生活療法や漢方・鍼灸で解決できることはいっぱいあります。
ただし、後遺症の鍼灸は、
- 早めに治療に取りかかること
- 毎日・1日おきくらい頻繁に施術すること
が必須です。
体力をアップしていって、あとは自分の力で治っていく感じになります。
西洋医学が得意な分野は西洋医学で、西洋医学が苦手な分野は東洋医学で、と皆さんに上手に併用してもらって、コロナ後遺症を乗り越えてもらいたいです。
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枚方公園駅前 レディース鍼灸リブレ院長