枚方の女性鍼灸・不妊・逆子ならレディース鍼灸リブレ(公式)

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枚方公園駅前の女性鍼灸院、レディース鍼灸リブレ。不妊・妊活支援、マタニティ、産後骨盤矯正専門。頭痛、腰痛、坐骨神経痛、更年期等女性一般鍼灸や女性整体にも対応。

院長コラム

安産灸ネットワークで使うお灸~なぜカマヤミニ・マイルドなのか?

三陰交は子宮を経絡を通じて温めます。

他のツボにお灸をするときも、温め作用を意識することが多いです。

(熱をもって熱を制すこともあれば、気の不足を補うこともありますが)

安産灸ネットワークでは自宅でしてもらうお灸としてカマヤミニをおススメします。

(ピンクは安産灸ネットワークオリジナル!)

理由は直径が大きいことと、筒の中の温度がやさしいこと。

三陰交は3つの経絡が交わるようなツボですから、もともと大きなツボです。

ツボの範囲内で、一番効くポイントを探して印をつけますが、ツボは毎日微妙に動いています。

だからお灸の直径が大きいと、ツボから外れることが少なくなります。

また、足のむくみが出ていると、皮膚感覚が鈍って火傷しやすくなります。

施術時には、安全のために、どのタイミングで取れば火傷しないかを、感覚的に覚えてもらいます。

カマヤミニは最高温度が低いのです。

つまり、火傷せずに長く皮膚に置いておくことができ、熱もたくさん入るという訳です。

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左はカマヤミニで、右がせんねんきゅう。

他のメーカーの台座灸はほとんどがせんねんきゅうタイプです。

どれだけ直径ともぐさの量が違うか、わかって頂けると思います。

でも、熱さの加減と毎日正確にツボをとる技があれば、他のメーカーでも効果は出ると申し添えておきます。

足のほてり~汗だくの季節は要注意!

妊婦さんにとっては暑くて辛い季節になってきました。

上半身が暑いので、下半身の冷えに気付かない…

ふくらはぎや内ももが冷えてる方に、「レッグウォーマーして寝てます?」と聞くと、「足がほてってレッグウォーマーをしてられない」とのこと。

原因は汗のかき過ぎです。

汗がたくさん出ると、血液中の水分が減って、血液が濃くなります。

貧血検査では優秀な値ですが、実際の血液量は少なめなので、暑いとすぐに体温が上がり、微熱状態になります。

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だるい、眠い、でも熟睡感ない、みたいな体で結構しんどい。

かと言って水分をとっても、すぐ尿として出てしまう体質なので、汗をかかないようにするのがベストです。

三陰交のお灸は、そんな体質を改善してくれます。

時には照海というツボを使うときもあります。

妊娠中は「もったいない」と言わずに、エアコンかけましょうね。

そしてくつ下、レッグウォーマーをつけてくださいね。

産後も服装はマタニティで~身軽になっても油断しないで

マタニティでリブレに来て下さった方には、できるだけ入院中にお見舞いに行きます。

(最近は感染症対策でお見舞い不可の病院が増えました)

赤ちゃんの顔を見せてもらうのが、私の一番の喜びです。

でもほとんどのママさんが裸足にワンピース姿(涙)

病院は赤ちゃんに合わせて温かくしてあるので、つい安心してしまいますが、足は冷えてます(>_<)

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女性が一番冷えに入られやすいのはいつか、知っていますか?

生理中か生理直後です!

体に貯めこまれていた経血が動き、子宮口が開く時、下からの冷えが襲います。

その巨大バージョンが出産!

となると、やはり下半身はパジャマのズボンをはいてレッグウォーマーです。

産後直後からやむなく仕事をして、二人目不妊で来られた方の三陰交のツボは、触ると吸い込まれそうなほど冷えて、凹んでいました。

子宮機能が落ちて、子宮が固くなっている感じでした。

産後も三陰交のツボは大活躍します。

子宮の収縮を促し、産後の血液増産を手伝って、母乳のためのホルモンに働きかけます。

だから妊婦の時と同じ服装でいる方が、産後の回復が早いです。

赤ちゃんのことに精一杯で、自分を顧みることを忘れがちですが、たまには自分の足を触って、冷えていないか確かめてください。

冷えていたら、ぜひ三陰交にお灸をして、レッグウォーマーをかぶせてくださいね。

帝王切開した方の産後ケア~焦らないでも大丈夫

初めての手術に傷の痛み、眠れない夜を過ごされたことと思います。

翌日から歩いたり、赤ちゃんのお世話したり、休ませてはもらえません。

経腟分娩された方は、おっぱいも順調だと聞くのに、私の授乳はうまくいかないなぁと悩まれているかもしれません。

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でも心配はいりません。

帝王切開ではママの体の修復にエネルギーが使われるため、授乳にまわるエネルギーは数日遅れます。

たった数日なので、入院中は遅れを感じますが、退院後は追いつきます。

母乳は産後1ヵ月くらいでペースができればいいんです。

また帝王切開でいいこともあります。

  • 骨盤が開いてないこと。
  • それに伴う筋肉ダメージもないので、尿漏れなどの心配がない。
  • 出血量はコントロールされて、産後貧血になりにくい。
  • 胎盤などがきれいに剥がされるので、子宮がきれいに戻る。
  • 会陰切開や痔などの辛さを引きずらない

自信を持って子育てに臨んでください。

1つだけ気を付けてもらうことは、経腟分娩の方のようにお腹を締め付けないこと。

手術のあとの癒着を防ぎたいのです。

腹帯は傷の保護と考えてください。

お腹を締めるのは、産後1ヵ月検診のあとでも十分間に合います。

それまでは、できるだけ身の回りのことと赤ちゃんの世話だけして、無理しないでね。

帝王切開が決まっている方の出産準備~緊急帝王切開にならないために

帝王切開の日程が決まった方は、その日までしっかり赤ちゃんをお腹の中で育てることが一番大切なことです。

医師は、赤ちゃんの大きさや、胎盤の状態からベストの日を設定されますから、それまでに陣痛がついたり、破水したりしないように気をつけましょう。

陣痛や破水から始まると「緊急帝王切開」の扱いになって、リスクが増えます。

安全・安心な帝王切開を迎えるために、次のことを心がけてください。

 

  1. お腹が張ったら休む
    直前になってくると、生理的にお腹がはるのは仕方ないことです。
    でも張ったまま動き回っていると、破水の危険が!できるだけ座るか横になって、張りがおさまるのを待ちましょう。
    遠出も避けてください。
  2. 引き続き温める
    赤ちゃんに快適な環境を整えることは、産む方法に関係ありません。
    羊水は37℃ですから、それを保てるように温めて、飲食にも気をつけて。
  3. できるだけ血液を増やしておく
    これも引き続きの貧血予防。
    「まごわやさしい」の食事で赤ちゃんには栄養を、ママは太らないように。
    血液を増やしておくのは、手術後の回復を促し、おっぱいの出を良くします。
  4. おっぱいの手入れはお風呂につかっている時に
    母乳で育てたい方は、おっぱいを開通させておきましょう。
    乳首のかすを取り、乳首とおっぱいの基底部(つけね)を柔らかくしておく。
    おっぱいを触るとお腹が張りやすくなるので、必ずお風呂で温もっている時に。
    それでもお腹が張ってきたら、そこでやめましょう。

 

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帝王切開の方は、家族が予定を立ててサポートしてくれる利点がありますよね。

どうぞ安心してお産に臨まれますように・・・

皆既月食は満月~月の満ち欠けと出産の関係

今日は皆既月食。

大阪では曇って見えなかったです(泣)

今晩、陣痛が始まった妊婦さんはいるのでしょうか?

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柳哲雄『潮汐・潮流の話』創風社出版によると、満月に出産が多いと言えるほどの差はないそうです。

私の経験では、出産と満月の関係はわかりませんが、月が満ちてくる14日間は、お灸をしたことによる体の変化が強くなり、

月が欠けていく14日間は、体の変化の度合いが少し弱まる印象です。

つまり、満ちていく期間に早く産みたいと努力されると、結構うまくいき、欠けていく期間だと、努力が実を結ぶまでに、少し時間がかかるような気がします。

これとは別に、きちんと調べれば有意な差が出るのでは?と思うことがあります。

それは「満潮時刻に陣痛が始まる」ということ。

副交感神経がはたらく夜に陣痛は始まることが多いですが、詳しくみると満潮時刻前後ではないでしょうか。

その後の出産までの過程は、産道の硬さ、陣痛の強さ、赤ちゃんの大きさなど条件は様々ですが、陣痛スタートは赤ちゃんがホルモンを出してくれるので、あまり諸条件に左右されません。

赤ちゃんは、月の引力を感じているのかもしれませんね。

予定日が近いママさん、こんなことをちょっと頭において、陣痛開始の予測をされては?

逆子が戻らない!~羊水が少ない時

産科で習った逆子体操は何度もやっている、お灸も続けている、冷えない服装もばっちり!でも逆子のまま・・・・

こんな時は赤ちゃんが、「逆子でいるほうが楽」、「お腹を切ってもらうほうが安全」、と判断しています。

一番多いのは、羊水が少ないパターン。

といっても病的な範囲ではなくて、主治医からは何も言われないか、「ちょっと少な目だけど様子みようか」という程度です。

自覚的には、周りから「お腹小さいね」と言われてたり、お腹の上から赤ちゃんがはっきり触れたりします。

胎盤画像

羊水は赤ちゃんの代謝産物ですから、

  1. 胎盤が少し小さ目だった
  2. 胎盤の端にヘソの緒がついている
  3. 胎盤への血流が少し弱かった

などの理由が考えられます。

三陰交へのお灸を始めると、小さかったお腹が急に2週間くらいで大きくなった方がいました。

確か30週で腹囲75cm、赤ちゃんも成長曲線の下限だったのが、32週で腹囲80cm超え、赤ちゃんも安心な大きさになっていました。

お腹を温めることで、ママも赤ちゃんも代謝が上がったのでしょうか。

羊水が少なめなら、優先順位は逆子の戻しではなく、赤ちゃん自身の成長と赤ちゃんが安全な羊水量の確保です。

34週あたりからは誰でも羊水が減ってきます。

羊水が減ってくると、医師は早く赤ちゃんを出そうとされます。

だから1日でも長く、お腹の中でしっかりと育ててほしいです。

そのために保温と休養をとって、

羊水を減らさずに赤ちゃんに栄養を送ってあげてください。

お灸も胎盤に血流を送るお手伝いをします。

赤ちゃんの生命力アップを願って。

(湿布のモーラステープは妊娠後期に貼ってはダメだそうです。羊水が減る副作用のため)

妊婦さん5か月に入っても運動しないで

~「安全な時期」がない時代」~

以前は5ヶ月に入ったら、「安全な時期に入りました。動きなさい」と言われたものです。
親の世代は、自分の時の感覚で「大事にばかりしているとお産が大変よ」と言ってきます。
でもちょっと待って!最近のお医者様は、体のしっかりした妊婦さんに対してしか(赤文字)「動きなさい」と言いません。
「運動しなさい」とおっしゃる時期も、正規産に入る37週以降になってきました。
妊婦さんの方では、本格的にお腹が大きくなって動きづらくなる前に、買物や友人とのランチを済ませておきたいと、つい予定満タン。
連日お出かけして、うろうろ歩き回っていると・・・・出血した!切迫早産で入院って言われた!とびっくりすることになります。

腹痛

ほとんどは自宅安静を守っていると、事なきを得ます。
その際の注意点

  1. 安静はトイレに行く以外は横になってゴロゴロしておく
  2. 何度も骨盤高位する(特に子宮頸管が短いと言われた方)
  3. 目を休める(パソコン、携帯は特に疲れます)
  4. 骨盤ベルトの高さにさらしを巻く
  5. 下半身を温めて、とにかくお腹を張らせない

子宮頸管が25mmくらいになると、安静と入院が推奨されます。
家ではどうしても安静になる環境がない、という人は入院させてもらってください。
ここは無理するところと違います。
この時期に運動しておかないとお産がしんどいのに・・・と焦る必要はありません。
安産灸で子宮周りが柔軟になっていれば、運動は臨月に入って集中して行えば間に合います。
だがら5か月になっても、1日に複数の用事を入れたり、連チャンでお出かけしたりするのは控えてください。
お腹が張るのは、母体の疲労のサインでもあります。
予定は休み休みこなしてくださいね。

妊婦さんのむくみ~甘く見てはいけない2つの場合

妊娠中はエストロゲンというホルモンが、体に水をためようとします。

胎児に血液を供給するために、血液が平常時の1.4倍になるので、血液中の水分が増えます。

羊水はもちろん、胎児を守るために筋肉も水分を含んで、柔らかいクッションを作るのですね。

体重増加による運動不足とか、座った姿勢の圧迫増加とか、足に行った血液が戻りにくい条件も増えます。

こういう生理的なむくみのほかに、注意しなければならないむくみがあります。

妊婦さんの休息
(↑出典:生活の木ページ)

 

  1. 貧血によるむくみ
    貧血になると、心臓はいつも以上に負担をかけながら、全身に新鮮な血液を送り届けようとします。
    それが長期間続くことによって、下半身などに血液が溜まるようになってきて、結果的にむくみが発生しやすくなってしまいます。
    貧血が原因でむくみが生じているときには、息切れ、動悸、疲れやすい、疲れが抜けない、ふらふらするなどの症状も一緒に現れるパターンが多いです。
    貧血はママにも胎児にも酸素と栄養が届きにくいので、どちらも疲れやすく、赤ちゃんの成長にも関わってきます。
    出産の際には、陣痛微弱の原因の一つであり、出血過多の原因にもなります。
    できるだけ早い時期に、貧血を解消してください。
  2. 塩分の摂り過ぎによるむくみ、急な体重増加によるむくみ
    妊娠中は普段より体の水分が多いため、水分をろ過する腎臓はフル回転。
    だから塩分は妊娠前より控えないと、腎臓のポンプ作用がうまくはたらかないのです。
    1ヵ月に1キロの体重増加ならOKですが、体調がよくてうっかり食べていると、すぐに1ヵ月に2キロくらい増えてしまいます。
    体重増加には、水分増加も伴うので、同じ理由で腎臓に負担がかかります。
    特に「1週間くらいで急にむくんだ」という場合、妊娠性高血圧の予備軍の可能性があります。
    妊娠性高血圧は、出産時に命にかかわることもある、危険な症状です。
    くれぐれも「まごわやさしい」の食事をとり、急な体重増加を防いでくださいね。

三陰交にお灸をするとどんなイイコトがある?~東洋医学的考察

安産灸に使うツボは三陰交(さんいんこう)だけです。

三陰交はどんな作用をもつツボか、説明します。

三陰交とは、3つの陰の経絡が交わる(接近する)ところ、という意味です。

陰の経絡とは、内臓につながる気の通り道のこと。

つまり、胃腸機能、膵臓機能につながる脾経

血を蓄えたり気をのびやかに巡らせる肝経

生殖や体のエネルギーの強さを表す腎経の3つに影響を与えられるツボです。

身体つぼ画像
(↑出典:イトーレーター倉敷ページ クリックすると拡大します)

3つの経絡は接近したり離れたりしながら、足の親指まわりから内くるぶし、内股を上がってきて生殖器、子宮に入り、それぞれの臓腑に流れていきます。

だから安産灸として、子宮を温めるのが最大の役割。

 

脾経のツボとしての役割は、

メインは

消化吸収機能向上、長引くつわり改善、赤ちゃんの胃腸が強くなる

水分コントロール機能として、むくみ取り、雨の日の不調改善、鈍く重い頭重感を改善

血を作る・増やす機能として、貧血予防と改善

心とのつながりから、ホルモンの影響による感情のゆらぎを改善

 

肝経のツボとしての役割は、

イライラをしずめて気血をのびやかにする、お腹の張り改善

血を蓄えたり分配するが、特に目に血を補って疲れ目を改善

脳内に入って、ホルモンの調節。(子宮収縮、乳汁分泌)

 

腎経のツボとしての役割は、

ズバリ生命力向上、代謝促進

強い冷えの改善、老廃物の排出。

いろいろ書きましたが、難しいことはわからなくても、「三陰交はなんだかたくさんの効能があるツボだなー」

と思いながら安産灸をしてもらえたら十分です。