リハビリのステップ
今日は二十四節気の最初、立春です。
「インナーマッスルが大事」という話は皆さんも聞いたことがあると思います。
肩、腰、膝などの痛みが出る時、どんな順番で筋肉が弱っていくのか、また治っていくためのステップをお伝えします。
理学療法士さんの理論を学んで、深く納得しましたのでシェアしますね!
まず、筋肉は2種類あります。
- 深層筋インナーマッスル 骨の近くにあって、体のバランスをとるために常に働いているマラソン選手。
- 浅層筋アウターマッスル 体表にあって、運動するときや転びそうになった体を支える短距離選手。
この2つがどのような順番で弱るのか?
- 「ずっと同じ姿勢をしていると痛い」
この状態は、インナーマッスルが弱ってきた段階。
すると、仕方がないので、アウターマッスルが姿勢を保つお手伝いをします。
しかし、アウターマッスルは短距離選手なので、長時間働くのは苦手なのです。
アウターマッスルは動くための筋肉だから、じっと姿勢を保つときには固まって頑張ります。 - 「動かしたときに痛い」
アウターマッスルが固まって頑張る限界を超えて、隣の筋肉と癒着したり、柔らかい状態に戻れない部分ができてしまった段階。 - 「じっとしていても痛い」
2の固まった状態で無理に動かしたり、固まった筋肉に神経や血管が圧迫されたりして、炎症がおきてしまった段階。
リハビリの順番を間違えると、治るどころか悪化することも。
まず自分の段階を把握して、適切なステップで進めることが大事です。
3 の「じっとしていても痛い」なら、整形外科で診断、処置してもらう。
この段階では、安静にして炎症をなくすこと。筋トレ、ストレッチもお休みしましょう。
2の「動かした時に痛い」なら、やることは、アウターマッスルをほぐすこと。
癒着している部分をはがす時は、少し痛みを伴いますが、動く範囲を徐々に広げましょう。
ストレッチはOK、筋トレはインナーマッスルのみ。軽い負荷で回数をこなす。
あくまでもアウターマッスルのほぐすこと優先で。
1 のずっと同じ姿勢をしてると痛い」なら、アウターマッスルの筋トレを。
ただし、インナーマッスルを使って、正しい姿勢を作ってから、正しい方向へ筋トレをします。
インナーマッスルをしっかり使うことによって、アウターマッスルはさらに柔らかくなります。
普段は柔らかくて、使う時だけ固く力を出すのが、良い筋肉。
じっとしていても固いところを見つけたら、こまめにほぐしてください。
そしてもう一つ大事なこと。
どの段階であっても、脳をリラックスさせておくと効果が大きい。
だから、ストレッチや筋トレと同様に、脳の動きを止める時間を習慣化する。
施術でも、整体でバランスを取った後、鍼灸でリラックスタイムをとるのは、理にかなっています。
他にも、脳の働きを止めるには、瞑想やマインドフルネスという呼吸法があります。
また、脳の空白時間は、自律神経の余裕を作ります。
気温や気圧の変化、わずかなストレスで自律神経が乱れがちという方は、ぜひ実践してみてくださいね。
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枚方公園駅前 レディース鍼灸リブレ院長