逆子を戻す工夫は?~母子手帳とエコー画像からつくる完全オーダーメイドレシピ
逆子が一番治りやすい時間帯は・・・・副交感神経がよくはたらく入眠前です。
この時間帯に、ママのお腹を柔らかくして、赤ちゃんのパワーを集中して、でんぐり返りをやりやすい環境を整えます。
ママのお腹の様子は様々です。
羊水の多いプカプカのお腹、少ない硬めのお腹、腹筋のしっかりしたお腹、皮一枚のような薄いお腹。
温かいお腹、ヒヤッとする冷たいお腹、すぐにパツンと張ってくるお腹・・・・
赤ちゃんの向きや姿勢もいろいろです。
頭が上で横向きが一般的ですが、ママに抱きつくように向かい合っている子、ママと同じように前向きに入っている子もいます。
手足を縮めて丸くなっている普通の姿勢、足を伸ばしている子、正座している子、V字バランスしている子、片足だけ上げている子・・・
手を頭の後ろに回している子もいれば、あごを上げて上を向いている子もいます。
赤ちゃんが動いていく方向には、胎盤があったり、筋腫があったり、様々な障害を乗り越えていかなければならない場合があります。
また、すでにヘソの緒が巻きついていたり、ヘソの緒の長さが足りなかったりして、動きが制限される場合もあります。
このあたりの情報は、お客様が持っているエコー画像や医師に尋ねてもらった質問事項の回答から得ます。
母子手帳からは、貧血の履歴、尿糖、尿たんぱく、むくみの経過、体重増加の様子、いつから逆子になったのか、などの情報を得ます。
このようにして、東洋医学的にみるママの体質と、医師の記録による情報から、もどりやすい体勢を考えていきます。
鍼灸による逆子戻りのデータとしては週数ごとにだいたい何%の戻り率という数字はありますが、安産灸ネットワークでは、ママのお腹と赤ちゃんの入り方をわかって、でんぐり返りしやすい寝方を工夫しているので、戻り率をさらに上げています。
だから安産灸ネットワークの施術は、完全オーダーメイドなのです。