枚方の女性鍼灸・不妊・逆子ならレディース鍼灸リブレ(公式)

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枚方公園駅前の女性鍼灸院、レディース鍼灸リブレ。不妊・妊活支援、マタニティ、産後骨盤矯正専門。頭痛、腰痛、坐骨神経痛、更年期等女性一般鍼灸や女性整体にも対応。

院長コラム

予定日超過~1人目が遅れる原因と2人目が遅れる原因はマインドが違います 

臨月になると、体が重いのと待ち遠しいのとで、早く産まれてこないかなぁと思います。

でも37週の検診で、赤ちゃんの位置が下がってなかったり、子宮頸管が硬かったりすると、「運動しましょう」というハンコを押されます。

産院で「歩きなさい」と言われても、なかなか具体的には教えてもらえません。

日1万歩、2時間がめやすです。

一度に2時間も歩けないので、30~60分を朝夕やってもらいます。

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(↑出典:ファイン カイロプラクティックのページ)

よく「幼稚園の送り迎えで子供と一緒に歩いています」と言われますが、これは「運動」ではありません。

「散歩」と「運動」は違うのです。

運動、またはウォーキングというと、速歩で息が上がる程度です。

陣痛の筋肉収縮は、ハードなスポーツレベルですから、筋肉に栄養と酸素を回せるクセをつけておく必要があります。

初産婦さんの予定日超過は、まず運動不足。

こんなにしっかり歩くとは知らなかった!と言われます。

また切迫早産や安静で、37週までをやっとの思いでたどり着いた方は、急に「運動」、「お腹を張らせて」などと言われても、抵抗があります。

思い切って体を動かせないまま大事にした結果、いつまでも子宮口が硬くて、予定日を過ぎてしまいます。

経産婦さんの予定日超過は、「2人目は早まる」という噂を信じて、運動を怠ったパターンが多いです。

経験があるからと、出産をなめてる場合もあります。

だから、食べたいものを好きなだけ食べて、最後に高血圧になってしまったり、赤ちゃんが育ちすぎてしまったり、そのツケは自分に返ってきます。

最近は42週まで待ってくれる産院はまずないです。

胎盤の機能が落ちる前に、促進剤か帝王切開になります。

せっかくトラブルなく妊娠期間を過ごせたのに・・・・と悔しい言葉も耳にします。

「お産は一回一回違う」と言われます。

それは赤ちゃんの魂の個性の違いも反映しているかもしれません。

個性は違っても、ママの方は毎回全力で準備してほしいものです。

安心、安全なお産のために。

余裕を持った育児スタートのために。

腹筋を鍛えておこう~切迫早産を防ぐ

5か月になると、やっとつわりから解放されて、仕事復帰して少し出歩こうかと思っていた貴女。

ところが検診に行ったら「お腹が張ってますね」

「子宮頸管が短くなっているので自宅安静」と言われてしまいました。

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「安静」をなめてはいけません!

「安静」とは、トイレに行くときのみ動く、くらいに考えてください。

もし、今産まれてきてしまったら・・・・

赤ちゃんは1000gくらいの小さな体にチューブをいっぱいつけられてしまうのです。

その現実を想像してみてください。

それは、妊婦さんの腹筋のなさと関係あると思います。

学校を卒業してから運動してないという人が多く、腹筋のないお腹の皮はとても薄いです。

そして、お腹の形は臨月の妊婦さん並みに下がっています。

すごく頑張って歩いた日にお腹が張るのは普通のことだし、少し横になっているとおさまります。

この程度なら問題ありません。

でも、家の中で少し動いただけでお腹が張る、子宮頸管が20mmに近くなってきているとなると危険です。

どうしてもお腹に置いて育ててあげるには、安静と温めと骨盤高位しかないです。

起きないといけない時は、骨盤ベルトや妊婦帯でお腹を支えてください。

妊娠中期をほとんど横になってすごすのが嫌なら、ぜひ腹筋を作っておいてください。

腹直筋の腹筋割れはいらないです。

呼吸でお腹を引っ込める時に使う、深部の腹筋が必要です。

これがサラシでまくのと同じ方向の筋肉を作ります。

もうすでに毎日寝て過ごしているという方!

なんとか37週までお腹の中にいさせてあげてください!

長い妊娠期間でしょうが、朗報をひとつ。

もうすでに赤ちゃんは下がり気味なので、陣痛時間は短いです。

出会える日を楽しみに頑張ってくださいね。

安産のコツ(4)~子宮頚管の熟化

子宮頚管は普段は長さ約4cmのチクワ状で、硬さは鼻の軟骨くらい。

経血や赤ちゃんが出ないように、ギュッと閉じています。

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「子宮力」によると、人間が二足歩行になった時、赤ちゃんが落ちないように子宮頚管が筋肉からコラーゲンに組織変化したらしいです。

コラーゲンは筋肉のようには伸びないので、人間は4足歩行の動物より難産になりました。(T . T)

分娩時は、赤ちゃんの頭がこの部分を通過するのが、一番の難所です。

だから陣痛が始まるまでに子宮頚管の熟化をできるだけ進めておくと、お産の時間がかかりません。

熟化とは果物が熟すイメージ。

果物を柔らかくしたい時には、冷蔵庫に入れず温かい場所に置きますよね。

子宮頚管も同じように、下半身からお腹周りを温めると柔らかくなりやすい。

また、果物は指でつつくとそこからグジュグジュになってきます。

子宮頚管はどうやってつつくか?

37週を過ぎて主治医が「いつ生まれてもいいよ」と言って下さったら、お腹を張らせて赤ちゃんの頭で子宮頚管を圧迫してもらいます。

だから運動が大事!

効率の良い運動をお伝えしています。

初産婦さん、高齢妊婦さん、冷え症さんは子宮頚管が硬くなりがち。

意識して準備しておかれることをおススメします。

安産のコツ(3)~脱力できるかな?

お産で赤ちゃんが前進するのは、陣痛が来てる時でしょうかインターバルの時でしょうか?

答えはインターバルの時です。

陣痛の時は赤ちゃんも子宮の圧迫に耐えてジッとしています。

インターバルの時に脱力できれば、赤ちゃんはその隙に降りてきます。

ところが、次の陣痛がいつ来るかと身構えて力が入ってると赤ちゃんは降りて来られません。

子宮は不安や恐怖で交感神経が働くと、収縮が強くなって痛みが増す性質があります。

逆に赤ちゃんの降り方が遅くて子宮収縮が効果的に働いてないと察知すると、副交感神経が働いて収縮リズムを遅くしてくれます。

こういう子宮自身のコントロールに任せるには、リラックスが一番だそうです。

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(↑出典:DearMomのページ)

リブレでは出産準備の施術の時に、上手に力を抜くための自律神経訓練CDをお渡ししています。

力の抜き方がわからない方も多いですし、できれば力を抜きたい筋肉を意識的に抜いてほしいし、それには練習が必要です。

力が抜けるようになって初めて、何にもない時に力が入っていた自分を発見します。

力が上手に抜けるようになれば、普段の疲れ方がとてもマシになるので、この機会に身につけておくと一生の財産ですよ(^_^)v

安産のコツ(2)~カルシウムを摂ろう

カルシウムというと、ママと赤ちゃんの骨や歯を強くする栄養素ですよね。

でもそれだけではありません。

子宮の収縮にカルシウムが重要なのです。

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進純郎(しん・すみお)著の子宮力には、子宮収縮のメカニズムが詳しく書かれています。

子宮の筋肉はとても特殊な平滑筋で、心臓と同じように疲れて止まることがない筋肉です。

しかも、鶏卵大から風船大まで何倍も伸び縮みする筋肉は、体のどこにもない。

特殊といえば、普通の筋肉は収縮の時に筋肉内にあるカルシウムを使うのですが、子宮の筋肉は、細胞外のカルシウムをかき集めて使います。

カルシウムの貯蓄にエネルギーを奪われないので、子宮はよけいに疲れにくいらしい。

そのため、出産まで100回以上の陣痛にもかかわらず、最後まで大きく収縮するのです。

しかし体内のカルシウムが少ないと、収縮が弱くなって、出産が長引きます。

赤ちゃんの都合による陣痛微弱もあるけれど、カルシウム不足の微弱は予防したいです。

やはり和食に合うのは小魚。

私の母は姙娠がわかってから、毎日チリメンジャコを食べたと言ってました。

母の子宮収縮は聞き損ねましたが、私は50年以上虫歯になったことがないです。

少々歯磨きが手抜きでも、甘いものを食べても平気。

歯の質がいいそうです。

うちの娘たちも虫歯経験はないけれど、私の方が歯の質は良いと言われました。

娘が3歳くらいの時に「今から小魚を食べさせて、私のように強くなりますか?」

と医師に尋ねたら、

「歯の質は胎児の時に決まる、手遅れ」とおっしゃいました。

子供の歯の質と、子宮収縮のために、カルシウムを摂って下さいね。

適度に日光に当たってビタミンDをつくり、マグネシウム(ナッツ類、海藻類に多い)といっしょに摂るとカルシウム吸収率が上がります。

日焼けがどうしても許せない方は、リブレの太陽光線器に当たりにきてくださ~い(^_^)/

安産とは安全・安心なお産のこと

安産のイメージは経腟でスルリと産むイメージですよね。

でも、ママがいくら準備しても、実際は赤ちゃんが産まれ方を決めているようです。

お腹の状態はいいのに逆子が戻らない~と思ったら、赤ちゃんの奥に隠れた部分に筋腫があって、帝王切開した時に一緒に切除してもらえたママがいました。

陣痛が始まってもなかなか降りて来なくて、緊急帝王切開になった赤ちゃんは、頭がママの骨盤より大きくて通れなかったとわかりました。

やはりなかなか降りて来なかった赤ちゃんは、ヘソの緒が2回巻いてたり、ヘソの緒がたった20cmだったりしました。

赤ちゃんは危険を回避するために、産まれる方法、産まれるスピードを決めるんですね。

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安産とは、「ママと赤ちゃんがどちらも元気で初対面できる出産」のこと。

だから、経腟でも帝王切開でも、どっちでもいいじゃありませんか。

高齢のため、経腟より帝王切開の方が体力消耗が少ない、と医師からの提案に従う方もおられます。

母体も赤ちゃんも守られるのなら、その選択は正解です。

親子の絆が産み方で変わるはずもありませんし。

経腟でスルリと産みたいと、ママが努力してきたことは、赤ちゃんはわかっています。

お灸を積み重ねてきた赤ちゃんは、相対的に胃腸が丈夫で育てやすいです。

ちゃんとママからの贈り物(お灸をやってきたこと)に、赤ちゃんは応えてくれてます。

そのように、双方が元気で育児のスタートに立てたことが、安産なのです。

どんな産まれ方でも、安産でした!と胸を張って言っていいよ・・・

これがリブレの願いです。

安産のコツ(1)~骨盤底筋を柔らかくする

骨盤底筋群は、文字通り「骨盤の底を蓋する筋肉群」のこと。

尿道と膣を囲む筋と、肛門を囲む筋が8の字につながり、その周りを薄い層状の筋肉がハンモックのように支えています。

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(↑出典:Allaboutのページ)

昔の女性は骨盤底筋が良く伸びたそうです。

和の暮らしは立ったり座ったりを繰り返し、和式トイレや床拭き掃除で自然に伸ばされていたから。

生理のナプキンがなくても経血を漏らさないように締めて、トイレに行ったときだけ経血を出せたとか。

すごいですね。

今の生活は、骨盤底筋を柔らかくする機会も、締める機会もありません(T_T)

だからせめて臨月にはしっかり伸ばして準備しましょう。

そして産後はしっかり締める練習をする必要があります。

お産の時に骨盤底筋が傷ついたり、骨から剥離したりすると、締りが悪くなって将来の尿漏れの原因に。

産後の骨盤矯正が大流行ですが、まずは骨盤底筋を傷つかないように伸びを良くすることです。

赤ちゃんが大きくなりそうな方、前回もそこそこスピード出産だったという方、特にしっかりやっておいてくださいね。

骨盤底筋は、ただ運動で伸ばせばいいってもんじゃないんです。

筋肉というのは、質が硬ければ、無理に伸ばすと切れかねません。

十分にお腹やお尻を保温してください。

三陰交のお灸は、経絡の流れが直接生殖器を温めてくれます。

お灸してからの運動も、効果的ですね。

要は和式トイレスタイルのスクワットなのですが、安産灸ネットワークの出産準備プログラムでは、膝を傷めない工夫や赤ちゃんの産道通過を助ける動きを取り入れています。

37週過ぎて、主治医から「いつ産まれてもいいよ」と言われたら、リブレにご来院ください(^_^)/

 

 

足りないおっぱい出過ぎるおっぱい

昨日は東京助産師会館に行ってきました。

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乃一洋美さんの講演会です。

助産師さんで鍼灸師になられた草分け的な方で、お産の現場にお灸を導入された方です。

助産師さん向けの講義でしたが、妊婦さんの体質別の施術方針を学べました。

私は産後の方の施術をさせていただきますが、おっぱいに関しては妊娠前~妊娠中の準備が重要になります。

とはいえ、赤ちゃんに毎日おっぱいをあげながら何とかするしかありません。

おっぱいケアをしてくださる助産師と共に、ママの体の立て直しをお手伝いします。

足りないおっぱいは気の停滞か、体の弱り、お産の出血多量が原因。

気の停滞は体の変化が速いのですが、消耗性の場合はやっぱり三陰交の自宅施灸が立ち直りをサポートしてくれます。

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今まで苦戦していた出過ぎるおっぱい。

余ったおっぱいを搾乳しないと、すぐにカンカンになって乳腺炎に・・・

このタイプの体質を教えていただき、希望が見えました。

脂っこいものや甘いものを食べ過ぎるとか、いつも量を食べ過ぎる癖によって、体に痰湿が溜まっている状態。

鍼で痰湿を取りながら食養生するといいようです。

早く困っている方のお役に立ちたいなぁ!

安産灸の目的

「妊婦さんにお灸」というカルチャーは雑誌たまひよなどで紹介されて、随分広がってきたようです。

数年前には中山寺でチラシを渡しても「お灸?!」と笑ってはった妊婦さん達が、最近は「チラシくださ~い」と声かけてもらえるようになりました。

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チラシには「ポコンと産まれる元気な子」と書いているので、みなさん「ポコンとやてー!(笑)」と反応してくれます。

お灸だけでポコンといく訳ではないんですけどね。

お灸をしていると、産ませてもらう気分から、自分で「いいお産にしたい」という気持ちに変化していきます。

それこそが、安産灸ネットワークのめざす自立した出産、育児につながる出産なのです。

自分でお灸をして生活習慣を整えて出産に臨んだママは、出産時に自分の力を信じることが上手なように感じます。

毎日お灸をしていると、体の変化に敏感になって、お灸の効果もからだのあちこちに感じるようになってきます。

「足が温もる」から「お腹が温もる」「体の芯がほっこりする」とか、「胃がすっとする」「足のだるさがとれる」とかわかるようになります。

だから未病の段階で治すことができる体になっていくのです。

人にお任せでなく、手間を惜しまず、自分でお灸することで得られる多くの財産を、ぜひ受け取ってほしいです。