帝王切開した方の産後ケア~焦らないでも大丈夫
初めての手術に傷の痛み、眠れない夜を過ごされたことと思います。
翌日から歩いたり、赤ちゃんのお世話したり、休ませてはもらえません。
経腟分娩された方は、おっぱいも順調だと聞くのに、私の授乳はうまくいかないなぁと悩まれているかもしれません。
でも心配はいりません。
帝王切開ではママの体の修復にエネルギーが使われるため、授乳にまわるエネルギーは数日遅れます。
たった数日なので、入院中は遅れを感じますが、退院後は追いつきます。
母乳は産後1ヵ月くらいでペースができればいいんです。
また帝王切開でいいこともあります。
- 骨盤が開いてないこと。
- それに伴う筋肉ダメージもないので、尿漏れなどの心配がない。
- 出血量はコントロールされて、産後貧血になりにくい。
- 胎盤などがきれいに剥がされるので、子宮がきれいに戻る。
- 会陰切開や痔などの辛さを引きずらない
自信を持って子育てに臨んでください。
1つだけ気を付けてもらうことは、経腟分娩の方のようにお腹を締め付けないこと。
手術のあとの癒着を防ぎたいのです。
腹帯は傷の保護と考えてください。
お腹を締めるのは、産後1ヵ月検診のあとでも十分間に合います。
それまでは、できるだけ身の回りのことと赤ちゃんの世話だけして、無理しないでね。