「更年期」と「更年期的な体」って違うの?
今日は二十四節季の17番目、寒露です。
急に涼しくなって、風邪ひきさんが増えました。
「若いころのようには頑張れない」と自覚がある方(年齢問わず)は、秋風と共に下半身をもう一枚増やして、冷えを溜めやすいお腹周りを守りましょう!
血液検査で「ホルモン値正常」と言われても、めまい・のぼせ・不眠傾向が続くことはよくあります。
中医学では、閉経前後に関わらず、命の土台である「腎・下焦」(骨盤まわり)が弱って、自律神経(気血の巡り)が乱れた状態は「更年期的な体」ととらえます。
だから、30代でも60~70代でも、同じような症状に同じ施術をします。
自律神経症状を出す3タイプを紹介します。
① 肝陽上亢(かんようじょうこう)
メラメラと炎が頭に上がる
- ストレス、加齢、慢性的な緊張(食いしばりなど)
→「肝」の体を巡らせるエネルギーが暴走
→下焦の弱りがあると暴走を止められない
→熱や気が頭にたまる
→自律神経中枢が常に過緊張
→脳の血管の収縮・拡張が急激になる
→のぼせ・ホットフラッシュ・イライラ感・耳鳴り・めまい感

② 脾虚湿性(ひきょしっせい)
胃腸の弱りからくる体の湿気
- 脾は胃腸機能を表し、食べ物からエネルギーを作り、体の水分を代謝する器官です
- 疲れや冷え、思い悩みで脾のはたらきが落ちる
→水分の代謝が落ち、体に粘りのある水(湿・痰)がたまる
→汗や尿で出せない湿痰が、悩むと上部・頭部へ動く
→頭が重い・ムカムカ感・不安感・雨の前にだるい・ふらふらするめまい感
③ 腎虚水犯(じんきょすいはん)
根っこの冷えと内耳の氾濫
- 「腎」が弱ると、体全体の水分がお腹にたまり、お腹や腰が冷えます
- 骨盤内臓器を手術した、睡眠不足が続いた、過労
→腰やお腹のエネルギー不足
→温められなかった体の水分があふれ出し、頭部へ暴走
→頭汗、眠りが浅い、足の冷え、立ちくらみ、足が地につかないめまい感

皆さんの体はどれに近かったですか?
西洋医学的なホルモン数値は、「その時点での状態」にすぎません。
体の中で起きているのは、下焦のエネルギー不足から生じる「自律神経のバグ」と「気血水のアンバランス」です。
西洋医学だけの治療より、東洋医学を併用して、体質別にアプローチする方が早く症状が減ると研究結果が出ています。
皆様が1日も早く、楽にすこやかに暮らせることを願っています。
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