安産のコツ(2)~カルシウムを摂ろう
カルシウムというと、ママと赤ちゃんの骨や歯を強くする栄養素ですよね。
でもそれだけではありません。
子宮の収縮にカルシウムが重要なのです。
進純郎(しん・すみお)著の子宮力には、子宮収縮のメカニズムが詳しく書かれています。
子宮の筋肉はとても特殊な平滑筋で、心臓と同じように疲れて止まることがない筋肉です。
しかも、鶏卵大から風船大まで何倍も伸び縮みする筋肉は、体のどこにもない。
特殊といえば、普通の筋肉は収縮の時に筋肉内にあるカルシウムを使うのですが、子宮の筋肉は、細胞外のカルシウムをかき集めて使います。
カルシウムの貯蓄にエネルギーを奪われないので、子宮はよけいに疲れにくいらしい。
そのため、出産まで100回以上の陣痛にもかかわらず、最後まで大きく収縮するのです。
しかし体内のカルシウムが少ないと、収縮が弱くなって、出産が長引きます。
赤ちゃんの都合による陣痛微弱もあるけれど、カルシウム不足の微弱は予防したいです。
やはり和食に合うのは小魚。
私の母は姙娠がわかってから、毎日チリメンジャコを食べたと言ってました。
母の子宮収縮は聞き損ねましたが、私は50年以上虫歯になったことがないです。
少々歯磨きが手抜きでも、甘いものを食べても平気。
歯の質がいいそうです。
うちの娘たちも虫歯経験はないけれど、私の方が歯の質は良いと言われました。
娘が3歳くらいの時に「今から小魚を食べさせて、私のように強くなりますか?」
と医師に尋ねたら、
「歯の質は胎児の時に決まる、手遅れ」とおっしゃいました。
子供の歯の質と、子宮収縮のために、カルシウムを摂って下さいね。
適度に日光に当たってビタミンDをつくり、マグネシウム(ナッツ類、海藻類に多い)といっしょに摂るとカルシウム吸収率が上がります。
日焼けがどうしても許せない方は、リブレの太陽光線器に当たりにきてくださ~い(^_^)/