枚方の女性鍼灸・不妊・逆子ならレディース鍼灸リブレ(公式)

枚方の女性鍼灸・不妊・逆子ならレディース鍼灸リブレ(公式)
枚方の女性鍼灸・不妊・逆子ならレディース鍼灸リブレ(公式)
リブレへの予約・ご相談

枚方公園駅前の女性鍼灸院、レディース鍼灸リブレ。不妊・妊活支援、マタニティ、産後骨盤矯正専門。頭痛、腰痛、坐骨神経痛、更年期等女性一般鍼灸や女性整体にも対応。

院長コラム

帝王切開が決まっている方の出産準備~緊急帝王切開にならないために

帝王切開の日程が決まった方は、その日までしっかり赤ちゃんをお腹の中で育てることが一番大切なことです。

医師は、赤ちゃんの大きさや、胎盤の状態からベストの日を設定されますから、それまでに陣痛がついたり、破水したりしないように気をつけましょう。

陣痛や破水から始まると「緊急帝王切開」の扱いになって、リスクが増えます。

安全・安心な帝王切開を迎えるために、次のことを心がけてください。

 

  1. お腹が張ったら休む
    直前になってくると、生理的にお腹がはるのは仕方ないことです。
    でも張ったまま動き回っていると、破水の危険が!できるだけ座るか横になって、張りがおさまるのを待ちましょう。
    遠出も避けてください。
  2. 引き続き温める
    赤ちゃんに快適な環境を整えることは、産む方法に関係ありません。
    羊水は37℃ですから、それを保てるように温めて、飲食にも気をつけて。
  3. できるだけ血液を増やしておく
    これも引き続きの貧血予防。
    「まごわやさしい」の食事で赤ちゃんには栄養を、ママは太らないように。
    血液を増やしておくのは、手術後の回復を促し、おっぱいの出を良くします。
  4. おっぱいの手入れはお風呂につかっている時に
    母乳で育てたい方は、おっぱいを開通させておきましょう。
    乳首のかすを取り、乳首とおっぱいの基底部(つけね)を柔らかくしておく。
    おっぱいを触るとお腹が張りやすくなるので、必ずお風呂で温もっている時に。
    それでもお腹が張ってきたら、そこでやめましょう。

 

teiou-sekkai

帝王切開の方は、家族が予定を立ててサポートしてくれる利点がありますよね。

どうぞ安心してお産に臨まれますように・・・

皆既月食は満月~月の満ち欠けと出産の関係

今日は皆既月食。

大阪では曇って見えなかったです(泣)

今晩、陣痛が始まった妊婦さんはいるのでしょうか?

moon

柳哲雄『潮汐・潮流の話』創風社出版によると、満月に出産が多いと言えるほどの差はないそうです。

私の経験では、出産と満月の関係はわかりませんが、月が満ちてくる14日間は、お灸をしたことによる体の変化が強くなり、

月が欠けていく14日間は、体の変化の度合いが少し弱まる印象です。

つまり、満ちていく期間に早く産みたいと努力されると、結構うまくいき、欠けていく期間だと、努力が実を結ぶまでに、少し時間がかかるような気がします。

これとは別に、きちんと調べれば有意な差が出るのでは?と思うことがあります。

それは「満潮時刻に陣痛が始まる」ということ。

副交感神経がはたらく夜に陣痛は始まることが多いですが、詳しくみると満潮時刻前後ではないでしょうか。

その後の出産までの過程は、産道の硬さ、陣痛の強さ、赤ちゃんの大きさなど条件は様々ですが、陣痛スタートは赤ちゃんがホルモンを出してくれるので、あまり諸条件に左右されません。

赤ちゃんは、月の引力を感じているのかもしれませんね。

予定日が近いママさん、こんなことをちょっと頭において、陣痛開始の予測をされては?

安産のお灸のリアルな効果~お産の現場に入って

安産灸のツボとして、内くるぶしの少し上の「三陰交(サンインコウ)」と、逆子のお灸のツボとして、足の小指の「至陰(シイン)」が有名です。

三陰交にお灸をする効果は、骨盤内臓器への血流量アップ。

これは、サーモグラフィーでお灸前、お灸後のお腹の温度を測って証明されました。

鋭敏な方は、お灸をすると「お腹がポッと温かくなった」「足がジーンとした」なんて言われます。

お腹の皮が軟らかくなって、赤ちゃんは急に動きが激しくなります。

確かに血流がよくなったみたいです。

至陰へのお灸の効果は、「熱がたくさん入る」と言われています。

また赤ちゃんとママとの陰陽を整える。

ママが外側で陽なら、赤ちゃんは内側で陰、ママが頭上向きで陽、赤ちゃんは頭下向きで陰、というように逆子を治してくれるツボです。

至陰画像
(↑出典:こそだてハックページ)

お産の現場では、まどか助産院の助産師と安産灸ネットワーク代表が、呼吸もぴったりに陣痛に耐えるママに寄り添っています。

赤ちゃんの頭が見え隠れする頃、お産の進みが遅くなってきました。

すかさず三陰交にリズム良くお灸を10壮程度すえると、会陰の薄い皮がススーッと広がって赤ちゃんを押し出すように動きます。

まもなくお産は無事終了して、胎盤もきれいに出ました。

私はそのあとの至陰のお灸を15壮させてもらいました。

糸状の細いもぐさを焼切ると、ママはお腹を押さえて「イタイイタイ!」と言われます。

熱さがキュッと入ると、1秒後に「イタイイタイ」の繰り返し。

お産の後の至陰は、確かに子宮収縮に効いていました。

助産師さんが子宮底の位置を触診すると、もうおへその4~5cm下まで縮んでいました。

普段は目に見えないお灸の効果を、目の当たりにして衝撃でした。

安産のコツ(5)~会陰を柔らかくしておこう 

会陰は膣と肛門の間。

ツボでもあります。

意識不明、呼吸停止など緊急時に使うツボとは聞いてますが、使ったことは・・・・ありません。

子宮頸管とともに、会陰もよく伸びるようにしておかないと、会陰切開されます。

30年近く前の大学病院の出産は、100%切開と言われていました。

特にリスクのない出産は、担当医師がお若いので、出産に時間がかかったり赤ちゃんの心拍が少しでも落ちたりすると、ソッコー切られていました。

私の第1子出産時は、陣痛微弱によって促進剤を使用しました。

促進剤を入れてからの陣痛は、腰が砕けるかと思うほど痛くて、のたうちまわりました(泣)

いよいよ分娩台に乗ってからは、逆に痛みに慣れてきて、「頑張りますから、できれば切らないで」とお願いしましたが、かないませんでした。

本当に革のベルトをハサミで切るような、ジャリッという音が耳に残っています。

確かに出産の最後は楽でしたが、あとの座位の痛いこと痛いこと!

座るだけでも痛いのだから、トイレに行くのは恐怖でした。

家にも円座を買って、長くそこに座っていました。

大学病院とは違う出産をしたくて、二人目は助産院へ。

出産経過はまた微弱陣痛でしたが、今度は体操などの準備がよかったのか、経産婦だからか、割と短時間で生まれてきてくれました。

陣痛の痛みが全然きつくなかったので、促進剤による陣痛はきついのだとわかりました。

(その頃は促進剤による子宮破裂、産婦死亡のニュースがよく出ていました)

しかし、いきむ段になると、会陰の痛みがハンパない!

助産師さんも伸ばそうと頑張ってくださいましたが、

「前の出産時に会陰が伸びる前に切られている。傷が深くてたくさん縫っているから、これは伸びないわ、ハサミを入れるしかない」

とまたまた切られてしまいました(泣)

ただ、この後は円座でなくても座れたし、トイレに行っても少し沁みる程度。

会陰が紙のように薄く伸びてからの傷は、治りも早いと聞きました。

前はどれだけ切られてたんや!と思いました。

初産の時は、知識と準備がなかったから、冷えがあって子宮口も会陰も硬かったのかもしれません。

会陰の伸ばし方画像
(↑出典:マーケティング課・課長のマネージメント・ブログのページ)

会陰の伸ばし方は、相撲の蹲踞(そんきょ)の姿勢がいいです。

そして、そのまま床拭き掃除をすればOK。

その姿勢で子供が散らかしたオモチャを集めている、という方もありました。

私の反省も踏まえて、会陰伸ばしの準備もおこたりなく。

安産のコツ(4)~子宮頚管の熟化

子宮頚管は普段は長さ約4cmのチクワ状で、硬さは鼻の軟骨くらい。

経血や赤ちゃんが出ないように、ギュッと閉じています。

keikan-1←クリックすると拡大します

「子宮力」によると、人間が二足歩行になった時、赤ちゃんが落ちないように子宮頚管が筋肉からコラーゲンに組織変化したらしいです。

コラーゲンは筋肉のようには伸びないので、人間は4足歩行の動物より難産になりました。(T . T)

分娩時は、赤ちゃんの頭がこの部分を通過するのが、一番の難所です。

だから陣痛が始まるまでに子宮頚管の熟化をできるだけ進めておくと、お産の時間がかかりません。

熟化とは果物が熟すイメージ。

果物を柔らかくしたい時には、冷蔵庫に入れず温かい場所に置きますよね。

子宮頚管も同じように、下半身からお腹周りを温めると柔らかくなりやすい。

また、果物は指でつつくとそこからグジュグジュになってきます。

子宮頚管はどうやってつつくか?

37週を過ぎて主治医が「いつ生まれてもいいよ」と言って下さったら、お腹を張らせて赤ちゃんの頭で子宮頚管を圧迫してもらいます。

だから運動が大事!

効率の良い運動をお伝えしています。

初産婦さん、高齢妊婦さん、冷え症さんは子宮頚管が硬くなりがち。

意識して準備しておかれることをおススメします。

安産のコツ(3)~脱力できるかな?

お産で赤ちゃんが前進するのは、陣痛が来てる時でしょうかインターバルの時でしょうか?

答えはインターバルの時です。

陣痛の時は赤ちゃんも子宮の圧迫に耐えてジッとしています。

インターバルの時に脱力できれば、赤ちゃんはその隙に降りてきます。

ところが、次の陣痛がいつ来るかと身構えて力が入ってると赤ちゃんは降りて来られません。

子宮は不安や恐怖で交感神経が働くと、収縮が強くなって痛みが増す性質があります。

逆に赤ちゃんの降り方が遅くて子宮収縮が効果的に働いてないと察知すると、副交感神経が働いて収縮リズムを遅くしてくれます。

こういう子宮自身のコントロールに任せるには、リラックスが一番だそうです。

sandou-1

(↑出典:DearMomのページ)

リブレでは出産準備の施術の時に、上手に力を抜くための自律神経訓練CDをお渡ししています。

力の抜き方がわからない方も多いですし、できれば力を抜きたい筋肉を意識的に抜いてほしいし、それには練習が必要です。

力が抜けるようになって初めて、何にもない時に力が入っていた自分を発見します。

力が上手に抜けるようになれば、普段の疲れ方がとてもマシになるので、この機会に身につけておくと一生の財産ですよ(^_^)v

安産のコツ(2)~カルシウムを摂ろう

カルシウムというと、ママと赤ちゃんの骨や歯を強くする栄養素ですよね。

でもそれだけではありません。

子宮の収縮にカルシウムが重要なのです。

shikyuryoku

進純郎(しん・すみお)著の子宮力には、子宮収縮のメカニズムが詳しく書かれています。

子宮の筋肉はとても特殊な平滑筋で、心臓と同じように疲れて止まることがない筋肉です。

しかも、鶏卵大から風船大まで何倍も伸び縮みする筋肉は、体のどこにもない。

特殊といえば、普通の筋肉は収縮の時に筋肉内にあるカルシウムを使うのですが、子宮の筋肉は、細胞外のカルシウムをかき集めて使います。

カルシウムの貯蓄にエネルギーを奪われないので、子宮はよけいに疲れにくいらしい。

そのため、出産まで100回以上の陣痛にもかかわらず、最後まで大きく収縮するのです。

しかし体内のカルシウムが少ないと、収縮が弱くなって、出産が長引きます。

赤ちゃんの都合による陣痛微弱もあるけれど、カルシウム不足の微弱は予防したいです。

やはり和食に合うのは小魚。

私の母は姙娠がわかってから、毎日チリメンジャコを食べたと言ってました。

母の子宮収縮は聞き損ねましたが、私は50年以上虫歯になったことがないです。

少々歯磨きが手抜きでも、甘いものを食べても平気。

歯の質がいいそうです。

うちの娘たちも虫歯経験はないけれど、私の方が歯の質は良いと言われました。

娘が3歳くらいの時に「今から小魚を食べさせて、私のように強くなりますか?」

と医師に尋ねたら、

「歯の質は胎児の時に決まる、手遅れ」とおっしゃいました。

子供の歯の質と、子宮収縮のために、カルシウムを摂って下さいね。

適度に日光に当たってビタミンDをつくり、マグネシウム(ナッツ類、海藻類に多い)といっしょに摂るとカルシウム吸収率が上がります。

日焼けがどうしても許せない方は、リブレの太陽光線器に当たりにきてくださ~い(^_^)/

安産のコツ(1)~骨盤底筋を柔らかくする

骨盤底筋群は、文字通り「骨盤の底を蓋する筋肉群」のこと。

尿道と膣を囲む筋と、肛門を囲む筋が8の字につながり、その周りを薄い層状の筋肉がハンモックのように支えています。

bone-teikin

(↑出典:Allaboutのページ)

昔の女性は骨盤底筋が良く伸びたそうです。

和の暮らしは立ったり座ったりを繰り返し、和式トイレや床拭き掃除で自然に伸ばされていたから。

生理のナプキンがなくても経血を漏らさないように締めて、トイレに行ったときだけ経血を出せたとか。

すごいですね。

今の生活は、骨盤底筋を柔らかくする機会も、締める機会もありません(T_T)

だからせめて臨月にはしっかり伸ばして準備しましょう。

そして産後はしっかり締める練習をする必要があります。

お産の時に骨盤底筋が傷ついたり、骨から剥離したりすると、締りが悪くなって将来の尿漏れの原因に。

産後の骨盤矯正が大流行ですが、まずは骨盤底筋を傷つかないように伸びを良くすることです。

赤ちゃんが大きくなりそうな方、前回もそこそこスピード出産だったという方、特にしっかりやっておいてくださいね。

骨盤底筋は、ただ運動で伸ばせばいいってもんじゃないんです。

筋肉というのは、質が硬ければ、無理に伸ばすと切れかねません。

十分にお腹やお尻を保温してください。

三陰交のお灸は、経絡の流れが直接生殖器を温めてくれます。

お灸してからの運動も、効果的ですね。

要は和式トイレスタイルのスクワットなのですが、安産灸ネットワークの出産準備プログラムでは、膝を傷めない工夫や赤ちゃんの産道通過を助ける動きを取り入れています。

37週過ぎて、主治医から「いつ産まれてもいいよ」と言われたら、リブレにご来院ください(^_^)/